2023年10月3日放送 14:35 - 14:45 NHK総合

時論公論
軍事侵攻とクラスター弾〜問い直される禁止条約〜

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(オープニング)
オープニング

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(時論公論)
軍事侵攻とクラスター弾〜問い直される禁止条約〜

クラスター弾は点ではなく面への攻撃。かつては現代の戦争には欠かせない兵器だった。一般市民・民間施設にも被害を与える可能性が高く古楽爆弾の多くが不発弾として残る。過去半世紀の死傷者は世界で2万人にのぼり、その95%以上が一般市民。2006年、イスラエルがレバノンで大量に使用し不発弾の被害が広がったことから禁止する機運が生まれる。2008年にクラスター弾の製造・貯蓄・使用を禁止しオスロ条約で採択され現在112の国と地域が参加している。ウクライナ侵攻でロシアは使い方次第で非人道的ではないとして旧ソ連・ロシア製の10種類以上を使用してきた。またウクライナも参加していなく、反転攻勢には必要だとして自国領土で市民に配慮し使用している。そしてアメリカはウクライナへのクラスター弾供与に踏み切った。去年1年間で約900人がクラスター弾によって死傷し世界8カ国でかくにんされた死傷者の80%近くを閉める。国連や人権団体が強い懸念を表明し、クラスター団被害国などが使用・供与を避難した。だがNATO加盟国や米同盟国はアメリカ・ウクライナを強く非難しなかった。国際規範になりつつあった禁止条約の権威が揺らいでいる。

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アイリーン・コーンウラジーミル・プーチンジョー・バイデン
(エンディング)
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