- 出演者
- 片山千恵子 島谷ひとみ 槙野智章 加藤栄治
行政や住民による命を守るための様々な取り組みが進んでいる。砂防ダムや避難道路の整備など住民が自ら取り組むわがまち防災も広がっている。広島土砂災害から10年。土砂災害から命をまもるためには何かできるのか考える。
わがまち防災についてトーク。問題として「土砂災害警戒区域等は何箇所?」が出題された。正解は青の約48000箇所。広島は山すそにたくさんの家が建っているなどの理由で全国で一番多いという。海堀氏は「自分たちのまちや状況を知って協力しながら助け合う」などと話した。
2014年広島市で線状降水帯が発生し8月20日の午前1時15分に土砂災害警戒情報が発表された。午前2時過ぎ猛烈な雨が降り始め安佐北区と安佐南区内では浸水と崖崩れが次々と起きていた。50箇所以上で土砂災害が発生した。その後避難勧告が出た。特に被害が大きかったのが八木地区。犠牲者は関連死含め77人で家屋損壊は585棟で床上・床下浸水は4161棟にのぼった。
広島土砂災害についてトーク。防災クロスロードでは「深夜に避難すべきか?」で赤:避難する青:家にとどまるが出題された。正解はないという。片山アナは「シミュレーションしておくことっていうのが非常に大切になってくるんですね」などと話した。海堀氏は被害拡大の要因について住宅が密集する山のふもと・短時間で記録的な大雨・対応の難しい深夜であることをあげた。
崖崩れや土砂災害の前兆をいち早く捉えるため危険箇所に防災ライブカメラの設置が進んでいる。逃げ遅れを防ぐことが目的。住民が雨量計を自ら設置し町内会で運営する取り組みも始まっている。データはネットで配信されリアルタイムで雨量を確認できる。また防災設備の拡充も進められている。八木地区では砂防ダムが33箇所つくられた。八木・緑井地区で進められているのが広域避難路の建設。すでに1.5キロが開通している。
防災対策についてトーク。槙野氏は「砂防ダムがあることで安心感がある」などと話した。しかし砂防ダムで止められるのは土石だけだという。土砂災害から身を守るために海堀氏は「自分の置かれている状況を知る」などと話した。土砂災害避難のポイントは土砂災害警戒情報は避難の合図・前兆があったら即避難・2階に避難は最後の手段。
西日本豪雨では土砂災害警戒区域など危険区域に居住する人の避難率は約22%であった。片山アナは「昼だったらまた変わっていたかも」などと話した。
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安佐南区伴学区では3年前の8月豪雨により土砂災害や土石流が発生した。伊藤早苗さんの家には大量の土砂が流れ込んだ。後片付けにはたくさんの地域の人が集まり5日間かけて泥や石を取り除いた。主導したのは自主防災会。伴学区自主防災会連合会では約50人の防災士が中心となりわがまち防災に取り組んでいる。わがまち防災マップを作成したり自主避難所を設置したり住民が楽しめる防災イベントを開催するなどしている。
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- 伴学区自主防災会連合会伴学区(広島)
自主防災会の取り組みについてトーク。島谷ひとみは「地域のコミュニケーションとしてもすばらしい」などと話した。
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2024年5月19日(10:05)