- 出演者
- 片山千恵子
内水氾濫についてトーク。全国の水害被害で内水氾濫の被害額は30%で浸水棟数は60%となっている。池内氏は「都市部の方が家屋が多く密集しているので被害額が大きくなる」などと話した。
2020年の球磨川氾濫で人吉市では20人が犠牲となった。降り続ける雨により内水氾濫の範囲は拡大した。そして避難のタイミングを失ったひとを含む多くの人が犠牲となった。去年大規模な内水氾濫が秋田県でも発生した。太平川が氾濫し川から離れた場所で冠水が始まっていた。秋田市内ではおよそ5800棟の住宅に床上浸水などの被害が出た。
生駒里奈は秋田の大雨を経験し「どんどん水位が上がっていって渋滞になった」などと話した。内水氾濫が起きやすいのは相対的に標高が低い場所や下水道の排水能力が低いところなどだという。池内教授は「浸水していたら無理に避難しない」などと話した。1時間降水量80ミリ以上の年間発生回数は平均的に見て増加している。1時間降水量で日本の観測史上1位となっているのは1982年の長与町の1時間187ミリとなっている。地球温暖化の気候変動により大雨の発生頻度が増えているという。
ベビーカーに乗せた子どもの熱中症対策の紹介。ベビーカーは地面からの照り返しの影響を受けやすいため子どもの体温が上がりやすくなる。タオルでくるんだ保冷剤をシートに置き体を冷やすこと。そして水分補給に加え子どもの表情をこまめに確認する。また汗のかき具合を確認することが必要だという。
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- 環境省
内水氾濫についてトーク。池内教授によると備えるためには水害リスクを知ることが重要だという。活用したい地図が水害(洪水)ハザードマップ・内水氾濫ハザードマップ・デジタル標高地形図。池内教授は「自分が住んでいる場所のですね色を見る」などと話した。
内水氾濫リスクを取り入れた避難計画で命を守った集落が長浜市。菅並地区の嵐さんは自治体と協力し避難計画を作成してきた。独自のハザードマップを作成した。川だけでなく水路なども調査しリスクを掲載している。嵐さんは地域を歩き危険な場所をチェックし内水氾濫前に避難できるように計画した。2022年には長浜市付近で1時間に約90ミリの猛烈な雨が降り高時川の水位が上昇し氾濫するも菅並地区では氾濫前に全員が避難することができた。茂原市では吉田さんが雨が強まったことを受け駐車場と門に止水板を設置した。駐車場や門の内側まで水が入ってきたが大幅に浸水を抑えることができた。
浸水対策についてトーク。片山アナは「茂原市では止水板や止水壁などに補助金が出るようになった」などと話した。問題として「水害時玄関以外に水が入ってきそうな場所は?」が出題された。正解はトイレ・お風呂・洗濯機の排水口などであった。対策には水のうがいいという。あばれる君は「柔らかいからどんな形にもフィットしますね」などと話した。
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- 茂原市
グリーンインフラは内水氾濫のリスクを減らす。コンクリートやアスファルトに覆われた場所を水が染み込む環境に変えること。通常雨は下水に流れていくがグリーンインフラでは雨が地面に染み込むため下水に流れる水を減らすことができる。島谷教授は「私は可能性があるんではないかと思っています」などと話した。
グリーンインフラについてトーク。あばれる君は「目にもいいし水害の対策にもなる」などと話した。グリーンインフラのメリットは地下水の保全・自然環境の保全などがあるという。池内教授は「短時間の集中豪雨では効果が大きい」などと話した。
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- キキクル(危険度分布)東京都
第2回高専防災減災コンテストで入賞した石川工業高等専門学校の取り組みは井上の荘地区でQRコードで避難場所がわかる標識を街路灯に設置した。標識には避難場所の方角を矢印で示す工夫も加えた。
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2024年5月26日(10:05)