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オープニング映像。
今回のガリバーは耐震型ポリエチレン管を始めとする様々な機能を持つ樹脂製品を手掛ける「積水化学工業」。化学メーカーの先駆者として生活に身近な合成樹脂製品を生産。老朽化した下水管を新しい下水道管として蘇らせる日本初の工法を開発した。
積水化学工業はリフォームや不動産事業も行っている。また、合成樹脂製品は自動車の部品で使われている。その一つが中間膜。圧力と熱を加えてガラスに挟むと溶けて透明になって一体化し接着性が増す。この膜によって衝撃でガラスが割れても飛び散らずものが貫通しにくくなって、乱反射を抑えて紫外線をカット、車外の騒音を遮断する。男子部品を覆って光や熱、湿気やほこりなどから保護する封止材は世界シェアNo.1。積水化学が手掛けるのは住まいや環境・ライフライン、高機能プラスチックス、メディカルまで。年商は1兆2977億円、従業員数は2万6918人。千葉積水工業では集合住宅で火災が発生した時に延焼を防いでくれる対価パイプを製造している。中間の層にある特殊な素材が熱によって膨張しパイプの穴を塞いで火や空気を遮断することで延焼を防いでいる。
千葉積水工業では老朽化したインフラを蘇らせる製品も作っている。一般的にコンクリート製の劣化した下水道管は掘り起こして新たなものに交換する。その際大掛かりな工事が必要となって通行規制など渋滞を招くこともある。そこで開発されたのが、古い下水道管をそのまま残して蘇らせるSPR工法。硬化塩化ビニルを地下へと送って下水道管の中で螺旋状に巻いていくことでパイプの形状に組み上げていく。地下へ送られていく帯状の材料は専用に機械を使って既存の下水道管の内側に巻いていく。強度を高めるため、帯状の材料にはスチール材が組み込まれていて、下水道管に合わせた形状でパイプを組み上げていくことが可能になる。管ができたらすき間にモルタルを埋めて強度を担保する。特殊なモルタルで、水中で分離や拡散をしない。この工法を開発するプロジェクトが始まったのは今から40年以上前。全国に普及したコンクリート製の下水管は劣化が問題に。塩化ビニルは薬品の影響を受けにくく耐久性もある。また、ゴミが溜まりづらく水が流れやすいというメリットも。東京都水道局では1987年にこの工法を実用化。道路を掘り起こさずに工事ができるこの工法は工事のために断水する必要がない。
老朽化した下水道管を更生する工法を東京都などと共同開発した積水化学工業。開発当初、冬の寒さで樹脂にヒビが入ってしまったこともあったという。そのため製造する際、樹脂に加える温度や時間、圧力などの微調整を何度も繰り返したという。この工法は全国37道府県、46道府県下の市町村で採用されている。耐震化の対策で採用する自治体も増えているという。
戦後まもなく設立された前身の積水産業は金型を使ってプラスチック製品を大量生産する事業を日本で最初にスタート。その翌年、積水化学工業に改称するとセロハンテープやポリバケツの製造を始めた。プラスチック製のごみ箱を普及させることで街のごみ問題を解決してきた。また、汎用性の高い硬化塩化ビニルのパイプはインフラの分野で活躍した。1971年、セキスイハイムが誕生。工場で住宅の大部分を作るという当時として画期的だった工法を生み出して安価な住宅の量産を可能にした。オイルショックに直面すると原材料を石油に頼るメーカーとして転換期を迎える。積水化学は今4つの事業で独自の進化を教えてくれる遂げている。積水化学が実証実験中のペロブスカイト太陽電池には積水化学のあらゆる技術が詰まっている。
「地球規模でイノベーションをおこして今ある社会課題を残さない未来に続く安心をつくっていきたい」と清水社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
