- 出演者
- カズレーザー(メイプル超合金) 長嶋一茂 丸山桂里奈
巨大なプロペラを外すことに成功した中島さん。その頃ゴンドラの作業員はロープをプロペラに巻き付ける。さらにもう一台のクレーンでプロペラを下ろしていく。ニ台のクレーンで呼吸を合わせて徐々に下ろしていく。とうとう着地に成功。巨鯛プロペアは解体されセメントなどに利用される。続いて巨大タワーの解体に入る。日本では爆破解体を行うことはほとんどないが、どのようにかいたいするのか。
プロペラを外した風車、残った37mのタワーの解体に入る。日本では火薬などを使う解体は少ない。そこでナセルという風車の心臓部を解体していく。フックで屋根を固定しボルトを外す。ここからナセルを固定し、そのすぐ下に移動し、ナセルとタワーを固定するボルトを外していく。ここから約21tあるナセルをクレーンで地上へ。ここからタワーの解体に入るが、側面にクレーンからのフックを固定していく。タワーは三つのパーツから構成されているため、結合部のボルトを外し取り外していく。こうして二段目、三段目とタワーを解体。15日間同様の作業を行い、完了となった。
新井薬師前駅、雑居ビルなどが密集するこのエリアを見守ってきた西武信用金庫 薬師駅前支店を建て替えのため解体に入る。通常重機を使うビルの解体だが、隣接する建物との間は人が1人入るのがやっとで、線路も近い。重機を入れるのは非常に困難で深夜に騒音も出せない。この解体に挑むのは22歳の現場監督原尾さん。原尾さんのが所属するゼクオスは数々の都市部の解体作業を行ってきた。深夜11:30、片側の車線を封鎖し、100トンまで持ち上げる巨大なクレーンで解体重機をビルの上に上げていじゅ。今回は階上解体というビルの上の重機で解体する方法を採用。ただ周辺は電線も多くこれに引っかからないよう注意が必要。そして時間も限られた中、果たして重機を上げることができるのか。まずはショベルカー、傾かないように電線への接触を避けながら上昇させていく。壁との距離わずか80センチの場所を慎重にショベルカーをあげていく。なんとか無事2台を屋上へ。翌日早朝6:30、エリアマネージャーの井上さんは狭い足場を進み現場へ向かう。解体作業を進め、事前に用意した穴の中に瓦礫を落としていく。ここから下のフロアにある鉄筋の塊「鉄筋団子」の上をスライドさせ階下に下ろしていく。この工程を繰り返し解体作業を進めていく。
75日を過ぎ、残り30日で山場を迎える。2階部分の壁を内側に倒していく。ただ線路との距離が近く足場などを落とすわけにはいかない。鉄骨をガスバーナーで切断し、縁切りと呼ばれる壁に穴を開ける作業を行うショベルカーで内側に倒し、見事に壁を崩すことに成功した。こうして5ヶ月の解体工事は完了した。
明治35年創立の木下大サーカス。1カ所およそ3ヶ月の公演の際には貸しスペースに会場を設営していく。今回は次の公演に向けた解体を行う50時間に密着。千秋楽公演の一部が終了。公演中だがシートを固定する釘を抜いていく。ちなみに解体作業はサーカス団員が中心になって行う。さらに裏側ではパフォーマンスを行っていた団員が機材を解体していく。大阪公演千秋楽公演が終わり、ここから団員80人に派遣スタッフ30人を加えた合計110人で解体作業を行う。客席を解体する男性は木下大サーカスの社長である木下唯志さん。5時間後には500席の客席が解体・撤去された。解体2日目、雨の中残り32時間で解体を完了させなくてはならない。大雨警報の中急ピッチで会場の撤去を行っていく。最年長パフォーマーの中園栄一郎 さんは次の現場で必要とするものからトラックに積んでいく。使用できるトラックは92台、隙間なくコンテナに積んでいく。テント内の解体も大体完了。残り8時間、巨大テントを解体していく。
タイムリミットまで残り8時間、テントの解体に入る。象使い、タイ出身のジョーさんが中心になって行うテントの解体は6枚のテントを支える支柱とキューポラを下げていく。遠隔でコントロールしていくが、ジョーさんにはテントの中が見えない。そこでテントの頂上部に乗る人からの合図に合わせてキューポラを下げていく。キューポラの上に乗るのはキャリア28年の高原さん。ジョーさんと高原さんは呼吸を合わせてテントを下ろしていく。
キューポラと支柱を下げる作業に入るとテント内の中に緊張感が走る。支柱とキューポラのバランスを保ちながら、ジョーさんと高原さんは30分をかけてテントを下に下ろした。
100年以上の歴史を持つ木下大サーカスのテント、8トン以上あるテントを大人数で畳んでいく。なんと6枚に別れたテントは折りたたむと1台のトラックに収まるサイズになるのだという。こうして全ての解体作業を完了させた。
- キーワード
- 木下大サーカス