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都心から南へ約290kmの場所にある八丈島は、一年を通して温暖な気候で年に10万人の観光客が訪れる。名探偵コナンの劇場版最新作の舞台となったことで島は大盛り上がり。作品に登場した場所を訪れる聖地巡礼で賑わっている。地元在住でコナンファンの竹花紀俊さんは案内サイトを立ち上げた。
リトアニア出身のジュカウスカイテー・アスタさんは八丈島の魅力をPRするため役場で働いている。自ら取材して体験したことをホームページで発信している。第67代ミス八丈島として島のあらゆるイベントに参加しているアスタさんがいちオシスポットに案内してくれた。「裏見ヶ滝」はその名の通り、滝を裏側から見ることができる。すぐ横には温泉があり、滝を見ながら入浴できる。高台からは八丈島の西にある八丈小島を見ることができる。海に潜ればウミガメに出会えるという。「長友ロード」は250m続く坂道。サッカー日本代表の長友佑都選手が自主トレで走り込みをしたことからこの名がついたという。
八丈町立富士中学校の3年生は八丈島の大好きなスポットをホームページにまとめ、全国の中高生対象のコンテストで最優秀賞を受賞した。地域学習で訪れ、景色がきれいだと感じた黒砂砂丘、プールと海が融合した乙千代ヶ浜などを紹介している。中でも一番のオススメは「藍ヶ江港」。藍色の海は陽の光に応じて様々な色を見せてくれる。
八丈島は移住先としても人気が高まっている。令和4年度は前年度に比べて若い人からの問い合わせが急増しているという。
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八丈島の中心部にある人気カフェで販売している乳製品を作っているのはチーズ職人の魚谷孝之さん。10年前に移住し、島で作られる乳製品のほとんどを開発したという。千葉で乳製品を作る会社に勤めていた魚谷さんは各地の牧場を訪れて研究を重ねた。2012年に観光で八丈島を訪れた時に、大自然の中で八丈島ならではの味を作りたいと思ったという。会社を辞めて八丈島にやって来た魚谷さんは牧場に熱意を伝えて商品開発を始め、2018年に全国的なコンテストで賞を獲得した。
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八丈島の海は透明度が高く、「八丈ブルー」と呼ばれる。この海に惹かれて移住した石坂歩さんはフリーダイビングの世界大会で優勝した。東京・八王子で暮らしていた石坂さんは一度海の側で暮らしてみたいと思い、2年の約束で夫を説得し、2008年に八丈島にやってきた。2年だった約束は15年になり、島の暮らしの虜になっている。島で唯一の病院で看護師として働いている。石坂さんは人生を変えてくれた八丈島の海を知ってもらおうと、自らが撮影した写真や動画を発信している。
伊豆大島は今年のマンガ大賞を受賞した「これ描いて死ね」の舞台だったことから注目を浴びている。作者のとよ田みのるさんは伊豆大島出身。三原山が一望できる温泉、地層大切断面、泉津の切り通しなど、大好きな場所を描いている。作品には伊豆大島のグルメが数多く登場する。「牛乳せんべい」は昔から大好きでお土産屋さんで売っているので食べてほしいという。島で一番好きな風景「波浮の見晴台」から見た風景を描いてくれた。波浮港地区は風情のある古い町並みが残っている。作品の主人公たちが使う部室のモデルとなったカフェもこの地区にある。
アスタさんが八丈島で一番古い民宿へ案内してくれた。宿を営む福田栄子さんは“えいこば”の愛称で親しまれている。アスタさんも手伝って、地元の名物料理「天ぷら」や伝統料理「島寿司」などを作った。寿司はわさびではなく辛子を使う。島の素材を生かした料理が訪れる人を出迎える。1939年に八丈島で生まれた福田さんは20代でこの民宿を始めた。当時は観光ブームで年20万人が訪れた。夕食ではえいこばが島の民謡を披露してくれた。
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案内人を務めたアスタさんがこれからも色んな人と話して、ストーリーを知りたい。それを続けたい。話を聞きに来てくださいと島をPRした。
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エンディング映像。
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2023年6月11日(13:05)