- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ マライ・メントライン 坂井きのこ 糟谷大河
海外で日本のシイタケが大ブームとなっている。仕掛け人は干しシイタケ問屋の杉本さん。世界各国を駆け回り、干しシイタケの試食販売を行っている。価格は100gあたり2300円と決して安くはないが、試食をした客の8割以上が買っていく。一日で15万円は売り上げるという。宮崎・高千穂町に杉本さんこだわりのシイタケ産地がある。おいしさの秘密は「昔ながらの原木栽培」「雲海」「二次乾燥」。
ドイツではシイタケが「Shii-Take」という名前で売られ、最近ブームになっているという。マライ・メントラインさんはブームの火付け役がアニメにあるとみている。シイタケは、江戸時代、高級食材としてマツタケを上回る価値があったという。
三重・いなべ市の田園地帯。太陽光発電事業などを手掛ける会社が新たに立ち上げたのがコンテナの中で栽培する菌床シイタケ栽培。コンテナ1台で一日に150パック分収穫できる。この事業を始めて4年、今では三重県内のシイタケのシェアの2割を占めるまでになったという。
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- いなべ市(三重)
静岡・島田市の電球専門メーカーでは新事業としてキノコ栽培を採用。幻のキノコと呼ばれるハナビラタケの生産に挑戦することになった。ハナビラタケは標高1000m以上の高地に自生。事業を始めて3年目、ハナビラタケの栽培に成功した。ハナビラタケは評判を呼び、都内の有名料理店などに販路が広がっている。今では会社の売り上げの1割を占めるまでになったという。
慶應義塾大学の糟谷大河さんによると、日本国内だけでもキノコは4000~5000種類あるという。糟谷さんは大学構内で新種の可能性があるキノコを3種類発見している。
キノコから作るマッシュルームスキンは世界の名だたるブランドも次々と採用。長野・小諸にある会社はマッシュルームスキンの商品を手掛けている。マッシュルームスキンは土壌分解されやすく環境負荷が低いとされる。マッシュルームスキンの市場規模は3500億円となっている。
ヨーロッパでは菌糸体が注目されていて、キノコの菌糸で作った棺おけなども登場しているという。大阪・関西万博のドイツパビリオンでは壁の素材にキノコの菌糸を使用。最後に土に戻れる素材で造っているという。
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- 2025年日本国際博覧会ドイツパビリオン
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