- 出演者
- 梅津弥英子 松山俊行 安宅晃樹 海野素央 中林美恵子 兼原信克
オープニング映像。
ドジャース本拠地で行われたヤンキースとドジャースのワールドシリーズ初戦、1番指名打者で先発出場した大谷8回にワールドシリーズ初安打となる二塁打で同点劇を呼び込んだ。また、チームは延長10回にフリーマン選手の劇的な逆転サヨナラ満塁ホームランで6対3。ドジャースが白星スタートということになった。過去30年のデータでは初戦に勝利したチームの優勝確率が約79%、2連勝すると約93%となっている。ドジャースタジアムの中継映像が流れ、松山さんは「近郊の大学に留学していたが、あんなにたくさんの人が入場しているドジャー・スタジアムは見たことがなかったですね」などと話した。第2戦は9時からフジテレビ系列で放送する。先発は山本由伸投手。
来月5日に投開票が行われる米国大統領選挙、カギを握る7つの激戦州すべてでトランプ氏がリードしている。
終盤戦に突入した米国大統領選。ハリス副大統領の選挙集会で大歓声に迎えられたのは、グラミー賞アーティストのビヨンセさん。ハリス氏もハグで応える。ビヨンセさんはこの集会で正式にハリス氏への支持を表明した。激戦州ミシガンの集会には同じく、スターのラッパー、エミネムさんが参加。なぜハリス氏の集会に次々と有名人が集まるのか。実はミシガン州では今月初めまでハリス氏が支持率で優勢だったが現在はトランプ氏に逆転を許し失速感が漂っている。その背景の一つとして指摘されているのがある演説。同じ言葉を繰り返すハリス氏は以前からアドリブ力の低さが指摘されてきた。これに対しトランプ氏は「これがわれわれが望む大統領の姿か私はそうは思わない」と批判。現在トランプ氏はペンシルベニアを含む全ての激戦州で支持率が上回っている。トランプ氏がリードする要因の一つが、サポーターである実業家のイーロンマスク氏。マスク氏のある行動が今、物議を醸している。自ら設立した政治活動委員会におよそ112億円を献金するなどトランプ氏を支援しているマスク氏。その多額の献金の使い道を取材すると衝撃のばらまきの実態が浮かび上がってきた。激戦州アリゾナ、演説会場で親子が行っていたのは。13歳のオリバー君とその母親が行っていたのはマスク氏が呼び掛けている言論の自由と銃所持の権利を支持する嘆願書への署名活動。実はマスク氏激戦州で署名をした人を紹介した人に1人につきおよそ47ドルを支払うと発表。この署名活動の目的はその謝礼金にあった。さらにマスク氏は署名者の中から毎日1人に100万ドルを支払うキャンペーンも展開。複数の米国メディアによると司法省が違法の疑いがあると警告、しかし、まだキャンペーンを継続している。さらに最大の争点である移民政策についてトランプ氏が攻勢を仕掛けている。
7つの激戦州でリードをしているというトランプ氏。米大統領選の投票日が来月5日に迫っている。ハリス氏の失速感について中林氏は「彼女が変革を表せるかどうかが問われていたが上手に演出できていない」などとした。世論調査によると7つの激戦州でトランプ氏がリードしているが、リアルクリアポリティクスという同じ世論調査で全体の数字を見ていくとハリス氏が追い上げているというような数字もある。海野氏はこれについて「リアル・クリア・ポリティクスの中にはラスムッセンなどといったトランプ氏に有利な数字を出してくる世論調査機関が入っている。ただハリス旋風が減速したのは黒人の男性票が取れない。その対策を取っているのが現状」などと補足した。一方で共和党のトランプ氏は過去の大統領選で取れていなかった黒人票を大幅に増やしている。海野氏は「合法なヒスパニックと不法移民のヒスパニックの対立を煽る戦略があたっている」などと分析。兼原氏は「ヒスパニックや黒人男性は保守的なのでハリス氏の声は届かないと思う」などとした。
