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まもなく第104回全国高校サッカー選手権の準決勝。今回は聖地・国立へ一点をめぐるドラマ人生を揺らす一点スペシャル。
今回は人生を揺らす一点スペシャル。一点をめぐるドラマをお届け。
夏のインターハイ王者・神村学園。プロ内定3人を要するタレント軍団が今大会掲げたテーマが「疾風怒濤」。その言葉通り激しいプレスで相手からボールを奪うとカウンターで一気にゴールに襲いかかる。U-18日本代表に選出された主将・中野陽斗は地元鹿児島出身。2年生から主力として活躍してきた中野は、前回の鹿児島大会決勝で敗れ選手権を逃していた。失点シーンだけをスマホの中に切り取っているほど重い失点だったという。今大会は2回戦と3回戦を無失点で抑え、準々決勝では日大藤沢に勝利し、3年ぶりとなる国立への切符を掴んだ。
7大会ぶりベスト4の尚志。チームを牽引するのが根木翔大。根木は未来への思いを持って大会に挑んでいる。尚志は地元・郡山市大槻町をサッカーの街にしたいという思いから、小中学生のクラブチームを立ち上げ、地域に密着した一環育成に取り組んでいる。7大会前、得点王に輝いた尚志のOB・染野唯月に憧れていた根木は染野がつけていたその背番号9を背負った。準々決勝の帝京長岡戦。根木は決勝点をアシストしチームを国立へと導いた。そして試合後、手越が根木に直撃インタビューを行った。
選手権2度優勝を誇る山梨学院。3年生の斎藤博生は脳腫瘍と戦い続けてきた。懸命なリハビリを重ねてたどり着いた応援席。その道程にはチームメイトの絆があった。斎藤は術後の後遺症で口や手足を自由に動かすことが出来ない。それでもチームメイトの手を借りながら自分の足で応援席へ向かう。1回戦は京都橘をPK戦の末制した。しかし、続く2回戦は尚志に敗れ敗退。それでも斎藤は「みんなといっしょにサッカーしたいという気持ちはでっかいです」と前を向いた。
2大会ぶり8回目の出場となった日大藤沢は、夏のインターハイ王者・神村学園に敗れた。最後のロッカールームで佐藤監督は「勝たせられなかったのは監督の力不足です。みんな本当よくやってくれた」などと話し、生徒に熱い言葉をかけた。
29大会ぶり16回目の出場となった水口。26歳の若き監督とともに快進撃を見せてきた。しかし3回戦の神村学園戦、試合終盤で4点ビハインド。それでも果敢にゴールを目指し続けたが勝つことは出来なかった。最後まで諦めなかった選手たちと若き指揮官の挑戦が終わった。夘田監督は「少なからず滋賀県に勇気を与えているし感動を与えている。また次のステージに向かってやっていきましょう」と涙ながらに生徒に語りかけた。
5大会連続18回目の出場となった奈良育英。地区大会優勝を決めた際、内村篤紀は亡き仲間について語っていた。チームメイトの森嶋大琥さんと東愛琉さんが不慮の病と交通事故でこの世を去った。あまりにも突然の別れ。それでも内村は「自分たちのパワープラス二人とともに戦う」と決意を語った。1回戦の矢板中央戦。PK戦の末勝利を飾った。試合後内村は「PK戦も二人のことを考えていたので、それがあったから止められた」と笑顔を見せた。
前回大会準優勝の流通経済大柏。明暗を分けた1点は夫婦を変えた。あと一つ届かなかった夢の日本一へ向け、選手の食事作りを託された榎本監督の妻・美代子さん。食事は1日5食スタイル。美代子さんは業者に依頼していた130人分の昼食と2回の補食を突如担うことになった。美代子さんは「流経のお弁当って色んな味が入っていて満足できるし、試合の日程に合わせて栄養素を調整していく」と話した。2回戦の米子北戦など選手たちは順調に駒を進め準々決勝の大津戦。試合序盤から体の強さを発揮。激闘を制し国立への切符を手にした。
いまサッカー界で茨城旋風が巻き起こっている。鹿島アントラーズが9年ぶりにJ1優勝。J2では水戸ホーリーホックが初優勝。さらに、筑波大学、鹿島ユースも日本一に。その勢いに乗りベスト4に進出したのが鹿島学園。チームのテーマは「全員攻撃全員守備」。準々決勝の興國戦で勝利しベスト4進出を決めた。
茨城代表・鹿島学園に取材に行った池端杏慈さんは「学年の垣根を超えてチームで声を掛け合う姿やサッカー以外でも仲のいい雰囲気を感じた」などと語った。対する千葉代表・流通経済大柏について中澤佑二さんは「この年代は練習と同じぐらい食事が大事なので、それに気づいた監督も素晴らしいし、手料理食べたい」などと語った。このあと、準決勝から生放送。12日に行われる決勝では応援歌「未来へ」のスペシャルライブも行われる。
