2026年8月11日放送 4:50 - 5:00 NHK総合

視点・論点
W杯2026を政治・経済から読み解く

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(視点・論点)
W杯2026を政治・経済から読み解く

史上最も商業的で政治的な大会と批判されたFIFAワールドカップ2026。開催地はアメリカ、カナダ、メキシコ。3カ国開催は史上初。出場チーム数は32から48に増加、試合数は64から104に増加。チケット販売では需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング」が導入され、決勝戦は数百万円規模に。FIFAは始めて公式転売サイトを運営、その結果人気のカードはより高価に。試合中の「ハイドレーションブレイク」は水分補給のため前・後半の22分で3分間休憩する制度。気温・湿度に関係なくすべての試合で導入。ファンからは「広告目的」と批判され、スタジアムではその時間になるとファンがブーイング。決勝戦は通常15分のハーフタイムが27分に延長されショーが行われた。

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史上最も商業的で政治的な大会と批判されたFIFAワールドカップ2026。注目されたのは政治との距離。米国の選手は退場処分を受け次の試合に出られないことになっていたが、米トランプ大統領はFIFA会長に電話をかけ処分見直しを訴えた。結果、FIFAは別の規定を持ち出し出場停止処分に1年間の猶予を与え次の試合への出場を許可した。試合では米国が敗れている。欧州サッカー連盟などが厳しく批判。準決勝でイングランドに勝利したアルゼンチン代表は両国間の領土問題が書かれた横断幕を掲げた。FIFAはスタジアムでの政治的主張を禁止している。

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史上最も商業的で政治的な大会と批判されたFIFAワールドカップ2026。注目されたのは政治との距離。FIFAインファンティーノ会長は今大会に向けて米NYのトランプ・タワーに支部を開き、トランプ大統領に新設した「FIFA平和賞」を与えた。今大会ではアフリカ出身の主審が入国拒否されたり、イランの選手たちが米滞在に制限が設けられたりした事案も。会長としてはこうした問題を乗り越えるため、大統領と信頼関係を築く必要があった。前の会長は2015年にFBIの捜査から明らかになったFIFA幹部の汚職を受けて辞任。米国は22年大会にも立候補していたが投票で敗れていて、FBIの捜査はその報復という見方もできる。次回大会は南米、欧州、アフリカの6か国で開催。34年大会はサウジアラビアで開催。今のFIFAは評議会が形骸化しているとの指摘もあり、意思決定のガバナンスをを見直す必要がある。

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