2025年7月21日放送 10:05 - 11:00 テレビ東京

青春サラブレッド〜馬に魅せられた若者たちの365日〜
語り・生見愛瑠(めるる)

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(青春サラブレッド~馬に魅せられた若者たちの365日~)
青春サラブレッド~馬に魅せられた若者たちの365日~

2025年1月、北海道・浦河町。ここは馬と人との暮らしが息づく町。寒空の下、お正月も厩舎作業に勤しむ若者たちの姿があった。彼らと出会ったのは去年の春。世界に通じるサラブレッドとホースマンを育てるため、JRAが設立したBTC・軽種馬育成調教センター。彼らは馬の仕事に憧れてやって来たBTC研修生。1年間寮生活を送りながら、サラブレッドの知識と騎乗技術を学んでいる。島根県出身の小玉つきさん。高校を卒業し1人やって来た。中学生の時に新聞で見た競走馬の記事で競馬に少しずつ興味を持ち始めたという。馬に触るのも乗るのも初めて。運動経験もないが、大好きな馬と仕事をしたい、その一心で研修に励んでいる。福井県出身の小林嶺さんも馬に魅了された1人。JRAの騎手課程を受験も一次で駄目だったが、騎手になれなくても馬の業界に就きたいとの思いが膨れ上がっていたという。壁にぶつかっては少しずつ乗り越えていく。朝5時から日没まで馬漬けの日々を送っていた彼ら。卒業後を見据え、それぞれ進路を考え始めていた。地元に戻らず北海道の牧場で働くことを決めた。海外研修に手を上げたのは北海道富良野市出身の木原瑞季さん。彼も未経験でここに来た。海外研修とはヨーロッパの競馬学校などに3か月間留学し、高度で最新の知識や技術を学ぶことができる制度。成績が優秀であることとBTC教官の推薦が必要。木原さんは日本と海外の調教の違いを実際に現地に行って知るのが一番の目的だという。

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2025年1月末、朝8時向かった先はJRA日高育成牧場。ここは競走馬としてデビューを目指す若馬がトレーニングを積む調教施設。これまで人を乗せることに慣れた教育馬で練習をしてきた研修生。秋からはプロの現場に参加し、人を乗せることを覚えたばかりの2歳の若い馬の育成を学んでいく。目指すは4月に開催される育成馬展示会。JRA職員からも育成調教技術を学ぶ。研修生を指導するのは堀教官。育成馬はプロの職員でも苦戦することがある。海外研修を志す木原さんの姿もあった。木原さんは育成馬実習がすごい楽しいと思えたという。小林さんは周りと比べて作業に時間がかかると悩んでいた。小玉さんは育成馬実習に行ってないという。

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2月、研修生を指導してきた堀教官は他の研修施設へ異動することが決まった。残された時間はあと1か月。育成馬の実習も4月の展示会にむけて求められる調教のレベルが上っている。小玉さんは2回連続で落馬があったため、その馬が1週間くらい調教できなくなってしまったという。自信がなくなってまだ来ていない状況とのこと。堀教官がBTCの騎乗訓練で指導する最後の日、小玉さんは恐怖で体が緊張している。3回落馬するまでチャレンジしているのはすごいという。小玉さんは「1回諦めちゃったら余計次が怖くなる」などと話した。

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育成馬展示会の開催が近づいてきた。人を乗せて走ることに慣れる段階から、競走馬としての総力を磨く仕上げの調教へとうつっている。ついてこれる研修生も絞られてきた。きょうは堀教官の異動する日。

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堀教官の最後の日、堀教官は研修生からお酒をもらった。堀教官は小玉さんに「小玉は絶対できるようになるから諦めちゃダメだよ」などと話した。堀教官が託した情熱などを受け取って卒業まで残り1か月。自分たちの力で前へ進まなければならない。

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4月15日、育成馬展示会。育成・調教を経て競走馬として成長した姿を、馬主を始めとする牧場関係者に披露する。研修生にとっても1年の集大成となる特別な日。比較展示などを行う。堀教官も見に来た。騎乗供覧に参加できる研修生は12名。木原さんの姿もあった。一周1600メートルのトラックを駆け抜ける。見事に走りきった。

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展示会から3日後、いよいよ卒業の日を迎えた。晴れ姿を見に研修生の家族もやってきた。小玉さんの母は「馬に携わりたいという気持ちの強さが乗り越えていく強さだったのかなと思います」などと話した。木原さんの母は「BTCの寮での生活だったりとか1日のサイクルだったりとかがやっぱり忙しそうだったので色んな話は出来なかった」などと話した。小林さんの母は「ポジティブに前向きに頑張るっていうのをすすめて話してきた結果」などと話した。

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(エンディング)
エンディング

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