2023年10月30日放送 4:20 - 4:45 NHK総合

小さな旅
「青 澄みわたる海 〜静岡県 沼津市井田〜」

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(小さな旅)
青 澄みわたる海 〜静岡県 沼津市井田〜

静岡県沼津市井田地区、ここには海辺の集落に50人ほどが暮らしている。井田地区はダイビングスポットとして有名で多くのダイバーが集まってくる。遠くでも近場でも様々な生物が確認できるのが、井田地区の海の魅力だという。海は進んでいくと急に水深25メートルほどに。そこには色鮮やかなサンゴが自生し、そこにはニシキフウライウオなどの魚がおり、カラフルな海を彩っている。とある日曜日、海岸を歩く小学生天野航之介くん。彼の父である喜一朗さんはダイビングショップを営んでいる。航之介くんは興味深々の様子で父の近くについてくる。ライセンスを取るのは満10歳からでまだ早いが、ダイビングをやってみたいと考えているという。。父の喜一朗さんは高校進学を機に井田地区を離れたが、37歳の時に戻り、海の魅力を伝えたいと考えたという。そんな喜一朗さんが海の魅力を伝えたいと考えているのが子どもたち。長男である航之介くんは毎週海に連れて行っているという。海での体の使い方など基本的なことを教え、海との向き合い方を伝える。

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海と山に囲まれた井田地区はかつて入江だったが、やがて陸地ができ今の姿となった。米作のため、井田地区の人たちは様々な工夫をしてきたという。満月の夜、港に1台の車が停まる。男性が海水を汲み始める。弓削さん夫婦は海水を使った塩づくりを行っている。満月の日の海水は旨み豊かな塩になるのだという。汲んだ海水を煮詰めて作る塩、その工程は17時間にも及ぶ。弓削さん夫婦が作る塩は全国から注文があるのだという。美幸さんは塩作りを子育てと一緒だと語る。1500年以上続いていた井田地区の塩づくりだが戦後になり途絶えていた。18年前に美幸さんのお父さんが復活させたのだという。弓削さん夫妻はお父さんが亡くなった5年前に跡を継いだ。現在は仕事が休みの日に息子の直豊さんも手伝う。彼もまた井田地区の塩づくりを守っていきたいと考えており、おじいさんの意思を継ぎたいと考えているのだと話してくれた。

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井田地区(静岡)奥田三樹夫

天野さんの家では航之介くんの10歳の誕生日が祝われていた。彼は今年の目標をダイビングと野球だと話した。10歳になりダイビングを本格的にできる年齢になった航之介くん。9月上旬のある日、航之介くんはボンベを背負ってのダイビングにチャレンジすることとなった。喜一朗さんは今日は行けるところまで潜ってみるのだという。お父さんと海に入った航之介くん、1つ1つの工程を確認しながら進んでいく。この日、航之介くんは水深5mまで潜ることに成功した。初のボンベを背負ってのダイビングの感想を航之介くんは「めちゃくちゃ楽しかった」と語り、喜一朗さんも泣きそうだと語ってくれた。

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ソラスズメダイトゲチョウチョウウオ
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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