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テレビ朝日と「梨泰院クラス」「SKYキャッスル」のSLLによる日韓クリエイター共同制作の完全オリジナルドラマ「魔物(마물)」。不倫・DV・殺人など愛と欲望に満ちたセンセーショナルなシーンの数々と、先の読めない超展開のストーリーに放送直後から大反響となっている。今回は放送を見逃してしまった方のためにこれまでの放送をダイジェストでお届け!さらに、主演の麻生久美子と塩野瑛久が参加した完成披露試写会の様子も大公開!SLLにも初潜入し、監督に独占インタビュー!そして、ドラマの裏側を追ったメイキングや4話以降の映像も先行公開。事件の鍵を握る未公開映像も!
オープニング映像。
「魔物(마물)」の1話~3話をダイジェストで紹介。
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4月18日に行われた完成披露試写会には、華陣あやめ役の麻生久美子と源凍也役の塩野瑛久が登壇。大勢のファンが詰めかける中、ドラマへの思いを語った。第1話の二人の出会いのシーンの撮影はとても寒かったそう。静電気を溜めやすい麻生が「芝居中に触れてバチッとなると芝居がしずらい」と思っていると、塩野が「放電しましょうか?」と声をかけたという。麻生は「全部のシーンではないですが、シーンごとに監督がいらっしゃって、『このシーンの中で一番撮りたいのはココ』と伝えてくださり、それに向けての情熱がすごい。そこが撮れるなら細かいことは気にしない。日本人はすごく真面目なので、つながりとか細かいところもきっちりとやる。でも、監督は撮りたいものを撮りたい。最終的に『もうそこはなくそう』となって。だから全然つながってはないのですが、見てても全く何も思わなかった。それぐらい愛情や情熱を持って撮ってくださる監督で、素敵だなと思いました」、と「現場に韓国チームの方々がいらっしゃるとグローバルな雰囲気。日本のドラマを撮影してる感じじゃない。特別感を感じてとても楽しかった」と日韓の制作現場の違いを語った。
インティマシーシーンについては、事前にそれぞれに面談という形で話し合いがり、その時に、自分の中でどこまでできてどういうことを思っているのかなど全て話したという。麻生は「インティマシーコーディネーターさんがつけた芝居は、『互いに了承している』という上で芝居ができるので、遠慮せずにすむ。『自由にどうぞ』と言われると、『これは嫌なんじゃないか』と余計なことを考えてしまう」と、塩野が「現場で言われると、面と向かっているのでその場で言えなかったりする。でも、そういうことがない」と語った。塩野は役に向けての体づくりについて、「脱ぐシーンがあって、フェンシングのコーチをしているということで体を鍛えたいなとは思っていた。具体的に言うと、体重は5~6キロ増やしました。筋肉だけで増やして、体脂肪率は今、5~6%ぐらい。韓国の俳優さんたちってみんな体格やスタイルがすごく良い。監督に『日本の俳優はヒョロいな』って思われたくなかったので頑張りました。役というより僕の思念がちょっと入った」とコメント。
放送に先駆けドラマの第1話を観た人たちの感想を紹介。「日本と韓国の両方の良い部分を兼ね備えている作品だなと思いました」、「暴投のシーンからすごくスリリングな感じに始まって、とても引き込まれる内容。続きが今すぐにでも見たいという気持ちでいっぱい」、「韓国ドラマの熱量を端々に感じるような気がしました」、「特別大きなセリフの掛け合いはなかったんですけど、二人の目の仕草とかがすごく素敵で、心に残ってます」などの声があった。
「魔物(마물)」の1話~3話をダイジェストで紹介。
