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今回は南部もぐりを県立高校で学ぶ人々を紹介。
岩手県洋野町種市は漁業が盛んな海の街。岩手県立種市高校の全校生徒は72人。全国で唯一普通科と海洋開発科を設置している。指導するのは海洋開発科OBの大向光さん。昨年度は一年生のクラスを担任し、さらに全学年の潜水の実習と座学を担当した。地元で妻と娘の3人暮らしをしているという。妻も教員で種市高校に赴任した時に出会った。大向さんは尼の素潜り漁で有名な久慈市生まれ。高校を卒業後には民間企業で11年間ダイバーとして海洋工事に携わった。南部潜りの練習は想像以上で、大向さんが働いていた会社は現在も種市高校の卒業生の就職先の1つ。所属するダイバーの半数以上が種市高校海洋開発科の卒業生。
アジア海洋の麥澤正治さんは種市高校出身で、大向さんと世界の海で働いてきた。2011年3月11日に大向さんは帰省していた実家で被災。海外で仕事をしていたが、自分の国のためにできるのはなんだろうと考えたという。そこで先生に転職したと答えた。鉄の靴とヘルメットと宇宙飛行士のような出で立ちだがその重量は65キロ。種市高校で特に力を入れている教えているヘルメット式潜水。ヘルメットの中の空気はホースから送られる空気で満たされてる。190年ほど前に開発され、形が変わっていないヘルメット式。着脱するのに時間がかかるデメリットもあるために種市高校では他の潜水方式も教えている。風前の灯火になりつつあるヘルメット式。岩手県に伝わったのは130年近く前で、種市の沖で沈没した船を千葉県からやってきたダイバーが達が引き上げた。それを手伝い、技術を学んだ青年が磯崎定吉。南部もぐり第一号となった。岩手県立久慈高校種市分校が種市高校の大元。今までに1800人の南部もぐりを送り出した。卒業生は様々な工事に携わり、活躍してきた。
工事で主に使われているのは着脱を簡単にしたフーカー式。北の海の漁場では今もヘルメット式の技が使われている。磯崎司さんは磯崎定吉の遠縁にあたる。岩手県内でヘルメット式で漁をするのは今や司さんと兄の元勝さんの2人。ヘルメット式で潜る人が減ると新たな問題が出てくる。南部もぐりの象徴でもあるヘルメットは製造技術者がすでに亡くなっていて修理ができるのも1社のみ。北海道・根室市でもヘルメット式を採用しているが水が冷たく、潮の流れが早い北の海では、暖かく重たい潜水服のヘルメット式が人気。この地域では半数の船がヘルメット式で漁を行っている。種市高校の佐京さんは佐藤さんの憧れの南部もぐりだという。佐藤さんはいつか父の船で佐京さんのようにヘルメット式で海に潜りたいと佐藤さんは高校で学んできた。3月、この日種市高校の海洋開発科から8人が卒業式を迎えた。今年もヘルメット式を学ぼうとする根室の若者がやってくる。
庄林幸洋さんは祖父がヘルメット式の漁師だったという。幸男さんは数年前に流されたダイバーを助けるために海に入り亡くなった。幸洋さんはようやく漁が学べると楽しみにしているという。26年4月に幸洋さんは高校に合格し、無事に入学式を迎えた。
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種市高校では、体験会が開催された。潜水の魅力を一般の人に伝えている。その成果があったのか、今年海洋開発科は、昨年度より7人多い18人新入生を迎えた。
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