- 出演者
- 井口浩之(ウエストランド) 久保田かずのぶ(とろサーモン) 吉田敬(ブラックマヨネーズ)
今回のテーマは「ブラックマヨネーズ吉田 芸歴30年の本音」。ブラマヨ吉田が執筆した「芸歴10年~20年の本音」が公開された。M-1のネタを初めてうめだ花月で披露したときは、劇場の壁にヒビが入るんじゃないかと思うほどウケたという。「ちゃんとできれば、すごいことになるかもしれない」と手応えを感じていた。しかし、M-1王者になってもすぐに待遇が変わるわけではなく、新幹線はグリーン車に乗せてもらえず、辛かったと振り返る。また、自分のボケがテレビでカットされることについては、「仕方ない」と思っても、心がついていかない時があるとも語った。さらに、優勝直後は仕事で会う人すべてが初対面の大御所ばかりで、精神的にかなりしんどかったという。
ブラマヨ吉田は、M-1優勝後に仕事が一気に増え、余裕を失っていたことを明かした。忙しすぎる日々の中で、小さなことにもイライラしてしまっていたという。また、ひな壇での立ち回りについては「ボケるのはめちゃくちゃ勇気がいる」と、その難しさを語った。さらに、M-1で優勝してもモテ期は訪れず、ある女性タレントにあいさつした際には無視されたというエピソードも披露した。
吉田は5年間にわたり、コラムの連載を担当していた。テレビでは自分のボケがカットされてしまうことが多く、その悔しさから、ゼロからすべてを表現できる自分の場としてコラムを始めたという。「これが面白くなかったら終わり」と覚悟を決めて臨んでいたぶん、強いプレッシャーも感じ、連載は一番時間をかけて取り組んでいた仕事だったと語った。
吉田は一軒家を持ちたいという願望があり、東京で土地を探したものの、あまりにも高額だったため、大阪への移住を決意したという。また、関西芸人が東京に進出する理由について、井口らは「ここ最近のM-1は東京勢が優勝している」「東京でイベントをやっていない若手は、M-1ではウケが弱い」と指摘。東京で活動することが、成功への鍵になっていると語った。
井口は「M-1で優勝しても稼げない」と語り、若い世代がYouTubeを目指すのも無理はないと理解を示した。一方、吉田は「顔出しせずに着ぐるみ系で売れるのが一番強い」と語った。