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オープニング映像。
毎日約1万人が利用する北海道旭川駅。改札近くに置かれているストリートピアノは、動物のオブジェが取り囲む「旭川どうぶつピアノ」。この日弾きにやってきたのは地元の工業高専生。「ルパン三世のテーマ ’80」を演奏。ピアノは7歳からはじめ、自分が弾きたい曲を選び先生に教わってきた。この曲もレッスンで習得、自らアレンジ。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは、日帰り旅行中だった札幌の大学生。「遠く遠く(槇原敬之)」を演奏。ピアノは6歳からはじめ、ストリートピアノを弾くのが趣味。そばにいるのは付き合い始めて半年のガールフレンド。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは、61歳の行政書士。「白い雲(ルドヴィコ・エイナウディ)」を演奏。ピアノ歴2年、独学で習得。郊外在住、天気のいい休日は自転車で街を走っている。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは埼玉県から越してきたばかりの主婦。「Close To You~セナのピアノII~(CAGNET)」を演奏。テレビドラマ「ロングバケーション」の劇中歌。ピアノは高校で辞めたが、37歳になりドラマで聞いたこの曲をひくため再開。旭川の大自然に惹かれ、夫と息子を説得し1人で移住。
自然豊かな北海道旭川市。大雪山は日本一早い紅葉で知られる。美瑛や富良野にも近い。旭山動物園は市内最大の観光地。一番人気はペンギン。旭川駅に設置されているストリートピアノには、ピアノを取り囲むように動物のオブジェが置かれている。動物園の元飼育員で絵本作家のあべ弘士が手掛けたもの。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは郊外在住、電気設備技師の64歳の男性。「アイム・フォレスト…フォレスト・ガンプ」を演奏。映画「フォレスト・ガンプ」の劇中歌。ピアノは数年習っただけだが、この曲の穏やかで美しい旋律が大好き。生まれは札幌近郊、高校卒業後に東京で就職。仙台に異動し東日本大震災を経験。津波で壊された下水処理場の復旧にあたった。老後、以前から大好きだった旭川に家族で移住。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは、親子で旅行中の50歳の娘。「フランス組曲 第5番(J.S.バッハ)」を演奏。医療機器会社勤務、休暇を取って旭川へ。母は気の合う旅のパートナー。2人で世界中を旅行してきた。今回は9年ぶりの2人旅。旭山動物園など訪れた。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは近所に住む71歳の男性。「ハート・アンド・ソウル(ホーギー・カーマイケル)」を演奏。ジャズが大好きでピアノは独学。毎日のように駅に来て、気が向いた曲を弾いている。定年後、保育士の資格を取得。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは地元在住の母娘。2人で「ぞうさん、木星に行く」を演奏。「ぞうさん(童謡)」「木星(G.ホルスト)」などをミックスした連弾曲。母はピアノ講師。母が生徒たちと親しくする様子に嫉妬し、仲間に入りたくて娘も5歳から始めた。現在は2人で指導にあたっている。
旭川駅の駅舎は2011年リニューアル。テーマは「人にやさしい駅」。広々した休憩スペースにテーブルなど数多く置かれている。南口には12ヘクタールの庭園。北口は冬季、スケートリンクに変身。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは部活帰りの男子高校生。「銀河鉄道999(ゴダイゴ)」を演奏。ピアノは6歳から母のすすめで習い始め、父の影響でこの曲に惚れ込み夢中で覚えた。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは内装業の74歳男性。「なごり雪(伊勢正三)」を演奏。高校時代はバンドを組んでいて、就職を機にやめたがその後もフォークソングや歌謡曲が大好き。ピアノを始めたのは10年前から。青春の思い出の曲を奏でている。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは市内在住の姉弟。2人で「いたずら仔猫が二匹もいたのさ(平吉毅州)」を演奏。コンクールで弾いた連弾曲で、その時は間違いだらけで悔しい思いをした。姉は小6、弟は小4。練習中、小さなミスでよく言い合いになる。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは出勤途中のスナックのオーナー。「風雅(→Pia-no-jaC←)」を演奏。弾いていると元気になれる大好きな曲。以前は幼稚園の先生で、41歳で転職しスナックを開いた。店にもピアノを置いていて、希望すれば誰でも弾ける。
旭川市で90年の伝統を誇る音楽イベント「北海道音楽大行進」。吹奏楽とマーチングバンドの祭典で、昭和4年に戦没者鎮魂のために行われたのが始まり。現在では4000人以上が参加。パレードのあとは市内各所でライブ演奏。駅のストリートピアノもステージになる。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは母と買い物中だった女性。「スケルツォ第1番 ロ短調(フレデリック・ショパン)」を演奏。ピアノは4歳からはじめ、すぐに上達し小6でソロリサイタルを開催。お気に入りはショパン。15歳でピアノを辞めたのは、音楽の道に進む自信を持てなかったから。最近になって再開し、ようやくピアノとの対話を楽しめるようになった。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは物流会社勤務の39歳女性。「リバー・フロウズ・イン・ユー(イルマ)」を演奏。ピアノ歴2年、コロナ禍で在宅時間が増え始めた。対人関係が苦手で、オンラインでレッスンを受けている。ときおり駅に来て人前での演奏に挑戦。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは郊外在住の音楽家の男性。オリジナル曲を演奏。女性として生まれたが幼い頃から体と心の性が一致せず、音楽大学進学後に噂が広がり自殺未遂したことも。卒業後、女性職員として東京で公務員勤務。性別適合手術を受け、戸籍も変更。退職後は音楽家に。48歳で女性と結婚。
北海道旭川駅に設置されているストリートピアノ。この日弾きにやってきたのは市内在住の主婦。「上を向いて歩こう(坂本九)」を歌付きで演奏。ピアノは4歳からはじめ、子育てしながら演奏活動。弾き語りが得意。病院で患者などのためにライブすることも。この曲へのリクエストは特に多いという。