2024年9月29日放送 8:00 - 8:25 NHK総合

小さな旅
「祈り 海へ 〜宮城県 気仙沼市〜」

出演者
山本哲也 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(小さな旅)
祈り 海へ 〜宮城県 気仙沼市〜

日本有数の港町である宮城県気仙沼市。生カツオなどの名産品。リアス式の海岸に40近くの漁港が点在。漁師の吾妻さんは「海から離れた生活は考えられない」など話す。自宅は津波を避けるため90年前に高台に移したんだそう。戦争に行った父に代わって祖父から漁を教わった。地域伝統の「盆船」の作り方も祖父から教わった。ご先祖様がいるところを「海の向こうのあの世」とし、お盆に帰ってきた後に送ろうと船を流す風習。船にはご先祖様へのお土産として果物などを入れる。

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吾妻留五郎気仙沼市(宮城)

宮城・気仙沼大島で仏像を作る島出身の小野寺佑紀さん。島では、人が亡くなる前にこの地蔵に挨拶するという風習がある。これまでの津波で亡くなった人を天国へ導いた、という民話も語り継がれている。小野寺さんは市内の中学校で美術を教える仕事もしている。きっかけになったのは東日本大震災。地蔵が津波で流され、町の人への恩返しとして新たな地蔵を彫ることにしたんだそう。定期的に通う住民もいる。

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小野寺弘気仙沼大島気仙沼市(宮城)

お盆を迎えた宮城県気仙沼市。家の前で火を焚いて海から返ってくる先祖を迎える「迎え火」という風習がある。楽しみは友人と一緒に料理を作って食べること。自宅にはご先祖様が帰ってくる盆棚などがある。こうした風習が廃れつつある中、島の小野寺さんはそれを記録する取り組みを始めている。

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気仙沼市(宮城)

8月16日、「送り盆」が行われる日。吾妻さんは手製の盆舟に土産物をのせて海に流し、「ご先祖あって今の我々がある」「子供たちにも孫たちにも 今の大人がやっている姿をそのまま見て覚えさせる」など話す。

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気仙沼市(宮城)
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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