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オープニング映像。
出演者が挨拶をした。高階さんは「この時間は天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会の3回戦16試合をダイジェストでお伝えします」、中村さんは「天皇杯はカテゴリが違うチーム同士の一発勝負で、独特の空気感での試合が繰り広げられます」などと話した。
高知ユナイテッドは3回戦で横浜FCと試合をする。Jリーグを目指す高知メンバーの多くは、20代前半のアマチュア選手で、限られた環境で切磋琢磨し努力を重ねている。クラブ発足からプレーしている横竹翔(33)は、のJリーグで培った経験を若い選手に伝えている。午前の練習を終えると、選手たちはそれぞれの職場で仕事をする。中には幼稚園で園児の世話をサポートする選手もいるという。高知の寮母の山本志穂美さんは、アスリートフードマイスターの資格を持っており、食事面で選手をサポートしている。そして、横浜FCとの試合当日、高知は攻めの姿勢を崩さず、高野の初ゴールなどで1-0となり、勝利をした。
ヴェルスパ大分は2回戦、J2・大分トリニータを倒すジャイアントキリング。大分ダービーのヒーロー・中村真人選手に話を聞くと「普段サッカーやってるというとトリニータと言われるが、ヴェルスパと言うと『(トリニータに)勝ったチーム?』と言われるようになり、試合がきっかけで(ヴェルスパが)知られている」と話す。Jリーグ入を目指すヴェルスパにとって大切なものは地域との絆。街ではヴェスルパへの期待や人気が少しずつ広がっている。チーム名は温泉の「スパ」から名付けられた。選手たちはよく温泉施設を利用している。この日も中村真人選手は入浴した。中村選手は「ヴェルスパはサッカーしながらが仕事もしている選手も多い。サッカーと仕事の切り替えは難しいが、温泉に入ることでリセットされる。クリアな状態でサッカーと仕事に臨める。ゆっくり浸かれて癒やしてもらえるという(温泉)施設が無料で使えるとなると選手としては毎日行けるので本当にありがたい」などと話す。地元の期待に答えたいとの思い出J1との戦いに挑む。
北海道コンサドーレ札幌vsヴェルスパ大分。ヴェルスパの地元・大分で行われた一戦。この日、中村真人はベンチ外。決戦に挑むメンバーに勝利への思いを託した。1点を追うヴェレスパは前半38分、キャプテン・篠原を起点にパスを繋ぐ。左サイドからチャンスメイク、FW・中野匠がシュートを決める。追いついたヴェルスパだったが、前半終了間際にペナルティーキックを決められる。また、後半11分には福森にも点を奪われ2点を追う展開となる。それでも後半15分、中野匠がこの試合2得点目で1点差に迫る。勢いが増すヴェルスパは次々コンサドーレゴールに迫る。しかし後半40分、GK・姫野がレッドカードをくらい、交代枠を使い切っていたためフィールドプレーヤーの中村勇太がGKを務めることに。その直後、コンサドーレ・出間思努にゴールを決められる。ヴェルスパは善戦及ばず3回戦敗退。中村真人選手は「中村憲剛さん、とてもお風呂がお好きだとお聞きしました。大分は有名な温泉がいっぱいあるのでぜひ大分に起こし下さい」とメッセージを送った。中村憲剛さんは「決定機は作れていたので(最後の決定力が)差なのかなと。そういうところを詰めていきたい。でも基準が見えることがすごく大事なので、この戦いは負けてはしまったが大きな経験になったと思う」などとコメントした。勝利したコンサドーレ札幌は5年ぶりの4回戦進出となった。
横浜F・マリノスvs町田ゼルビア。前半5分、パスをつなぐF・マリノスに対しゼルビアは高い位置から守備をしかける。ミッチェル・デュークが決めて先制。さらに前半終了間際のゼルビア、こぼれ球をつないで布施谷翔が決める。プロ初先発、初ゴール。後半もゼルビアペース。後半22分、布施谷がボールをおさめて展開、最後は平河悠が決めて3-0とする。後半34分、再び平河悠が決めて4-0。J1王者を圧倒する。シュート2本に抑えられたF・マリノス、後半39分、頭で合わせた宮市亮が1点をかえすが反撃もここまで。横浜F・マリノス1-4町田ゼルビア。試合後に布施谷選手に話を聞いた。布施谷選手は「自分たちもこんなに点が入るとは思っていなかった。失うものも無いので思い切っていけました。ドキドキしながらやってたけどゴールしたときの歓声がうれしくて爆発しちゃいました。自分たちのやりたいサッカーをつらぬいてやりたい」などと述べた。中村さんは「両チームのスタイルが合致した。分析した上でハイプレス、それがキックオフからハマって自分たちのやりたいことをやって勝ちきった」などと述べた。
第103回天皇杯・3回戦。J1:鹿島アントラーズvsJ2:ヴァンフォーレ甲府。前回大会の準決勝と同一カード。連覇を狙うヴァンフォーレは、山本英臣が先発。アントラーズ・岩政監督は“前のめりになりすぎない”と選手を送り出した。試合は両チーム無得点で迎えた後半6分、ヴァンフォーレ甲府がフリーキックからのこぼれ球に野沢陸が決め先制。アントラーズは17分、広瀬のクロスに垣田があわせ同点。試合は延長戦でも決着つかず。PK戦となり鹿島アントラーズ10PK11ヴァンフォーレ甲府で、アントラーズは前回大会の雪辱ならず。ヴァンフォーレ甲府が4回戦進出。憲剛さんは「前回大会優勝した経験値がPK戦にも、みんなが勝つと信じてやった結果がよく出ていたんじゃないか」などとコメントした。
