- 出演者
- 日村勇紀（バナナマン） 設楽統（バナナマン） 劇団ひとり
超次元能力者・ジャッキー・デニソンさんは、人が使う物や場所に残留するとされる感情などの思念「残留思念」から持ち主の気持ちを探ることができる。映像や匂いまでも感じ取ることができるという。今回ジャッキーさんは近藤勇、土方歳三のミステリーに挑む。
オープニング映像。
設楽は「こういう能力はあるとは思ってるけどこの人がそうなの？っていう」と話した。劇団ひとりは「最初は懐疑的だったが前回番組で見たときにあまりにもすごかった」と話した。
劇団ひとり、高橋英樹、ハシヤスメ・アツコは京都にやってきた。歴史研究家の伊東さんにも同行してもらう。新選組は幕末に治安維持のために結成された集団。
まずは土方歳三に関するミステリー。土方の姉・のぶが嫁いだ佐藤彦五郎の直系の子孫、佐藤福子さんから「土方がどこで亡くなったのか」とのの依頼。土方は函館の地で戦死したと伝えられるが、戦死した場所や埋葬場所を示す正式な記録は残されていない。ジャッキーさんがこのミステリーに挑む。「佐藤彦五郎 新撰組資料館」を訪れ、土方本人から預かったという本人の写真から残留思念を感じ取った。ジャッキーさんは殺害された、お腹に燃えるような熱さを感じた、「X」と「I」の文字や城壁が見えるなどと話した。伊東さんは土方は一本木関門で馬に乗って立ち止まり腰の下を撃たれて戦死したと伝わっていると話した。
土方本人から預かったという本人の写真から残留思念を感じ取った。「X」と「I」もしくは11の文字などと話した。土方は5月11日に亡くなっていた。続いて土方の義兄・佐藤彦五郎の自宅兼道場の日野宿本陣を訪れ、残留思念を感じ取った。ジャッキーさんは誰かが急いでここに駆けつけた気がすると話した。土方の小姓を務めた市村鉄之助が遺品を持ってここまで帰ってきたという。ジャッキーさんは愛刀「越前康継」からも残留思念を感じ取った。子どもへの愛情を感じたと話した。土方が形見として彦五郎の息子、佐藤源之助に譲った刀だった。さらにジャッキーさんは髪の毛が残っていると思うと話した。
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土方が形見として佐藤源之助に贈った刀からジャッキーさんは残留思念を感じ取り、髪の毛が残っていると思うと話した。土方歳三の小姓を務めていた市村鉄之助に写真、遺髪、手紙、300両を持たせて姉に届けるよう託していたという。佐藤福子さんは髪の毛は展示することなく佐藤家で保管していたのにジャッキーさんがそう感じたのがすごいと話した。後日、伊東さんが遺髪について独自調査。遺髪を記す書物が土方が稽古に出向いていた小島鹿之助の道場跡の資料館に残されていた。
土方歳三はどこで戦死したのかについて調査。手がかりを探るべく最後の戦地とされる函館市に向かった。説1つ目は一本木関門、説2つ目は鶴岡町、説3つ目は異国橋と諸説ある。まずジャッキーさんは一本木関門跡で残留思念を感じ取り、右足に違和感を感じた。土方は宇都宮の戦争で右足の指を撃たれ、最後までその怪我を引きずった。さらにジャッキーさんは後ろから前に突き抜ける痛みを感じると話した。土方は一本木関門で立ち止まり兵士たちを先行させているところを撃たれたのではと言われている。瀕死で戻った新選組隊士から聞いた話を佐藤彦五郎が記したメモには「5月11日に朝10時 土方討死」と書かれているが、ジャッキーさんは撃たれてから亡くなるまでかなり時間が経っているように感じると話した。
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土方歳三はどこで戦死したのか。もう1つの候補地である鶴岡町へ向かっていると、途中でジャッキーさんが土方のエネルギーを感じた。目印のない一般道だったが、伊東さんによるとその場所が当時あった一本木関門だという。佐藤彦五郎の日記には土方は鶴岡町で亡くなったと書かれている。続いて亡くなったとされる最後の場所、異国橋へ。ここで亡くなったと言っている新選組隊士たちは最期に付き従っていなかった。ジャッキーさんはここで亡くなっていない、一本木関門で亡くなったと思うと話した。
