2025年10月18日放送 18:05 - 18:34 NHK総合

所さん! 事件ですよ
トレカの買い占めで大炎上!? 転売ビジネスの光と闇

出演者
木村佳乃 所ジョージ 伊原弘将 重盛さと美 福井健策 奥窪優木 
所さん! 事件ですよ
早朝から転売ヤーが殺到!?トレカ“買い占め”騒動を調査

午前5時過ぎ、東京・新宿にある人だかかりができていた。違う店舗では警察も出動。客の目当てはおもちゃ付きのハンバーガーセット。このセットに期間限定で人気ゲームキャラクターとコラボしたトレーディングカードが配布された。このトレカが近年中古価格が高騰している。3年前には7億2000万円で取引されたトレカもあり投資の対象になっている。そのため買い占めを行う転売ヤーと呼ばれる人たちも紛れ込んでいる。さらにはトレカだけ抜き取られ食べ物が置き去りにされる事態に。複数人のグループで大量の商品を買っている人たちもいた。多額の現金でやり取りをしている人を発見した。その後、調べを進めると中国の大手フリマサイトで大量に転売されていることが分かった。中国人転売ヤーを間近で見てきた男性に接触することができた。日本の商品は中国で大人気。転売がビジネスとして成り立っているという。中国転売ヤーが集う物流拠点があると聞いて取材に向かった。1人の女性に話を聞くと、送料だけで20万円分にもおよぶ限定品のキャラクターグッズを中国に送ったという。女性は中国の客から頼まれて買い物を代行しているだけと主張した。物流会社に取材を申し込むと取材拒否された。

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新宿(東京)
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

所さん! 事件ですよ
トレカを巡って争奪戦!?世間を騒がす“転売”/転売は「買い占め」が問題 罪に問われる可能性も/日本の商品が中国で転売 物流会社の通関ルートとは?

トレカの転売について所ジョージは「食べるものよりカードの方を上にみるって生き物として最低」などと話した。重盛さと美は自費出版した4800円の写真集が12680円で転売されていたという。転売は違法ではないが、買い占めに問題がある。利用規約に転売目的での購入は禁止と明記されている。個数制限を徹底している店舗で、個数を誤魔化して入手するなどは詐欺罪、業務妨害罪に問われる可能性がある。今中国でも医薬品や化粧品の規制が厳しくなっているが独自の通関ルートを持っている企業もある。コンテナの隅を間借りして通関させる技もあるという。

抹茶までも転売!?販売店の苦悩

抹茶を製造販売する京都・宇治の老舗茶店。開店と同時に一目散に抹茶を手に取る外国人。今海外で抹茶がブームとなっている。1人5個までの購入制限があるにも関わらず、開店後わずか20分で完売。去年の秋頃から海外の通販サイトで定価の3~4倍で転売されていた。代表取締役の中村省悟さんは「買ったけど賞味期限が切れてたとか、どこから買ったかを聞くとSNSで買ったとか。それを飲んだり食べたりした人がおいしいと思えない経験をするのが一番嫌」などと話した。

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宇治(京都)
抹茶までも転売!?販売店の苦悩/転売封じ込めは可能?企業側の転売対策

重盛さと美は「私は定価以上のものは買わないようにしている」などと話した。人気プラモデルの販売現場では、そのキャラがどういったキャラか説明させる売り方をしている。転売のもう1つの原因はフリマサイト。人気ゲーム機の販売の時にあるフリマサイトは出品を禁止した。しかし別のフリマサイトは禁止しなかった。

中古品の転売”せどり”で大金が稼げる!?

せどりと呼ばれる転売で去年からタワーマンションに住み始めた男性を取材した。33歳のゆきんこさんは運輸会社に勤務。副業でせどりをしている。ゆきんこさんは古物商許可も取得。稼ぎ頭の商品はワイヤレスイヤホン。右耳のみ、左耳のみ、充電ケースのみで販売している。ジャンク品を買い取り修理して売っている。これまで5900個を転売し、3年で4800万円ほど稼いだという。

中古のフィルムカメラ 修理・転売する“せどり”

せどりビジネスで、中にはフィルムカメラの修理、分解技術を教える教室も出てきている。今国内外でフィルムカメラが大人気。1000円前後で手に入るジャンク品を修理して転売すると10倍ほどの値段で売れるという。中には月間利益が80万円を超える人もいる。

“せどり”で人生救われた!?中国から格安仕入れ転売

せどりで人生救われた人もいる。シングルマザーの女性。せどりをはじめたのは子どもの学費を稼ぐためだったという。女性は中国輸入の販売をしている。車用のUSBプラグを格安で仕入れ、国内で転売。いまでは月40万円を売り上げているという。

“せどり”で人生救われた!?中国から格安仕入れ転売/フリマサイトの規約違反 罪に問われる可能性も

重盛さと美は「数分前までは転売ヤーめ、ずる賢くてクソーって思ってたのに、いまのVTR観ちゃうと、転売をよくされる私もこういう方の希望、自信の一部になっている?って思っちゃう」などと話した。フリマとかで多く売るために親族からアカウントを借りたり他人のアカウントを購入するの私電磁的記録不正作出罪や業務妨害罪になる可能性がある。

転売コンサルで被害!?詐欺の手口とは

転売ビジネスによるトラブルも増加している。20代の女性はコンサル料で110万円、仕入れ量で90万円を支払った。転職しようか悩んでいる時、女性はブランド品の転売求人広告を見つけた。在宅勤務で月50万円稼げるという条件に惹かれ応募。面接で転売ノウハウを教える代わりにコンサル料で110万円支払う必要があると言われた。転売すれば賄えると力説され110万円をカードで分割払いで決済した。さらに仕入れ商品90万円のパックを提案された。女性の元に届いたのはゴミ同然のブランド品だった。

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国民生活センター
転売コンサルで被害!?詐欺の手口とは/転売に人生懸けたらダメ?重盛さと美の教え

大手求人サイトを入口に勧誘する手口が増えている。コンサル料全額返金のためにも業者とのやりとりの保存が大切だという。重盛さと美は「転売は人生と生活を懸けたら絶対に危ない。もうけるは欲、もうかるは道。1つの道を一生懸命人のために頑張っていたら、気づいたら儲かっていた、道ができていた。これが大事だと思った」などと話した。

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和田勇祐
(エンディング)
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