2024年3月20日放送 23:05 - 23:50 NHK総合

子育て まち育て 石見銀山物語
笑顔いっぱい きらめく日々

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(オープニング)
今回は…

石見銀山の麓、人口約400人の大田市大森町。かつて過疎に悩んだこの町に若い世代の転入が相次ぎ子どもが増え続けている。今回は、街ぐるみの子育てを行う大森町の一年に密着。

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大森町(島根)
オープニング

オープニング映像。

(子育て まち育て 石見銀山物語)
子育て まち育て 石見銀山物語

3月、大森町では子どもたちがアカショウビンの巣箱を作っていた。バードウォッチングが趣味だという松場くんは街の左官職人や大工からアドバイスを受けながら巣箱作りを試行錯誤。大森町では人口の大半が顔見知りで、松場くんは5人兄弟の長男。母は大森町の出身で、東京に出た後に故郷へ家族で移住してきたのだという。松場くんの母はこの街では子育てに関係のない人も子育てに関わってくれると語る。昨年の春からは大家族を育てた経験を活かして学童保育を運営し、街ぐるみでの子育てを受け継いでいた。大森町では30世帯が新たに転入してきているが、皆それぞれの方法で地域と関わりながら行きている。

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大森町(島根)

街の学校は全校児童21人で、松場くんはたった1人の6年生。学校では皆の兄貴分として慕われてきたが、4月からは隣町の中学校に通うことになっている。松場くんを送り出すため、下級生たちは自ら花を積んで花束を製作。そして、卒業式の日には下級生と松場くんが揃って号泣した。

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大森町(島根)

大森町は江戸期に石見銀山のお膝元として栄えた街だったが、銀山の閉山後は過疎化が進んでいた。そうした状況を改善したのが街で創業した医療機器メーカーの「中村ブレイス」で、創業者の中村さんは寂れてしまった街をどうにかしようと一念発起。会社を立ち上げるだけなく、荒れた古民家を自費で改修し人を呼び込むための下地を整えた。そして、生活雑貨を販売する「石見銀山 群言堂」も移住の呼び水となった。この生活雑貨ブランドに惹かれて大森町に移り住んできた人もいるという。

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中村ブレイス大森町(島根)石見銀山群言堂グループ

7月、大森町では子どもたちが街の大人たちと共に川遊びや虫取り、キャンプを楽しんだ。そして、9月には70年以上続いてきた町民運動会が行われることに。街の広場では小学1年生の渡邊くんが運動会で披露する一輪車の練習に励んでいた。しかし、上手に乗れない悔しさから渡邊くんは「運動会がいやだ」と塞ぎ込んでしまった。渡邊くんの小学校でも一輪車の練習が行われ、渡邊くんは6年生に手を引いてもらいながら再び練習を行った。その頃、街でも子どもの頃から運動会が大好きだったという有馬さんが息子と共に徒競走の練習を始めていた。

しかし、運動会は前日の雨のため中止になってしまう。それでも子どもたちの一輪車演技は体育館で行われることになり、渡邊くんも見事な演技を家族の前で披露した。演技を見守る地域の人の中には有馬さんの姿も。

11月。町のお堂では年に一度の厄払いが行われた。12月になると街には雪が降りはじめ、中学生になった松場くんは誕生日を迎えたバードウォッチング仲間の男性の家で誕生日会を開催。現在は隣町の中学校に通っている松場くんは卓球部に入り、練習漬けの毎日を送っている。大森町に移住して12年になる松場くんは大森町が自分の宝物だと語った。

(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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