- 出演者
- 久保田直子 井澤健太朗 田原萌々 佐々木快 森山みなみ
過去の巨大地震。1952年11月5日カムチャツカ半島沖地震が発生。千島海溝を震源にマグニチュード9.0の地震。函館で最大波1mの津波の観測。
津波警報を受けて避難しようとしていた車が道路脇に転落し女性が死亡した。警察によると三重県熊野市の国道311号で車が道路脇の崖下に転落した。この事故で車を運転していた58歳の女性が頭を強く打ち、病院に搬送されたがおよそ3時間後に死亡した。女性は事故の前に家族にLINEで「車を待避所に置いてくる」などとメッセージを送っていて、津波警報の発表を受けて車を退避させようとしていたとみられている。警察が事故の原因を詳しく調べている。
北海道むかわ町の沿岸部の様子。東日本大震災で津波の被害があった宮城県女川町の様子。ロシアのカムチャツカ半島付近で観測したマグニチュード8.7の地震。北海道や千葉県など広い地域に津波警報が出され、広い範囲で津波を観測している。津波警報の影響で仙台空港の滑走路が閉鎖している。自衛隊のヘリコプターは早い段階で津波を捉えていた。北海道えりも町の襟裳岬では防波堤の間を波がゆっくり入流し、不規則な流れ。東日本大震災で大きな被害をもたらした場所に再びやってきた津波。宮城県内では石巻港で50cm、仙台港で40cmの津波を観測した。宮城県塩釜市では小学校に避難所が開設。福島県いわき市小名浜では40cmの津波を観測。 茨城県大洗町では40cmの津波を観測。千葉県内房、伊豆諸島、相模湾、三浦半島などに津波警報が出された。千葉県館山市の北条海岸でサイレン。千葉県銚子市で30cmの津波を観測。鴨川シーワールドは津波警報を受けて休園。首都圏の交通網も混乱。千葉県大網白里市の大網駅では在来線の運転見合わせが相次いだ。神奈川県鎌倉市の大船駅。横須賀線も運転を見合わせた。JR東日本によると、湘南新宿ラインでは東海道線と横須賀線との直通運転を見合わせている。
ロシアのカムチャツカ半島付近で観測したマグニチュード8.7の地震。津波の影響は関西や東海にも及ぶ。和歌山県那智勝浦町の勝浦小学校の避難所。那智勝浦町役場は8か所の避難所を開設し、避難所や高台などにおよそ750人が避難しているという。気象庁地震火山部管理課地震津波対策企画室・清本真司は「第1波より後に来る波が大きいことがあるので津波警報等が解除されるまでは避難を継続していいただきたい」と話す。
津波警報を受けて避難しようとした車が道路脇に転落し女性が死亡した。警察によると三重・熊野市の国道で車が道路脇の崖下に転落した。この事故で車を運転していた女性が頭を強く打ち病院に運ばれたが死亡した。女性は事故の前、家族に対して車を高台の待避所に置いてくると連絡していたという。
マグニチュード8.7の地震が発生したのは日本時間の午前8時25分ごろ。震源はロシア・カムチャツカ半島の近く。サハリン州のリマレンコ知事は「住宅への深刻な被害はないとみられるがいくつかは出ている」と話す。幼稚園の建物の外壁が崩落したが、けが人はいない。カムチャツカ半島付近では度々、地震が起きていて10日前にもマグニチュード7.4の地震が発生している。中でも1952年にはマグニチュード9の地震が起き、太平洋沿岸の広い範囲に津波が到達した。きょうの地震の影響は日本だけではなくハワイでも。ホノルルでは津波警報が出された。トランプ大統領もSNSを通じて「強くそして無事でいよう」と呼びかけた。一方、海岸近くの道路では渋滞が発生し避難しようにも車が動かせない状態に。ショッピングセンターに入っている店も軒並み臨時休業。
津波警報の影響による鉄道の運転見合わせが拡大している。JR東日本によると午後3時現在、湘南新宿ラインでは東海道線と横須賀線との直通運転を見合わせている。さらに東海道線の全線と伊東線の全線、横須賀線の大船と久里浜の間、内房線の千葉と安房鴨川の間、外房線の茂原と安房鴨川の間などで運転を見合わせている。ロマンスカーも一部運休。京急本線なども一部区間で運休。いずれも再開のめどはたっていない。
津波警報による空の便への影響が拡大している。午前9時40分ごろ仙台空港の滑走路が閉鎖されたことで全日空は午後3時現在、仙台空港発着のきょうの19便とあすの2便を欠航。日本航空は午後4時現在で22便を欠航するなど航空各社は相次いで運航を見合わせていて、合わせて約57000人に影響が出ている。
静岡市清水区にある日本平夢テラスから中継。駿河湾からは海面の変化は確認できない。日本平夢テラスは避難場所には指定されていないが、万が一のことを考え食糧や水を備蓄している。現在、静岡県などに津波警報が発表されている。
三重・鳥羽市から中継。避難所が設置されているのは中学校にある特別室。エアコンが効いている部屋には30人ほどが避難している。
和歌山・白浜町から中継。午後0時27分に20cmの高さの津波を観測した。現在も引き続き津波警報が発表されている。海上保安庁の船が巡回に訪れる姿も確認できた。
気象庁は太平洋側の沿岸の広い範囲に津波警報・津波注意報が発表されたことを受けて午前と午後に緊急の会見を行った。気象庁によると今回のように日本から離れた場所を震源とする地震を受けて国内に津波警報が発表されるのは2010年の2月以来。岩手・久慈港では1.3mの津波が観測された。気象庁は1952年にカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生した際には岩手・久慈港で約9時間後に1mの津波を観測した事例があったとして避難を呼びかけている。今後の津波警報・津波注意報の解除の見通しについては半日から1日程度かかる見込みだとしている。
総理官邸では関係省庁の幹部らが集まり津波に関する会議が始まっている。林官房長官はSNSの根拠不明の情報に注意するよう呼びかけた。石破首相は緊急で記者会見を行った後、予定をキャンセルし官邸で対応にあたっている。また、防衛省では避難住民の受け入れを始めている。青森県の海上自衛隊の八戸空港基地では避難してきた車両100台近くを受け入れている。
トンガでも津波警報が出ている。トンガ当局は津波の恐れがある地域の住民に対し高台などに避難するよう呼びかけている。トンガは震源から8000kmほど離れた場所にある。2020年には海底火山の噴火に伴い津波が押し寄せ多くの死傷者が出た。
今回の地震は八丈島八重根で16時19分に80cmと範囲も広がっている。また、観測された津波もどんどん高くなっている。岩手・久慈港では午後1時3分には60cmだったのが現在1.3mに。元気象庁長官・西出則武さんは「津波というのは時間とともに単調に高さが減っていくのではなく大きくなったり小さくなったりを繰り返す。今後もそういうことは十分あり得る」などとスタジオでコメント。1952年11月のカムチャツカ半島沖での地震では函館で第一波を観測してから約6時間後に最大波を観測している。