2023年11月20日放送 0:10 - 0:40 TBS

情熱大陸
#1276 投じる 【経済思想家/斎藤幸平▽TVにも多数出演!“脱成長”掲げる若き研究者】

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(情熱大陸)
斎藤幸平×投じる 経済思想家

経済思想家で東京大学大学院准教授の斎藤幸平さん(36歳)はテレビ番組でも活躍し持論を展開している。サンデー・ジャポンに出演した際にはウクライナのゼレンスキー大統領を呼び捨てにしてネットをざわつかせた。マルクスを扱った著書“人新世の「資本論」”は50万部を突破するベストセラーとなり、新書大賞2021やアジア・ブックアワードを受賞した。脱成長を訴える著書はニューヨーク・タイムズなど海外でも話題となった。福岡・北九州で炊き出しボランティアをするなどホームレス支援にも積極的。現場に出て解決策を模索している。地球環境に踏み込む斎藤の考えは海外でより支持を集めている。斎藤はこれまで注目されてこなかったマルクスの晩年に目を向けて高く評価された。現在はマルクスの全集の完成に取り組んでいる。120巻にもなるという。煮干しをかじりながらマルクスのノートと向き合った。新刊は50万部売れた本より難しい内容だが、出版記念イベントには若者が多かった。書店には特設コーナーができていた。斎藤が注目するワードが「脱成長」。成長ばかりを追い求める経済に疑問を呈し、最大年収と最低年収の導入を提案した。

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アジア・ブックアワードカール・マルクスサンデー・ジャポンザグレブ(クロアチア)ジュンク堂書店池袋本店ニューヨーク・タイムズ 電子版マルクス解体 プロメテウスの夢とその先リベラシオンヴォロディミル・ゼレンスキー人新世の「資本論」北九州(福岡)大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝新書大賞東京大学

斎藤は自分の考えを理解してもうらためには何でもすると決めている。この日は兵庫・神戸で斎藤の思想を伝える演劇に出演した。休日は息子を連れて森を訪れた。一緒に登った約30人は斎藤の本を読んで影響を受けたという。この森は斎藤が提唱する「コモン」に共感した人たちがお金を出し合って手に入れ、自分たちで管理している。

キーワード
人新世の「資本論」入江地域福祉センター神戸(兵庫)

斎藤は1987年東京生まれ。少年時代はサッカーに夢中だったが、高校生の時にイラク戦争がきっかけで資本主義社会に疑問を抱いた。東京大学を4カ月でやめてアメリカに留学した。両親に話を伺うと、高校3年の時にモヒカンにしたエピソードを語ってくれた。格差社会のアメリカでマルクスへの関心を強め、ドイツの大学院で勉強に明け暮れる中で、妻となるピアニスト真麻さんと出会った。地球温暖化につながるという理由で牛肉は食べない。栄養バランスに長けたブロッコリーがお気に入り。家族団らんの様子を紹介した。環境負荷が高い飛行機はなるべく乗らない。子どもたちは列車旅を喜ぶが、両親は首をかしげている。海外に呼ばえる機会が増えた。さすがに海外へは飛行機を使うが、現地の移動は列車を使う。移動中のコミュニケーションも楽しみの1つになっている。50万部売れた本はドイツ語に翻訳されベストセラーとなった。ヨーロッパでは資本主義や環境問題に関心が高く、講演会では聴衆から厳しい声も飛んだ。スロベニアでは政府主宰の討論会に招かれた。

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アメリカウェズリアン大学カール・マルクスドイツフンボルト大学ベルリンブレッド(スロベニア)ブロッコリーベルリン(ドイツ)人新世の「資本論」地球温暖化東京大学東京都牛肉

斎藤幸平はスロベニア政府主宰の討論会に招かれた。討論会は洪水の直後に行われ、斎藤はゴロブ首相のスピーチに問題意識の高さを感じていた。帰国した斎藤は高校生中心のグループの街頭演説に参加し、気候変動への取り組みを訴えた。

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ブレッド(スロベニア)ロベルト・ゴロブ新宿(東京)
(エンディング)
次回予告

「情熱大陸」の次回予告。

(番組宣伝)
ドーナツトーク

「ドーナツトーク」の番組宣伝。

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