2023年10月28日放送 5:20 - 5:50 テレビ朝日

日本のチカラ

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

今回は…

今回は三姉妹が営む食堂の物語。店を始めた亡き母は90歳を過ぎても店に立ち続けたという。

(日本のチカラ)
亡き母と歩む 三姉妹食堂

富山市の「山家食堂」は創業56年、カウンター8席の地域に根ざしたアットホームなお店。長女・貴美子さん(73)、次女・信子さん(71)、三女・恵美子さん(68)の三姉妹が営む。「特別な事はしない」がモットー。愛用しているフライパンはボロボロだった。「仕事は楽しくするのが一番」と語った。ランチ営業を終えた午後3時にようやく昼食。店を始めたのは8年前に亡くなった母・静子さん。90歳を超えても接客を続けたという。古くからの常連は母を知る人も多い。江尻さんは自分の母を亡くしてから通うようになった。腎臓を患う江尻さんには塩分控えめの特別メニューを出してくれる。創業当時は信子さんが実家を離れて母と住み込みで働いた。貴美子さんが加わり3人で営むようになった。現在は信子さんが貴美子さんの家で一緒に暮らしている。13年前に夫を亡くし、1人で暮らす信子さんに声をかけたのが貴美子さんだった。家族揃って食卓を囲めるのはお店の仕込みがない週に1日だけだという。

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富山市(富山)山家食堂

母・静子さんは68歳の時に食堂を娘に任せて、立山町大観峯自然公園の管理人となった。常に前向きだったという静子さんの人生は苦難の連続だった。1915年に東京・両国で生まれ、東京で銭湯を経営する山口権兵衛さんと結婚。夫は戦争で帰らぬ人となり、亡夫の叔父と再婚して三姉妹が生まれた。52歳で家を離れて食堂を始めた。三姉妹の前では弱音を見せなかったという。

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両国(東京)大観峯自然公園富山市(富山)山家食堂

閉店後の片付け&翌日の準備は長女・貴美子さん&次女・信子さんが担当している。作業が終わるのは日をまたぐような時間。2人は40年以上この生活を続けている。食堂が安らぎの場になっているという。朝の準備はアルバイトとして店を支える三女・恵美子さんが行う。家事をやらされ、慎ましく生きるよう言われて育った恵美子さんは母との間に壁ができてしまい、結婚を機に母たちとは離れて暮らすようになった。自らが母親になったことで静子さんへのわだかまりが解けていったという。静子さんは2014年に99歳で永眠した。翌年には恵美子さんの夫が突然の病気で亡くなり、姉たちが営む食堂を手伝うようになった。

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富山市(富山)山家食堂

きょうも山家食堂はオープン。この日は常連さんがたくさん持ってきてくれたタケノコ尽くしだった。

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富山市(富山)山家食堂
(エンディング)
次回予告

「日本のチカラ」の次回予告。

(番組宣伝)
週刊ニュースリーダー

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