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オープニング映像。
今回の舞台は宮城県栗原市。トレッキングが楽しめる栗駒山や栗駒温泉郷が人気の街には、かつて「くりでん」の愛称で親しまれた「くりはら田園鉄道」が16年前まで走っていた。残された線路を頼りに石越駅から細倉マインパーク駅へと向かう。移動手段は2人でペダルを漕ぐレールバイク。
主に栗原市の田園地帯を走っていた、その名も「くりはら田園鉄道」。廃線後は一部が農道になっており、レールが途切れている所は約80キロのレールバイクを移動させる必要がある。
若柳駅には調度品や時刻表など、くりはら田園鉄道の遺産が多く残されていた。「くりでん」は地元の名士・中村小治郎が東北本線から離れている栗原市を思い、現在のJR石越駅と結ぶ鉄道をと構想したことがきっかけで敷設されたという。一行は農産物直売所で昼食を摂った。
大岡小前駅の近くに大岡小学校を発見したが、売りに出されていた。栗原市役所に問い合わせると、活用しようと販売を進めたが、現在は受付を終了しているとのこと。1873年に開校して、10年前に役目を終えた。今後再整備して再販する可能性がある。
大岡駅に到着したところ、地元警察から防災無線で熊が出たとの放送が。しかし地元の人は平然と農作業をしており、沿線にはひとめぼれが育っていた。沢辺駅を通過して先へと進む。
スタートから9時間以上を要して栗駒駅に到着。アートインすがわらに宿泊することが決まり、近くの焼肉店で1日目の旅を終えた。
旅は2日目の朝。一行は8年前にオープンした「かいめんこや」に立ち寄り、タコライスを楽しんだ。かつての薬屋を改装した店内は趣があり、商店街の活気に一役買っている。
1951年に田町駅として開業した栗原田町駅に到着。さらに先を目指す一行だが徐々に緑が深くなり、レールが途切れていた。
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- 栗原田町駅
栗原田町~尾松駅は山を切り通して線路を敷設した区間で、レールバイクは通行できない。レールはほとんど草で覆われ、道なき道を進んで尾松駅へ。栗駒駅で「あと3駅」と聞いて鶯沢駅に到着するが次の駅までは2キロ以上あり、終点ではなかった。しかし、地元の商店に聞くと「あと2駅」で旅が終わることが判明。
歩いて2キロ以上先の鶯沢工業高校前駅に向かい、5年前に閉校した鶯沢工業高校を確認しながら石碑を確認。しかし次の駅は「細倉マインパーク前」ではなく「細倉」となっていた。緑をかき分け、封鎖されたトンネルを迂回して向かうと、33年前まで終着点だった細倉駅に到着。細倉マインパークの開業によって延伸されたという。最後の200メートルはレールバイクで向かう。
2日間で25.7キロ、18時間近くに及んだ旅は細倉マインパーク前駅で終了。番組の第3弾について貴島明日香は「頑張ってください」と笑顔を見せた。
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