- 出演者
- 富澤たけし(サンドウィッチマン) 柴田英嗣(アンタッチャブル) 山崎弘也(アンタッチャブル) 伊達みきお(サンドウィッチマン)
今回の企画は「サンド気になるマン!」。サンドウィッチマンが今気になっている職業の方に自ら考えた質問をしまくる企画。今回は伊達が今気になる職業。
野球大好きな伊達が取材したい職業は「プロ野球の審判員」。今回取材するのは29年間プロ野球審判を務めた山崎夏生さん。現在は引退し審判の育成に努めている。伊達が考えた質問から野球審判のスゴさ・魅力に迫る。野球審判になるにはNPBアンパイア・スクールで優秀な成績をおさめた人をスカウトして育成するが年間2~3人ほどしかなれないという。山崎さんはずっと野球をやっていてプロ野球選手になりたかったがその道は険しく、グラウンドに入る方法はないかと考えた時に審判になろうと思ったという。そんな山崎さんは退場させた回数が17回という記録を持っている。
給料については最初の10年は飯食えない。10年はアルバイトしていて1軍審判になるまで10年かかったという。試合全体の判断については雨天ノーゲームになったら給料が出ないが、1軍の審判で1000万円超はもらえるようになった。
審判の担当についてはローテーションで決まっている。選手と審判の関係については挨拶程度しか会話はせず親睦的な態度は絶対見せない。同じ新幹線や飛行機には絶対乗らない。同じホテルにも泊まらない。公正な審判のため疑わしい行動はしないという。キャンプには審判にも練習しに来ていて、球審の上手下手は見た数。練習量が全て。審判は1年契約で力なき者は去れという世界。また審判は試合中も休憩なしのため体力づくりは欠かせないという。
続いて、伊達が一番聞きたかったというストライクのポーズはどう決めているのかについては5年目までは基本のポーズ。その後、キャリアなどを積んで認められるようになってきたら自分自身のアクションを求めていく。審判のオリジナリティのポーズは全て著作権があり、審判のポージング品評会が行われているという。そして実際に山崎さんの判定を見せてもらった。さらに伊達も防具を着け、審判を体験。
一番スゴいバッターは落合博満で自ら取りにいってるフォアボールだけだったという。強く印象に残っている試合は退場させた試合で当時の映像とともに解説してもらった。1991年の日ハム対ロッテ戦でボール判定に金田監督が猛抗議。バカヤローと言われ、山崎さんは退場を宣言。続いては2005年のロッテ対オリックス戦。7回ランナー二・三塁のクロスプレーのアウト判定で仰木監督に暴言を吐かれ、山崎さんは退場を宣言。
山崎さんは判定を間違えた時は自分でも分かる。80年~90年代のパ・リーグは特に荒っぽく、デッドボールをめぐり試合前から警告試合になったりしていた。デッドボールのサインについては聞いたことはあるという。そして強く心に残っているという王貞治監督についてはどんな年下の審判員にも「さん」付けで呼んでくれた。飲み屋でばったり会った際、餃子10人前を頂いたという。
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定年よりも前に引退した理由について山崎さんはダルビッシュ投手の内角高めの自分の顔目掛けてくるストレートが怖くなり目をつむるようになり、落ちたなと実感させられたという。そして審判員の魅力については最高の特等席。ナンバーワンのピッチャー・バッターのプレイを見れる。野球好きにとって最大の魅力。生まれ変わってもプロ野球審判になりたいと語った。
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