- 出演者
- 滝沢カレン 笑福亭鶴瓶 永尾柚乃
静岡県浜松市三ヶ日町は愛媛県八幡浜・和歌山県有田と並ぶみかんの三大産地。100歳の現役みかん農家の山本さんを訪ねた。みかんは直接木に登り手作業で収穫する。興津早生は小ぶりで口当たりがよく、青島温州は厚い皮とまろやかさで濃厚なコクが特徴。3か月貯蔵することで酸味が抜けより美味しくなる。収穫は1日8時間、計20日間。山本さんの夕食は4世帯8人家族と一緒という。山本さんは1923年に養蚕農家に生まれ、地元でお見合い結婚し4人の子宝にも恵まれた。40歳で子どもたちの学費のためにみかん農家への転業を決断したという。
道も車もなかった当時は全ての人の手で収穫したみかんを麓へ運ぶことは大変な作業だった。みかんの木は実をつけるまで5年ほどかかり、山本さんは50代で収入が安定したという。三ヶ日町全体でもみかん産業が急送に発展した。人生最高の瞬間はみかんが沢山なるようになることという。
陽気な性格で派手なファッションの100歳さんに密着。
- キーワード
- 荒木経惟
東京都台東区谷中は寺町として発展。佃煮屋中野屋は創業100周年。金子さんは今年12月で100歳。店には防空壕だった地下室がある。金子さんはお経は心の内で唱え10時に開店。主な仕事は接客という。
店には1日約200人の来客がある。金子さんは1924年生まれで公務員だった。大臣室で終戦の玉音放送を聴いたという。約40年間秘書を続け定年退職した。365日趣味に生きているという。
金子さんは長唄で国立劇場での公演に出演した。老眼鏡なしで糸通しをし絵画も制作している。金子さんの趣味は茶道・日本舞踊・シャンソン・長唄・油絵など。最も夢中なのが麻雀という。
金子さんは人生最高の瞬間について、「幸せって言葉を胸に持っている事が幸せ」などと話した。毎日幸せという。
目黒武さんは今年11月で100歳、妻のトミ子さんは今年3月で100歳となる。目黒さん一家は子2人・孫4人・ひ孫7人。武さんの1日の始まりは神棚拝詞、トミ子さんの1日の始まりは公園という。夫婦そろって新聞を読むのには眼鏡を使わない。1948年に24歳で結婚、2人の子宝に恵まれた。2人は子どもの成長を見届けてきた。
- キーワード
- 足立区(東京)
夫婦共通の趣味は散歩。武さんは毎日400mのコースを3周=1.2km歩く。武さんは元海軍の兵士で15歳で自ら志願し戦争へ行ったという。
- キーワード
- 硫黄島
当時日本軍は爆弾を搭載した戦闘機で敵の軍艦に突撃する捨て身の攻撃をしていた。武さんが出兵したのは約2万3000人のうち約2万2000人が戦死した硫黄島。生きて帰って親兄弟に会った時が一番うれしかったという。
- キーワード
- 硫黄島
人生最高の瞬間について、トミ子さんは「毎日こうやって元気でいられるのが一番」などと、武さんは「初めて給料もらった時」などと話した。
鶴瓶は人生最高の瞬間は今という。