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トランプ陣営の過激発言について。「オハイオ州のハイチ人移民が犬や猫を食べている」と発言、トランプ氏支持者からは「ハイチ人移民は犬猫だけではなく人間を食べる」、さらには有権者から目撃情報が寄せられたといった驚きの発言が続いている。こうした発言に対して世論調査ではトランプ支持者の69%、さらには全体でも37%が発言が本当だと答えている。さらに、オハイオ州の支持率はトランプ氏がリードしている。海野氏は「これはトランプ支持者にはファクトチェックが有効でないということ。オハイオ州の知事は共和党でトランプ氏の熱烈な支持者だがまず”スプリングフィールドのハイチの移民は合法だ”と発言した。トランプ氏は2016年と同じように移民で勝とうとしている」などと指摘した。トランプ陣営の副大統領候補ヴァンス氏などはハイチ移民が犬や猫を食べているという話は白人労働者が虐げられている現実を示していることでこれは意義があるとしている。兼原氏は「移民問題が一番のウリ。右の下の方の人の票を掘り起こしているので分断が激しい。有識者が集まって客観的な議論をしている状況ではまったくない」などと分析した。中林氏は「信じていること、言っていることがどんどん過激になってきている。ただトランプ支持者だと名乗るからにはその通りだと言う。本気で信じているかどうかは別ではないか。アリゾナ州ではペット問題の発言があってから支持率が伸びている。国境を抱える地域ではあの発言が逆に一生懸命さがわかったぐらいの感覚にとらえている。」などと話した。
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過激な発言の行く末に4年前に起きたような議会襲撃事件のようなことがまた起きるのではないかということが焦点になっているが、トランプ氏自身の過激な発言もある。「より大きな問題は内なる敵だ、急進左翼の異常者だ、必要なら軍隊によってごく簡単に対処できると思う」というもの。中林氏は「まるでトランプ氏はヒトラーのような、そんなことも考えているのかというイメージも出てくる」などと話した。側近だった元首席秘書官のケリー氏がトランプ氏の在任中のやりとりとして「トランプ氏はヒトラーは良いこともやった。経済を再建した。 ヒトラーの下にいたような忠誠心のある将軍が自分には必要だと言った」と発言。中林氏によると接戦でトランプ氏が負けたというようなことがあると何か起こるのではないかと盛んに言われているという。また、ケリー氏はトランプ氏を批判、トランプ前大統領は独裁者の定義に当てはまると発言した。このような話が大統領選の最終盤で出てくるタイミングについてはなぜなのか。海野氏はハリス氏が苦戦しているから述べたということもあるのではないかと見ている。また、実際トランプさんの公式アカウントに統一帝国という言葉があがっていたり実際の発言でもナチを想起させる言葉を使っていたとし、今ハリス氏はオバマ氏と一緒にトランプ氏の性格を攻めていると指摘した。
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第1次トランプ政権では当初、トランプ氏がどのような運営をするかという中で、国防総省の元幹部などが政権の中枢に入っていて安全保障面ではかなり常識的な範囲での政策をやるのではないかと安心した時代があったが、2期目のトランプ政権ではそのようなメンバーが入ってこないとなると政策は先鋭化するのではないかという懸念がある。イーロンマスク氏を大統領補佐官に起用するかもしれないという話もある。トランプ政権が誕生した場合、経済政策がどうなるかのか。懸念事項の一つが物価高。15日トランプ氏は「私の辞書で最も美しい言葉は関税だ」と発言。自身が大統領に返り咲けば米国国内への全ての輸入品に10%から20%の関税をかけるとしている。さらに中国製品に対しては一律60%、台湾有事なら200%、またメキシコからの輸入車には200%以上の関税を課す可能性を示唆している。これについてノーベル経済学者やシンクタンクは物価高によって年間4000ドル、日本円にして60万円以上家計への負担が増える可能性があると試算を出している。なぜここまで関税をかけることにこだわっているのか。中林氏は「国民感情としてトランプ政権が良かったと記憶している人が非常に多い。本人も信じている可能性がある。ただ今回は関税のパーセンテージが高い。これは危惧すべき問題だが、冷静に判断する有権者がどれほどいるのか」などと話した。トランプ氏が仮に関税を上げるとすると日本のGDPが0.48%下がるという試算もある。兼原氏は「トランプ氏は関税を上げるとアメリカから出ていった会社が帰ってくると言っているがそんなことは起きない。全体の経済が縮んでいく」などと指摘した。
