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オープニング映像。
電柱に登って配電設備の保守や停電修理で必ず身につけるのが墜落制止用器具。高所での作業にかかせないこの器具を製造しているのが今回のガリバー・藤井電工。藤井電工墜落制止用器具がかかせない様々な現場からの要望に答えて製品開発を続けてきた。
藤井電工の年商は104億円、従業員数は420人。日本全国7カ所に事業所を構えている手掛ける墜落制止用器具は送電鉄塔作業用、柱上作業用、建設作業用、とび職向けなど用途に応じて様々な種類がある。様々な作業環境に合わせて大きさや素材が違うフックを約100種類揃えている。胴ベルト型とフルハーネス型の荷重のかかり方を比較した。
藤井電工が手掛ける墜落制止用器具は墜落が発生した場合には取り付けられたショックアブソーバが作動して衝撃を吸収するとともに墜落を制止する。ショックアブソーバには縫い合わされた布製のベルトが入っていて、落下の衝撃で糸が次々と切れてベルトが伸びていくことで荷重を吸収する。
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藤井電工は金属部品の金型の設計・製造まで自社で行っている。部品の内製率は約85%。ロープも自社工場で作っている。何度もよっていくことでほどけない頑丈なロープができる。フックとロープを繋ぐ部分にはさつま編みという特別な編み方が使われている。さつま編みは機械化することができない作業。社内規格をクリアしたさつま編みの資格認定者は20人いる。藤井電工は送電鉄塔をを想定した高さからの落下試験など様々な試験を行っている。
藤井電工の創業は1951年。創業のきっかけは戦後、創業者が電力会社に勤めていた頃の体験からだった。戦後間も無い頃、高所作業で使われていたのは麻製ロープだった。事故を目の当たりにした創業者は「高所からの墜落事故を撲滅したい」と決意した。車内に気持ちの緩みを感じた藤井社長は「安全は愛」というモットーを掲げて引き締めを図った。
鉄塔の建設現場は険しい山の中にあることが多いため、藤井電工は現場まで作業員や資材を搬送する「モノレール」を開発した。
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「労働災害の事故が1人でも無くなるように貢献したい」と藤井社長は語った。
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