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「梨泰院クラス」「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」など、世界的ヒットドラマを生み出し、昨今の韓国ドラマブームを牽引している韓国制作スタジオ・SSLに初潜入!「魔物(마물)」に参加しているチン・ヒョク監督にインタビュー。監督は「主君の太陽」「青い海の伝説」など韓国時代劇をグローバルでも高い評価に導いている。今回の日韓共同制作プロジェクトに参加を決めたきっかけについて、チン監督は「私は若い頃に日本文化コンテンツに対する影響をたくさん受けた世代。『日本で何か出来たら』と思っていた時にお話をいただきました」と、チェ・ボユン監督補が「私も幼い頃から日本文化にたくさん影響を受けて育ちました。なので、日本で仕事ができることがとても嬉しかったです」とコメント。「魔物(마물)」の見どころについてチン監督が「編集は韓国でしました。韓国の編集者は『日本のドラマみたい。とても日本らしい』と言っていて、でも、日本のスタッフのみなさんは『韓国ドラマみたい。すごく韓国らしい』と言ったんです。私は、この両国の中間のとてもインターナショナルな作品だと思いました」と語った。両国の違いについてチェ監督補が「良い演技や良い場面は誰が見ても良い。最初は互いに言葉が通じないことを心配しましたが、チン監督が『心配しないで。演技を見ればわかる』とおっしゃんたんです。本当にそうでした。日本のスタッフたちはとても熱意がありました。我々がやりたいことは何かとずっと聞いてくれたり、実現するために頑張ってくれて、とてもありがたかったです」と語った。
苦労したことや面白かったことについて、チェ監督補が「面白かったのは、ドラマに韓国料理が次々と出てくること。日本のスタッフのみなさんが本当に細かく確認してくださって。ヤンニョムチキンの量はどれくらいにすればいいのか、どれくらい赤くすればいいのかとか。包装紙も全部作ってくれました」と語った。
物語冒頭の法廷シーンは長い1カットだった。その撮影意図について、チン監督が「演出の軸はメロとミステリー。愛という部分に最初悩みました。“愛”が活かされていないと後ろにある物語につながらない。同時にミステリーもとても重要。なので、最初のシーンのミステリー要素を立たせるため、全部見せるのではなく隠したいと思いました。主人公・あやめという人物に関する情報を隠すため、正面から撮るのではなく後ろから追いかけるような演出にすることで、この状況に対する好奇心を誘っています」と語った。また、DV講習シーンについて「プロフェッショナルさを強く求めました。同時に、視聴者に衝撃を与えるために殴られた被害女性たちの傷を露骨に写真で見せるようにしたかった。あやめはドラマ後半で同じ被害に遭う。なので、あやめにその写真が重なるカットを作りたかった」とコメント。さらに、傘を使うシーンでの演出意図について、「初めて二人が好意を感じる場面。メロはいつも男性が女性を守ってくれるところから始まる。これは韓国ドラマの特徴でもあります。水がかかって、男性が傘で遮ってくれる。そういう雰囲気を演出したかった」と語った。喪服でのラブシーンについては「あのシーンは危険な愛の始まり。なので、露骨に現実的に見えるのではなく、この愛がどうやって危なっかしく進むのかを表現しなければならない。鏡の映りのショットを撮るのは一般的な演出ですが、鏡の中から実体へ、実体から鏡の中へ行く。ドラマティックな効果のためにそのように撮影しました」と語った。
チェ監督補が「物語が後半になるほど感情も事件も更に吹き荒れていきます。登場人物たちがどのように変わっていくのか最後まで見守ってください」と、チン監督が「面白さも重要ですが、このドラマが持つメッセージ性もとても重要な作品です。それをうまく表現できるように努力しました。愛についての深い考察であると同時に、愛は美しいだけではない、愛という名前で行われる暴力についての物語も描かれています。おそらく、全世界的にどの国でも起こっていることでしょう。真の愛とはなにか、に対する意見を見つける機会になり、ドラマ的な面白さも感じていただければ幸いです」と全世界へメッセージを伝えた。
「魔物(마물)」の1話~3話をダイジェストで紹介。
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「魔物(마물)」のこの先のストーリーを紹介。
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