今回は副業について掘り下げる。2018年、政府が企業の副業・兼業を原則解禁する方針を打ち出したことや、コロナ禍の働き方の変化などがきっかけで、副業する人が増えている。副業の目的も多様化している。

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1925年（1つ目のターニングポイント）、社会の工業化が進み、産業構造が大きく変わる中、約1400万人いた農家の所得不足が懸念されていた。それを受けて政府は副業を奨励し、当時の農家の半数が副業を始めたと言われている。しかし、時代とともに工業化や情報化が進み、高度経済成長期などを経て終身雇用が確立されていくと、副業は企業や政府から禁止されるようになっていった。しかし2018年（2つ目のターニングポイント）、政府は働き方改革の1つとして副業の原則解禁を打ち出した。目的は停滞する日本経済の活性化など。また、現在までに副業を容認する企業は70％にまで増加している。副業を通じて社員を成長させ、本業に還元させることで業績アップを狙う企業も現れている。副業には「とことん稼ぐ武闘家タイプ」、「趣味で稼ぐ遊び人タイプ」、「スキルアップ！魔法使いタイプ」、「やりがい重視！僧侶タイプ」の4つのタイプがある。副業への関心が高まる一方で、トラブルも増加している。高収入の副業をうたった詐欺や、副業を通じて本業の情報を漏洩させられたりなど。しかし、副業を賢く見極めて自分の働き方を考えることができれば、人生がより豊かになるかもしれない。

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