1960年、米国大統領選でテレビ討論会が初めて導入された。ケネディ氏は白黒テレビでも目立つ黒スーツで少し日焼けして若々しい表情を演出。下馬評を覆し、リチャード・ニクソン氏に勝利した一因といわれている。81歳のバイデン大統領はこれまで何度も健康不安が指摘されている。明日の90分の討論会は3分半の休憩が2回あるだけ。その際、陣営スタッフとの接触も禁止。体力、集中力の衰えをさらせば、トランプ前大統領につけ込まれる格好の材料になる。討論会は無党派層や投票先を決めかねている有権者の行動に大きな影響を与える。大越キャスターは「今回の討論会では建設的な議論を期待したい」と語った。