2023年7月29日放送 12:15 - 12:40 NHK総合

探検ファクトリー
選 夏の風物詩 国産花火復活!アイデアで勝負する花火工場

出演者
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家) 
(オープニング)
オープニングトーク

「大井川鐵道」は日本各地の懐かしい列車が走る観光鉄道。大井川の豊かな自然を楽しめる。さらに人気キャラクターのSLも運行中。大井川鐵道の列車に大はしゃぎの礼二をよそに、剛とすっちーは冷めた様子だった。

キーワード
C11形312号機きかんしゃトーマス号大井川大井川鐵道島田市(静岡)門出駅
オープニング

オープニング映像。

(探検ファクトリー)
夏の風物詩のアレを作る工場

一行は手持ち花火工場を訪れた。テーマパークなどの依頼で打ち上げ花火を作ることもあるという。手持ち花火は、すすき花火とスパークラーの2種類がある。すすき花火はすすきの穂のような炎が特徴。スパークラーはパチパチと飛び散る火花が特徴。Uターン花火や、1本で20色の炎を楽しめる花火など最近の花火は進化している。去年できた人気の花火は香りつきのスイカの花火。子どもの安全のため火花はあまり飛び散らない。

職人技が光る!すすき花火工場

すすき花火の製造工程を見学。すすき花火は粉状の火薬を紙の筒に詰めた花火。筒はもともと外注していたが4年前から自社製造をしているという。筒は2本の紙テープを組み合わせて作る。同時に3台の機械で1日に3万本を製造することもある。

続いて火薬の配合工程。可燃剤・酸化剤を混ぜ合わせることで発火性を持つ火薬ができる。花火の色を決めるのは金属の粉。筒に火薬を詰める作業を見せてもらった。使える火薬量に制限があるため均等に詰める職人技が重要。

門外不出のスパークラー製造法

スパークラーの製造は海外の業者が欲しがる企業秘密。工場は撮影できないため基本の作り方のみを簡易に再現してもらった。火薬をのりと水で泥状にする。下地を塗った木の棒に漬け、乾燥させる。塗料をつけ乾燥させて完成。スイカの花火は木型に下地と火薬をつける。

花火にかける親子の思い

スイカ花火を開発したのは社長の息子・慶彦さん。銀行に就職し跡を継ぐつもりはなかったが、量販店で花火を選んでいる家族連れが手に取った花火がうちの花火で感動して入社を決意したと話した。昭和元年創業で生産が追いつかないほど売り上げは好調だったが、安価な海外製の花火が大量に流通するようになり一時売り上げが半減するほど大打撃を受けた。その後法改正などの影響で中断していた輸出を現社長・吉勝さんの代で再開。アメリカ市場に向けて新しい花火を開発した。アメリカでは花火を振り回して遊ぶため持ち手を丈夫な針金にしているという。慶彦さんが開発した高級花火は材質・色などの徹底的にこだわっている。花火大会の中止で家での花火の需要が高まり大ヒットした。

キーワード
アメリカ
(エンディング)
今日の学び

今日の学びを発表。「世界を相手に火花を散らす」。

次回予告

探検ファクトリーの次回予告。

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