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- 粗品(霜降り明星)
オープニング映像。
今回の1曲目は世界的チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショットを迎えて送るショスタコーヴィチ「チェロ協奏曲 第1番」。2曲目は日本初演のルディ・シュテファン「交響的楽章」から。読響常任指揮者、セバスティアン・ヴァイグレがその魅力を熱く語る。
20世紀のロシアを代表する作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ。スターリンの独裁による芸術統制を生き延びながら、交響曲や映画音楽まであらゆるジャンルで傑作を残している。「チェロ協奏曲 第1番」は1959年に53歳のときに作曲、チェロの名手で友人のロストロポーヴィチによって初演された。極めて小編成のオーケストラの中でチェロの音色が引き立つ。第3楽章は5分超のチェロ独奏のカデンツァ。ソリストのダニエル・ミュラー=ショットはドイツのミュンヘン生まれ。ヨーヨー・マの演奏に感銘を受け8歳でチェロを始めた。
ミュラー=ショットと粗品の対談。ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲 第1番についてミュラー=ショットは「ロストロポーヴィチのもとで1年間この曲を勉強する機会に恵まれ、彼から作品の内面や背景を学び、曲をより身近に感じることができた」と話した。カデンツァのみの第3楽章については「より個人的な思いが込められていると思う。オーケストラの壮大さと個人的な思いを乗せた独奏の間に生まれる劇的なコントラストは非常にユニーク」などと話した。
ショスタコーヴィチ作曲「チェロ協奏曲 第1番」の演奏。指揮:セバスティアン・ヴァイグレ、チェロ:ダニエル・ミュラー=ショット、管弦楽:読売日本交響楽団。
粗品はダニエル・ミュラー=ショットについて、「すごく優しい方。うちに秘める情熱やショスタコーヴィチへのリスペクトもある。当時のショスタコーヴィチがどんなメッセージを伝えたいか使命感のようなものを感じた」と話した。
続いてはルディ・シュテファンによる「交響的楽章」。ルディ・シュテファンは20世紀初頭にドイツ音楽界の将来を担う存在として期待されたが、第一次世界大戦のさなかに兵士として戦地に赴き28歳で戦死した。さらに、シュテファンが残した楽譜は第二次世界大戦の空襲により多くが失われ、その才能は長らく歴史に埋もれてしまった。今回演奏された「交響的楽章」はわずかに残された作品の一つ。セバスティアン・ヴァイグレはドイツでホルン奏者として活躍していた若き時代に彼の音楽に出会った。
ルディ・シュテファン作曲「交響的楽章」から。
「粗品と絶品クラシック♪」の次回予告。
