- 出演者
- 本仮屋ユイカ 東野幸治 加藤シゲアキ 高橋ひかる
ゲストの3人ともドキュメンタリー番組が大好き。人にフォーカスした作品を好むという本仮屋。人生の位置場面に迫る様に惹かれるそう。
アルパインクライマーの平出和也さん。これまで世界の山々で未知なるルートを次々と開拓。09年にはピオレドールを日本人で初受賞。3度に渡って登頂に失敗してきたのがパキスタンのシスパーレ。北東壁は人類未踏。平出が10年にわたって登山パートナーとしてきた谷口けいは2015年、北海道の山で滑落し亡くなった。2人の最後の冒険が2013年のシスパーレ。今回、新たなパートナーの中島健郎と登頂に挑戦し成功。本編はNHK+でも配信中。
日本生まれのエッセイ「自閉症の僕が跳びはねる理由」は世界的ベストセラー。東田直樹さんは5歳で自閉症と診断も、文字に関しては抜群の記憶力。両親はその能力を伸ばすよう指導。13歳の頃に書いたエッセイが本著。「話したいことは話せず、関係のない言葉が口から勝手に出てしまう」などの記述が。アイルランド在住の作家デイヴィッド・ミッチェルには重度の自閉症の息子が。日本に滞在歴があったことからエッセイに感銘を受け、ミッチェル自ら翻訳し世界的ベストセラーに。東田との初対面では、ミッチェルからの「息子をどう手伝えるか」との質問に、「そのままで十分」「お子さんもお父さんのことが大好き」と回答。フルバージョンはNHK+で配信中。
「映像詩 里山」は、日本独特の自然とそこに暮らす人々の生活を描くシリーズ。舞台は滋賀県琵琶湖畔の里山。森にはクヌギの老木が。地元では親しみを込めて「やまおやじ」と呼ばれる。「ウロ」と呼ばれる空洞があり、生き物のすみかとして機能する。毎年秋になると株を残して伐採。内側にはきのこが生えて内部が腐る。こうして繰り返し伐採されることでウロが出来上がる。フルバージョンはNHK+で配信中。撮影した菊池哲理いわく、撮影に際しては映画「マトリックス」などを参考にしたという。
79歳の三浦健逸さん。61年前、全国高校野球選手権南九州大会に宮崎・大淀高校のエースとして先発。対するは初出場を目指す沖縄高校。当時、沖縄はアメリカの統治下にあったため対外試合も少なく宮崎が圧倒的有利だったが、沖縄のエース安仁屋宗八の活躍で宮崎は敗北。世間からは三浦に「本県の恥」などの批判が。高校卒業後は試合の話を封印し、試合すら見ないように。一方で安仁屋はプロ野球界で活躍。今年、三浦は沖縄ナインと再会。そこで、試合での勝利が沖縄を勇気づけたこと、それが復興につながったことなどを初めて知った。安仁屋とも61年ぶりに再会し、キャッチボールなどを行った。言えなくて悔やんでいたという「おめでとう」の言葉も。フルバージョンはNHK+で配信中。
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2023年11月22日(3:00)