- 出演者
- 森花子 木村了 愛希れいか
数々のNHKドラマが撮影された茨城・つくばみらい市にあるワープステーション江戸。ラジオ放送開始から100年を記念してNHK水戸放送局が行ったスペシャルイベントを紹介する。
トークショーでは大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に出演する愛希れいかさんと木村了さんを招いた。愛希さんは自身の役について「蔦重に大きな影響を与える人物。演出家からは“蔦重にとってはミューズ”と言われ、1話だけで表現するのは難しかったがたくさんの資料を用意してもらってなんとか演じた」と話した。今回のスタッフはドラマ10で放送された『大奥』のメンバーが多く、心強かったという。愛希さんと木村さんは「大奥 シーズン2・幕末編」に出演している。廓言葉については、先生の録音を何度も聞いてイントネーションを覚えたという。
木村さんは平賀源内の商売仲間だった男・平秩東作を演じる。木村さんは、自身の役について「平秩東作を調べるところから始めたが、何者かわからないというところに行き着いた。安田顕さん演じる平賀源内に寄らないように自然体を意識している」と話した。現場では安田顕さんとずっと一緒だったという木村さん。安田さんからのメッセージが紹介された。安田さんは木村さんに「共演させてもらって本当に楽しかった。すごく勉強になった」とメッセージを寄せた。
数々のNHKドラマの撮影現場となったワープステーション江戸。『べらぼう』でも多くのシーンで使われている。そんな撮影現場での思い出について。愛希さんは「冒頭の火事のシーンは印象的」と話した。本物の炎とCGの炎を組み合わせて作られており制作期間は4カ月に及んだという。中でも愛希さんはワープステーション江戸にある橋を渡って逃げるシーンが印象に残っているという。木村さんはワープステーション江戸での思い出について、「朝から撮影するときに雨が降ってしまった。スタッフさんが機転を利かせてブルーシートを敷いてくれて、雨が上がるとどこからともなく土が運ばれてきて何事もなかったように撮影ができた」と話した。
ワープステーション江戸には様々な時代を想定したオープンセットが立ち並び、普段は一般公開されていない。今回のイベントでは特別に撮影現場を巡るスペシャルツアーが開催された。『いだてん~東京オリムピック噺~』で使われた路面電車は時代や設定によって色分けされている。『虎に翼』で主人公が通った大学は『エール』や『いだてん』でも使用された。『べらぼう』では蔦重と平賀源内が出会った厠や、鱗形屋などで使用されたオープンセットを見学した。
ここからは再びトークショー。茨城の思い出について、木村了さんは「小学校低学年のときに父とパラグライダーをしたこと」と話した。愛希れいかさんは「宝塚時代の同期に茨城出身の子がいて、お母さんが送ってくれた干し芋をみんなに配ってくれた。茨城の干し芋が一番好き」ということで、茨城の干し芋を味わった。
最後は質問タイム。「江戸っ子を演じるときに気をつけていることは?」に木村さんは「時代劇では歩き方と手足がぶらぶらしないように気をつけている」と答えた。「蔦重との別れのシーンはどんな気持ちでしたか?」という質問に愛希さんは「最後に2人で会ったシーンはギリギリの状態だけど、朝顔としてはとても幸せだった。思い出すとうるっとしてしまうんですが、あれが最後だと思うと苦しかったが笑顔でいるのが朝顔だと思ったので頑張った」と答えた。最後に木村さんは「普段こうして話すことがないので、みなさんに聞いていただけて楽しかった」、愛希さんは「私は1話だけだったので、みなさんと同じ気持ちで見ているので、木村さんのお話も聞けてうれしかった」と話した。
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- 大河ドラマ べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜
エンディング映像。