- 出演者
- 岡田准一 ケンドーコバヤシ
今回のテーマは「柔術温故知新」。現代まで受け継がれる柔術の進化とその真髄に迫る。
岡田さんは護身術として勧めるのはブラジリアン柔術だと言った。ブラジリアン柔術は打撃を一切使用せず関節技などで戦う武術で総合格闘技の世界でも重要視されている。その中でも圧倒的強さを誇っているのが、クレベル・コイケだ。クレベル・コイケが三角絞めを行う映像が流れた。クレベル・コイケは柔術で日本を盛り上げたいなどと話した。ブラジリアン柔術の早川光由さんは、寝技の最も有利な点について力の勝る相手と互角かそれ以上に戦えるなどと話した。早川さんがスタジオでロールエスケープの演武を行った。松本薫さんは柔道は秒数などで決まるが柔術の場合は落ちるか折れるかタップなどと話した。また寝技のコツをグリグリなどと言った。
日本最古の柔術の竹内流は数多くの流派に影響を及ぼした。竹内流は護身術、鎧組討、捕手などがまとめられている。竹内流の中核を担うのは腰廻という技だ。腰廻の実演映像が流れた。戦国時代から江戸時代にかけて柔術は敵を殺さず制圧する技術として洗練された。明治15年には嘉納治五郎が柔道を総した。嘉納は多くの柔道独自の技を作り出した。嘉納が目指したことは修練を通して人として成長することだった。
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- 嘉納治五郎
各流派の考える柔についてスタジオで話した。大東流は敵と触れ合う一瞬が勝負だと石橋さんは言う。相手につかませるのが極意というその理由を演武で見せてもらった。また秘伝の「小手返し返し」の演武も披露した。
柔道は相手をつかむことを重視し発展してきた。松本さんと岡田さんが「組みて争い」を披露した。
早川さんにとっての柔は「最後に相手がくれたものを取る」などと言った。ブラジリアン柔術のスパーリングを披露した。
岩手県久慈市に生まれた三船久蔵は柔道の神様と呼ばれた男だ。津村さんは三船は技に限界はないといい、研究を重ねさまざまな技を完成させた。球が理想の柔道だなどと語った。そして完成した伝説の技が空気投げだ。生前三船が目指したことが世界の人々が柔道で手を取り合うことだ。