- 出演者
- すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
オープニング映像。
今回見学する工場では体組成計を製造している。体に微弱な電気を流すことで測定する。筋肉は水分が多く電気を通しやすいが、脂肪は水分が少なく電気を通しにくい性質を利用する。電気の流れにくさの数値を測定し、独自の統計を基にした計算式に当てはめることで筋肉や脂肪の量を導き出す。昔の体重計は「バネ」を使って測定していたが、現在は「ロードセル」というセンサーで計量する。体組成計の前身となる体脂肪計が発売されたのは1992年。乗るだけで体脂肪が測れるのは世界初だった。
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- 大仙市(秋田)
体組成計は体全体の体脂肪を測るのに対して、皮下脂肪厚計はピンポイントで気になる部位の脂肪の厚さを測れる。すち子がお腹の皮下脂肪を測ると1cmだった。標準的だという。中川家・礼二は3.1cmで肥満。ようやくテレビ的な数値が出て盛り上がった。人の脂肪1kgのサンプル(模型)を見せてくれた。この工場では車椅子用体重計など病院や介護現場で活躍する業務用も製造している。
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- 大仙市(秋田)
MC3人のために活動量計を作ってくれた。消費エネルギー量を測れる歩数計。社員は胸につけていて、社員証も兼ねているという。健康データを集計することで社員の健康管理に役立てている。社員の歩数はランキングとして発表されており、工場を案内してくれた堅持さんは1位だった。ランニングをやっているという。
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- 大仙市(秋田)
工場見学がスタート。こちらの会社では製品に使う部品から作っている。金属の部品は薄い金属の板をプレス機でくり抜いて作る。外側のプラスチック部分は裏側を格子状にして強度をアップしている。プラスチックは熱と圧力で固めて製造する。電子基板も自社製造している。体組成計は精密機器なので部品に正確さが求められる。製造工程で厳しく品質をチェックする。
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- 大仙市(秋田)
続いての工程は組み立て。任されている最上さんは入社2年目の19歳。体重を測るため四隅に配置されているロードセルから伸びる線を電子基板へはんだ付けする。はんだ付けなど細かい作業は人の手で行う。ロードセルが4つあることで、体重計のどの位置でも正確に測定することができる。配線はカバーで挟んで断線しないよう整理することが重要。水色の線は最上さんが責任を持って組み立てた証し。完成した製品を動作チェックして梱包するところまで一人で全て担当する。製品の種類が多いので機械による自動化やラインでの流れ作業が難しいという。作業員1人あたり5~10種類の製品の組み立てを覚えている。最上さんは8種類作れる。
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- 大仙市(秋田)
中川家らは体組成計の耐久性をチェックする試験を見学した。75kg分の重さを機械にセットし、人が乗り降りする動作を再現している。病院などで使われる業務用は家庭用より多くなり、10万回の試験を繰り返すという。また、静電気をかけたり、気温35℃、湿度85%、気温5℃の部屋に体組成計を設置し、正確に動作するか確認する作業も行われていた。海外にも輸出しているため、各国の厳しい環境にも対応する必要があるという。なお、自転の遠心力により、赤道付近のほうが体重は軽くなる。
大場弘工場長は「戦後は栄養不足による痩せすぎを気にして、体重を計測することが多かった」と話す。一般家庭に体重計が普及したのは1960年頃。食生活が豊かになると、太り過ぎを気にする人が増加。92年、乗るだけではかれる体脂肪計が世界初登場。生活習慣病の増加などでより詳細なデータが注目されると、2003年に体組成計が生み出された。大場氏が勤める会社ではアニメやゲームなどのコラボ商品を手掛け、若者に健康意識を持ってもらうことを期待する。
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ロケで記録した歩数をチェックすると、すっちーが最も歩いていたことが判明。先輩である中川家を先に行かせようとするなど、後輩ならではの動きが多かったと推測した。
「探検ファクトリー」の次回予告。