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オープニング映像。
俳優・林遣都。ドラマ「おっさんずラブ」でブレイクしたのは6年前。以来、多彩な役柄を演じ今や誰もが認める実力派の一人。しかし、本人は思い悩むこともあるという。2023年11月、出演するドラマがクランクイン。林は芝居中は密着するディレクターに「目線の先には入らないでほしい」と頼んだ。その後、移動の車中で「格好良くないのでさっき目線の話は使ってほしくない」と語った。現場の林は寡黙で台本に目を通し続けている。ディレクターは距離を詰めようとするが最初は腹のさぐりあい。林の友人・池松壮亮は「面と向かって本音をしゃべるタイプではない」と林について語った。林は1990年・滋賀生まれ。小学生の頃は野球に熱中、中学3年の修学旅行でスカウトされオーディションに受かったのが映画「バッテリー」。この作品で新人賞を総なめにした。
大手食品会社のCM撮影などスケジュールに追われる林からディレクターは一緒にラーメンを食べようと誘いを受けた。父親になったばかりの林は「子育てをしていると自分たちのごはんがどうでもよくなってしまう。ひとりになった時間に好き勝手やりたくなっちゃう」と話した。次々に、時には平行して自分ではない何者かになるのは容易ではない。年を重ねて家族を持ち、林は役者の宿命に直面していた。林は「人の人生を演じる時にそこばかりを考える。自分自身がどういう人間なのかがわからなくなる」と話した。3月に入ると舞台「帰れない男」の稽古が始まった。ドラマ収録とはまた別の濃密さを伴う舞台の稽古、日を追うごとに林は役柄にのめり込んでいった。
舞台初日の本番前、林はほぼ出ずっぱりの2時間を終えてようやく笑顔を見せた。林は「後ろ向きな思考の自分をすごく肯定してくれる、肯定していいと思える瞬間がたくさんあるお仕事だからすごい好きなんですよね」と語った。
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