函館には土方が埋葬されたと伝えられる場所が5か所ある。小島鹿之助の記録資料には五稜郭へ運んで埋めたとある。戦前の本には土方の骨は碧血碑の中に埋葬されたと書かれたものがある。ジャッキーさんは碧血碑で残留思念を感じ取り、土方の骨などの物理的なものはないとした。続いて五稜郭を訪れ戦死者の供養塔で残留思念を感じ取り、いろんな人が担架を運ぶのが見える、おそらく土方がここに運ばれたと話した。
五稜郭の供養塔でジャッキーさんが見たのは土方を担架で運ぶ光景だった。伊東さんは五稜郭で戦った人たちが土方の遺体を伊庭八郎の墓の傍らに埋められたと話したと記録されている。そのため五稜郭の広場の一角「土饅頭」のどこかに埋葬されたとする説が濃厚。土饅頭を訪れたジャッキーさんはここに土方が埋められたのは間違いなさそうだと話した。ただ国の特別史跡のため発掘調査はできない。レーダー調査はできるため、番組は地中レーダーなどの開発を手掛ける東北大学の佐藤名誉教授に依頼したが、骨や衣類の発見は困難だという。ただ人の手が加わった地中には金属が含まれ、金属反応が埋葬場所としての根拠につながるとのことだった。レーダーでおおまかな場所を探ると、松の木の横で大きく反応があった。ジャッキーさんとリモートでつなぐと、金属反応があった範囲の中央に波動を感じるとした。翌日は地中レーダーによる調査を行った。ジャッキーさんが示した範囲を重点的に調査すると、等間隔に置かれた複数の物体があることがわかった。
続いては近藤勇に関するミステリー。高橋、ハシヤスメらの一行のもとにジャッキーさんが登場した。一行は新選組が軍事訓練をしていた壬生寺を訪れた。今回の依頼者は近藤勇の生家子孫、宮川清蔵さん。新選組残党が甲州勝沼で新政府軍と戦うも大敗。反撃を試みて流山に兵を集めたが翌日に新政府軍に本陣を包囲される。このとき近藤勇がとった行動は降伏とも言える投降だった。宮川さんは投降の理由が知りたいと話した。ジャッキーさんは近藤勇の写真から残留思念を感じ取り、肩に問題がなかったかと話した。近藤勇は亡くなる半年前に右肩を撃たれている。写真が撮られたのは撃たれてから2か月後だった。
新選組が宿舎として活用した前川邸でジャッキーさんが残留思念を感じ取った。ジャッキーさんはウサギが見えたと話した。部屋の中からは近藤勇じゃない別の男性を感じたと話した。この部屋では近藤勇と親しく江戸から一緒にやってきた山南敬助が、脱走の罪で切腹した。契りを交わした遊女が切腹の日に走ってきたが望み叶わず切腹したという。続いて近藤勇の直筆が記された雨戸から残留思念を感じ取り、冷たいどこかの場所に閉じ込められていたのでは、水を感じると話した。三条大橋に移動するとこれこそがジャッキーさんが見た水の景色だと話した。
一行は三条河原へ。ここは近藤勇が首をさらされたところだった。投降した近藤勇は板橋に連行されて首をはねられ、三条大橋の河原に3日間さらされた。首の行方については様々な説がある。ジャッキーさんは三条河原の地面に触れ、防腐剤のような香りを感じると話した。続いて霊山歴史館を訪れ、近藤勇が愛用したとされる「阿州吉川六郎源祐芳」から残留思念を感じ取った。ジャッキーさんは近藤勇は敵に囲まれ八方塞がりだった、投降するしか選択肢がなかった、彼は諦めたりしていない、最後まで自分の力を信じていたなどと話した。続いて「佐藤彦五郎 新撰組資料館」を訪れ、近藤から佐藤彦五郎に手渡しで受け取ったという近藤勇のオリジナルの写真を見せてもらった。また近藤勇の短銃も見せてもらった。ジャッキーさんは短銃から残留思念を感じ取り、投降することで自分の命がなくなってしまう可能性があると彼は考えた、それでも自分の命と引き換えに仲間を守ってあげたいと考えたと話した。
ジャッキーさんは残留思念を感じ佐藤家に届けられた土方歳三の遺髪が現存することを断言した。戦死する1か月前、土方に仕えていた市村鉄之助に姉の佐藤のぶに渡すよう自らの写真と遺髪を託していた。
日野宿本陣に眠る土方歳三の遺髪を初公開する。中に入るとウサギの釘隠しがあった。ジャッキーさんは前川邸でウサギを感じ取っていた。遺髪の前に土方から預かった写真を見せてもらった。書付には「使いの者の身の上宜しく頼み候 義豊」と書かれていた。義豊は諱で彦五郎が見なければわからないもの。万が一捕まっても土方歳三と思われないよう鉄之助の身の安全を考えたという。
酒のツマミになる話の告知。