2023年12月6日放送 22:00 - 22:45 NHK総合

歴史探偵
大坂の陣 真田信繁VS.徳川家康

出演者
渡邊佐和子 佐藤二朗 
(オープニング)
今回は...

今回は豊臣方が築いた要塞、真田丸を仮想空間に再現。

キーワード
真田信繁
オープニング

オープニング映像。

(歴史探偵)
スタジオトーク

関ヶ原の戦いから14年後、大坂の陣が幕を開けた。冬の陣では豊臣軍が大坂城に籠城し、徳川軍は城を包囲した。城の南側には真田丸が築かれた。

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VR大坂の陣 真田VS.徳川

真田丸を築くにあたって既存の寺が活用され、食事や休息をとれる宿舎として利用できたという。また、崖に取り囲まれ、敵襲を阻む要害となっていた。今回、得られた地形データ、文献などをもとに仮想空間に真田丸の再現を試みた。弾雨が降り注ぐなか、徳川軍は鉄砲、大砲の攻撃から身を守る塹壕を掘り進めた。塹壕で接近し、築山から銃撃しつつ、地上からは足軽たちが突撃を仕掛けるも、真田丸には大狭間筒という巨大な銃が用意されていたという。重さは火縄銃の3倍以上で、放たれる銃弾は鎧を貫通する力を持っていた。

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スタジオトーク

真田昌幸は徳川軍に対し、上田城と周囲に作った出城を活用し、撃退に成功している。息子の信繁が大坂冬の陣で真田丸を築き、徳川軍に打撃を与えたのは父親の戦法を見事に継承していたからと言えるという。苦戦していた家康軍だったが、イギリス、オランダから巨大な大砲を輸入。

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大坂冬の陣で徳川軍は真田丸ではなく、豊臣秀頼、淀殿がいる大坂城へ大砲で砲撃した。2人は戦意を喪失し、のちに和睦が成立する。堀を埋め立て、真田丸は破壊されることとなった。なお、お家の取り潰しで領地を失った元大名、その家臣は牢人と呼ばれ、豊臣方についていた。その数は10万にのぼったという。豊臣秀頼は竹流金を給料として牢人に支払い、真田信繁ら大名クラスの牢人となると広大な領地を約束していた。牢人たちは生活を立て直すべく、徹底抗戦を主張。堺の街には火を放ち、火災を起こしてしまう。和睦は崩壊し、1615年4月に大坂夏の陣が始まることになる。

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スタジオトーク

牢人たちからすれば名誉のための戦いではなく、生活がかかっていた。主要人物に真田信繁、長宗我部盛親、毛利勝永らがいて、多くが関ヶ原の戦いで敗北を経験。千田嘉博氏によると、牢人たちは領地を没収され、関ヶ原で家康に刃を向けたということで再就職も難しかったという。真田信繁は兄に宛てた手紙で、弱音をこぼしている。そんな牢人たちに豊臣秀頼からのオファーがあり、佐藤二朗は「ここで賭けずにどこで賭けるっていうぐらいの大チャンス」と語った。

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佐藤二朗は「平和な江戸時代になったからこそ、信繁の活躍を懐かしむわらべうたが生まれた。平和な時代じゃないと、余裕は生まれない」と述べた。江戸時代の別な側面について、千田嘉博氏は「農民から天下人へとのし上がっていくことはできなくなっていった。平和は素晴らしいが、多くの庶民は息苦しさを感じていたのではないか」とコメント。

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(エンディング)
次回予告

「歴史探偵」の次回予告。

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