2025年7月31日放送 23:30 - 23:40 NHK総合

時論公論
全国学力テスト 分析結果が示す現状と課題

出演者
松井裕子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(時論公論)
全国学力テスト 分析結果が示す現状と課題

文部科学省が実施する全国学力テストの分析結果が公表された。全国学力テストは全国の小学6年生・中学3年生を対象に毎年4月に実施している。ことしは国語、算数・数学に加えて理科も実施された。経年比較では小学校の国語・算数、中学校の国語・英語でスコアの低下が確認された。今回は特に経済的に困難な状況にあるとみられる層で顕著な低下がみられた。併せて実施された保護者に対する調査では学校外の状況も見えてきた。学校外の勉強時間が減少し、ゲームやスマホの時間などが増加している。

キーワード
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経年調査の対象となった昨年度の小学6年生、中学3年生ははコロナの影響が重なった世代。文部科学省は小学生については学習の土台ができる時期に影響があった可能性があるとしている。中学生については話す機会が制限され英語習熟に影響した可能性があるとしている。公表された今年の学力テストの分析結果では男女別正答率が示された。文部科学省は理数教科は成績に男女差はないとの見方を示している。成績に差がないが意識には男女差があり女子に理数教科への苦手意識があることが分かった。東京大学・横山広美教授は小学校段階からバイアスを取り払う働きかけが必要だと指摘している。全国学力テストでは過度な競争などの弊害が指摘された。文部科学省は今回から結果公表の時期、内容を見直している。

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(エンディング)
エンディング

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