2025年2月2日放送 16:10 - 16:54 NHK総合

森保一×鈴木桂治 サッカー日本代表監督に聞く

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(森保一×鈴木桂治 サッカー日本代表監督に聞く)
オープニング

世界の頂点に勝つためには何が必要か。森保一監督が柔道日本代表の鈴木桂治監督と語り合う。

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森保一×鈴木桂治

お互いの印象を聞かれ×鈴木桂治監督は「テレビで見てて優しそうだなって感じ。実際に会っても優しそうだと思った。凄く緊張してこのスタジオに入ってきました」などと話した。鈴木桂治監督はサッカーが大好きで小学校のときにサッカーと柔道をやっていた。

監督2期目の積み上げ

森保一監督は2018年に監督となった。2022年のワールドカップ カタール大会では優勝経験のあるドイツ・スペインを撃破しチームをベスト16に導いた。大会後に続投が決定。さらなる飛躍を目指す。鈴木桂治監督は2012年から重量級のコーチを務め東京オリンピックの後、監督に就任した。パリオリンピックでは個人戦で5つのメダルを獲得。ロサンゼルスオリンピックまで指揮を取る。

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世界で頂点を取るために1期目で築いて、2期目に変えていくことについて聞かれ森保一監督は「気をつけていることはマンネリ化。力を示してる選手、未来に伸びしろが見える選手っていう選手を選んでいくことニュートラルに見れるようにってことはやっていかなければいけない」などと話した。鈴木桂治は「まったく同じなので安心しました。間違ってないな」などと話した。長谷部コーチが来て、全てがチームのためにレベルアップのために繋がっているという。長谷部コーチはフランクフルトのコーチも務めている。長谷部コーチは「成長しながらみんなと一緒に上を目指していきたい」などと話した。森保一監督は「ヨーロッパや南米のサッカーを見ていると今まで世界一を取ったような国々は、最初圧倒してくる。そしてそのまま試合を押し切る戦いをしtけうる。その力を今後、培いながらいろんな戦いをしたいと思う」などと話した。鈴木桂治は「柔道の世界では日本を倒そうという国がたくさんいるなかで、日本人がかなわないのが体格差。テクニックと根性で戦うのは限界がある。ロンドンオリンピックでは初めて金メダルがゼロだった。その後に私がコーチと入って一番最初に取り組んだのがウエイトトレーニングだった。そこから日本の柔道の戦い方が変わった」などと話した。

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力を引き出すコミュニケーション

両監督が大切にしているのが選手との対話。鈴木桂治監督は「SNSを利用しお互いフォローしあってコメントしたりしている。すぐに柔道の話をするのではなく、その選手のが好きなジャンルを理解し、そこから話を入っていくようにしてる。SNSを利用しコミュニケーションを取れることを選手から教わった」などと話した。森保一監督は「できるだけフレンドリーな関係で接したいと思っている。若い子たちと話すとき、知ったかぶりをしない。ベテランも若手も基本的には変わらない。個々に変えていく感じかな」などと話した。鈴木桂治監督は「ベテランに関しては、体のケア、睡眠といったことはうるさくいっている。今回のオリンピックにも30代が2人いた。とにかく休ませた。休みの日に電話してちゃんと休んでいるか聞いた。抑制することも必要かなと思っている」などと話した。ウルフアロンは鈴木桂治監督と対話をすることで大きな成長を遂げた。ウルフアロンは「自分がどうしたら強く慣れるか正解を探していく必要がある。その時間を監督は大切にしてくれる。大学の仕事があるのに練習を見に来てくれた。緻密なやり取りを毎日行っていた。道筋を明確にしてくれる」などと話した。

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選手の心に火をつける

前回のサッカーワールドカップの登録メンバーは26人。柔道男子は7階級1人ずつ出場。そのように競争をうながしているのか。森保一監督は「競争は絶対に必要。この選手がスタメンででてるなら俺はサブでも仕方ないなっていうような選び方はしていかないといけない。監督目線と選手目線でできるだけギャップが生まれないようにって考えている」などと話した。鈴木桂治は「柔道は1番手しか試合に出れないで、とにかく2番手3番手のケツを叩くことを考えている。2番手3番手には、このままでいいのか?こういう結果を残すしかないといい続けている。自分で自分の立ち位置を理解させている」などと話した。サッカー日本代表の熾烈な競争の中でいま頭角を表しているのが菅原由勢。東京オリンピック、ワールドカップ カタール大会ではメンバーから落選。その悔しさを成長につなげている。菅原由勢は「代表発表に翌日に、森保監督から常に見てるよって言われた。だからこそ パフォーマンスが選ばれるに値しないって自分自身で分かっていた。常に見てくれてるんだったら活躍してパフォーマンスを出せばそこに行くチャンスあると監督に言ってもらったので、その言葉はモチベーションをあげる言葉の1つになった」などと話した。

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選手の心を支える

鈴木監督は去年のパリオリンピックで心残りがあるという。混合団体の決勝。1番重いクラスに選んだのは22歳の斉藤立だった。代表戦で斉藤立にチームの命運が託されたが、斉藤は負けてしまった。重い責任を担い、大事な局面に挑む選手に対して、もっと事前に出来る準備があったのでは?と鈴木監督は感じている。PKはメンバー決まってるの?と聞かれ森保一監督は「これまでは、決めてなかった。選手たちに俺が行くにしてた。世界の舞台で勝つか負けるかのところで、蹴れますっていう勇気を持ってやってくれることが、選手の成長につながると考えていた。ある選手から監督から言われたほうが選手も信頼感を得られて蹴れることもあると言われた。カタール大会でPKで負けた。そこで選手に責任を追わせてしまった。監督としてだれだれ蹴れって決めて、ミスしたときに俺が蹴れって言ったから。バッシングはあるので、選手のメンタリティが傷つけられることを軽減することは自分にできたのかなっていう後悔はある。次PK戦があるとしたら、誰々蹴れっていうのは持っておきたい」などと話した。

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世界の頂点に立つために

鈴木桂治は「最重量級が課題。北京オリンピックから金メダルを取っていない。環境づくりが必要。柔道はもう外国に行くしかないと思っている。 外国に長期遠征にいくとか」などと話した。森保一は「そのとおりだと思う。現実は海外にでてヨーロッパの舞台で戦う。そこで力をつける。現状では一番の強化になると思っている」などと話した。柔道もサッカーも後半戦が勝負だという。森保一は「サッカーと柔道は真逆かなと思っていて。なぜなら柔道は日本で生まれて、日本が世界のトップ。世界がそこに追いつこうと目指している。サッカーは世界に追いついていこうとしている。競技のとしての立場は違うと思っている」などと話した。鈴木桂治監督は「まずは世界の柔道を認めることかなと思う。あぐらをかいてるつもりはない。紙一重でやってる」などと話した。

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2025年は?

2025年について森保一は「すべて進化と常に進化。これを目指して1年を過ごしていきたい」などと話した。鈴木桂治は「明るく楽しく生き生きと。心とカラダは常に生き生きしててほしい。明るいオーラがでてる選手になってほしい」などと話した。

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