「ワールドシリーズ 第2戦」の番組宣伝。
ワールドシリーズ第2戦について田口さんが解説する。昨日の試合、延長10回でフリーマン選手がサヨナラ逆転満塁ホームランを放った。田口さんは2度のワールドシリーズ制覇を経験している。その時のリングを披露した。フィラデルフィアのダイヤの数は勝った数。田口さんは「その昔オンラインで売った選手がいて、400万くらいになりました」などと話した。また、家族にもプレゼントがあるそう。
ワールドシリーズ第1戦・ドジャースとヤンキースの試合。大谷の第一打席はセンターフライに。5回裏にドジャースが先制するも、6回表でヤンキース・スタントン選手がホームランを放ち逆転。8回、大谷がヒット。更に相手のエラーで大谷は3塁へ。その後ベッツの犠牲フライでドジャースは同点に追いつくも延長10回、ヤンキースに1点を勝ち越された。その裏、フリーマンの一発でドジャースが逆転勝利。フリーマンは「もう最高だよ」などとコメントしている。
ワールドシリーズについて。田口さんが注目したのは大谷の第3・4打席。第3打席について田口さんは「少し遅い球に対応したが本来であれば逆方向に入っていくものだがどうしてもランナーを出したいがために無理やり手首を返してセカンドランナーをサードに進めた。大谷の勝ちたいという気持ちが現れた打席」と分析。第4打席のツーベースヒットについては「相手投手はチェンジアップがいいピッチャー。最初からこの球を狙っていた。甘くきたら仕留めますよという覚悟。ただちょっと早かった」などと話した。第2戦のヤンキース先発はチーム最多16勝をあげているロドン投手。
ヤンキース・今季16勝・カルロスロドン投手。特徴は160キロに迫る速球、大きなスライダー、チェンジアップ。大谷翔平は2018年にメジャー1年目で初対戦。このときシーズン19号本塁打。日本人メジャー1年目の最多本塁打記録18本(城島健司氏)を更新した。
現在ドジャースタジアムで先発の山本由伸投手が最終調整のピッチング練習を行っていて、やや緊張している様子が確認できる。ヤンキースの先発はロドン投手で、田口壮さんは「ストレートとスライダーを軸にしているピッチャーで、大谷選手は恐らく球種を絞って狙い打ちしたいくと思う」、「少ないチャンスの中でも甘い球をしっかりと捉えられるかが鍵になる」など話した。ドジャースは今日ロドン投手対策としてスタメン順を昨日から変えていて、田口さんは「対左ということを意識して打線を組み替えていて、ケガ明けのロハスを起用していることなどからも相当意識していると思う」など話した。
山本由伸は12年総額3億2500万ドル(日本円で約465億円)メジャーリーグ投手として史上最高額の契約金でドジャースへ入団。6月7日ヤンキース戦では7回2安打無失点。
ヤンキースは今季本塁打41本のソト選手や本塁打・打点で2冠のジャッジ選手らを擁する強力打線を誇っていて、ドジャース先発の山本由伸投手について田口壮さんは「基本的に自分のピッチングしていけば抑えられる」、「ジャッジ選手はアウトコースのストレート、スタントン選手は内角の変化球に気をつけていく必要がある」など話した。
LIVE選挙サンデーの番組宣伝を行った。
まもなくワールドシリーズ第2戦がプレイボール。田口さんは「山本投手がしっかりと初回を抑え、その裏に味方打線が点を取る展開を期待したい」など話した。
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