サガン鳥栖vs.ロアッソ熊本。2-2で迎えた後半17分、サガンは20歳の横山歩夢のゴールで勝ち越し。ロアッソは後半終了間際に途中出場の17歳の道脇豊のプロ初ゴールで同点に追いつく。延長前半5分、ロアッソは再び道脇が決勝ゴール。サガン鳥栖3-4ロアッソ熊本。
サンフレッチェ広島vs.栃木SC。後半9分、栃木は大島康樹がPKを決め先制。サンフレッチェはチャンスを作るが得点できず。後半アディショナルタイム、栃木は西谷優希がゴール。前回大会に続いてJ1を破った。サンフレッチェ0-2栃木SC。
天皇杯アンバサダーを務める三笘薫選手に天皇杯の思い出を聞いた。最も記憶に残る天皇杯は?三苫選手は「川崎の時の優勝した試合(川崎vs.G大阪)」などと話した。この試合では自身のゴールで初優勝に導いた。三苫選手は「天皇杯は自分の大会なんじゃないかっていうぐらいいつもより点を取れるイメージがはありました」などと話した。天皇杯で得た自信を棟にこの年、日本代表に初選出。今や海外でも注目を集める存在に、その進化は止まらない。
中村さんは「感慨深いですね。現役ラストマッチだったので三苫選手の決勝ゴールで優勝させてもらった鮮明に覚えている試合。最後の試合だったので思うところもあったし、最後2位で終わるのと優勝して引退するのと全然自分のキャリアは違ったと思うので天皇杯はフロンターレ史上初めて取れたタイトルでもあったし心置きなく次のステージへ行ける試合だった。」などと語った。2000年の元日79大会決勝でのストイコビッチ選手のゴールについて中村さんは「僕当時大学1年生だった。そのあとプロになると思っていなかったので、観る大会だと思っていたし実際に自分がそのあとプロになって元日決勝も2回経験して。本当に決勝戦って独特の雰囲気。その中でこのゴール。ストイコビッチ選手は異次元だなと改めて思う。」などと話した。
FC東京vs.東京ヴェルディ。公式戦では実に12年ぶりの対戦。1万7000人を超える観客が詰めかけた東京ダービー。両チームのリーグ戦での対戦成績は互角。前半20分のFC東京はパスをつなぎ攻め込む。塚川のミドル。ヴェルディは後半23分、ユース所属の白井亮丞を投入。その直後、ヴェルディのコーナーキックに合わせたのはその白井。その後は共に無得点。延長戦でも決着が付かずPKへ。先行はFC東京。一人目は松木がゴール。対するヴェルディの一人目の北島もゴール。その後も8人目まで互いに成功。迎えた9人目。FC東京は東が成功。ヴェルディは千田が失敗。PK戦の激闘の末FC東京がライバル対決を制した。FC東京1(9PK8)1東京ヴェルディ。
ヴィッセル神戸×ジュビロ磐田のヤマハスタジアムでの一戦。優勝争いのヴィッセルは前半4点。後半36分ジュビロの古川陽介が決めるも反撃もここまで。ヴィッセル神戸5-2ジュビロ磐田。名古屋グランパス×ベガルタ仙台。延長前半9分、グランパスがボールを奪う。マテウスカストロが先制。反撃にでるベガルタ仙台は菅原龍之助が同点へ。試合はペナルティキック戦。グランパスは5人が成功。仙台の5人目は蜂須賀だがとめたグランパスが勝利。名古屋グランパス1(5PK4)-1ベガルタ仙台。
浦和レッズvs.モンテディオ山形。モンテディオは試合開始直後イサカ ゼインが狙う。前半は西村慧祐がコーナーからのチャンスをいかせない。後半19分、レッズの伊藤敦樹が突破し失点。浦和レッズ1-0モンテディオ山形。
セレッソ大阪×大宮アルディージャ。前半は無失点だが後半は立て続けにセレッソが得点。アルディージャは後半40分、芝山が1点かえすも敗戦。セレッソ3-1大宮。中村憲剛はスタジオで4チームについて勝ちきったゲームだったなどとトークをした。
川崎フロンターレ×水戸ホーリーホック。フロンターレは後半22分までに2点をマーク。36分ホーリーホックの寺沼星文が1点。アディショナルタイムでフロンターレ高井がクリア。川崎フロンターレ2-1水戸ホーリーホック。
柏レイソルvs.徳島ヴォルティス。柏レイソルは後半5分、真家英嵩がこの試合2得点目を上げた。ヴォルティスは得点を奪えず敗退。柏レイソル2-0徳島ヴォルティス。
湘南ベルマーレvs.ファジアーノ岡山。ファジアーノはシュートの数でベルマーレを上回るもゴールを奪えず。ベルマーレは後半43分、石井久継の追加点で勝利した。湘南ベルマーレ2-0ファジアーノ岡山。
アビスパ福岡vs.FC岐阜。前半39分、FC岐阜の羽田一平がプロ初ゴールし先制。追いかけるアビスパは後半39分に佐藤凌我の同点ゴール。延長後半10分にはドウグラス・グローリによりアビスパの逆転勝利。
カターレ富山vs.アルビレックス新潟。カターレは後半13分、松岡大智のロングシュートで同点とする。勢いに乗るカターレは後半33分、松岡がこの試合2点目を決め逆転に成功。しかしその4分後、アルビレックスは太田修介により同点とする。延長前半5分、アルビレックスの太田がゴール。カターレ富山3-4アルビレックス新潟。