- 出演者
- 野村真季
オープニング映像。
アメリカのトランプ大統領は日本製鉄によるUSスチールの買収計画について、買収には否定的に認識を示し少額出資なら気にしないと意向を述べた。関税によりアメリカの鉄鋼産業は復活すると述べた。また、自動車に関する関税についても新たな方向性を示した。日本製鉄は買収によるUSスチールの完全子会社化を目指しており、隔たりは大きい。
トランプ氏はアメリカに輸入される自動車への関税措置を4月2日ごろに発動する方針。対象となる国や税率は明らかにしていない。日本も対象となる可能性が大きく、アメリカに輸出している自動車メーカーに打撃がある可能性がある。
アメリカのバンス副大統領はSNSなどの規制を巡って、ドイツで行われた会議でヨーロッパ各国が民主主義の価値を損ねていると痛烈に批判した。また、表現の自由について政治的に異なる意見を排除しなかったためアメリカはトランプ大統領に選出できたと話した。
政府は、九州電力川内原発での重大事故を想定した原子力総合防災訓練を行った。訓練は鹿児島県の薩摩半島沖を震源とした地震によって、川内原発の原子炉の冷却機能が失われた事故が発生した想定で行われた。去年1月の能登半島地震後初めての訓練で、鹿児島県では孤立集落の住民の救助などの訓練も行われる。石破総理大臣はテレビ会議で現地からの報告を受けたほか、「原子力緊急事態宣言」を発表し、住民に避難を促した。
コロナ禍で倒産の危機に陥っていたタクシー会社が始めた異色の「キクラゲ栽培」。全国各地で深刻化している空き家問題の解決にもつながるとして注目を集めている。埼玉・さいたま市内のタクシー会社の敷地のプレハブの中でキクラゲがたくさん作られている。キクラゲ栽培のきっかけは倒産の危機。日栄交通・清水雄一郎常務取締役は「コロナ時にタクシー会社ですごく損害が出て、空いている土地で何かできないかとキクラゲを始めた」と語った。栽培開始から約5年でスーパーで販売、学校給食に提供したりとタクシー事業での利益を大きく上回るほどまでに成長。しかし夏が旬のキクラゲを栽培するには、常に20度〜25度くらいの環境を保つことが必要。四季がある日本で育てるのは難しいといわれている。キクラゲは現在国内消費量の約90%が中国からの輸入品。この状況を打破しようと検討に検討を重ねていた清水常務取締役は、断熱性のある空き家の利用を思いついたという。総務省によると全国の空き家は2023年には過去最多の900万戸に上っていて、治安や防災などの面で大きな問題となっている。清水常務取締役は「ノウハウと一緒に全国に広めていけたら」と語った。
広告用のステッカーを自家用車に貼ると報酬が受けられるマイカー広告が初めて自治体の観光PRに採用された。車のリアウィンドーにはステッカーが貼られているが、運転には全く支障がない。東京・青梅市が梅まつりのPRに導入したのはマイカー広告「チアドライブ」。1km走るごとに収入が得られ、月額平均は4000円程度。青梅市の梅まつりは、ウイルス対策で梅の木を伐採した影響で観光客の数が落ち込んでいて、復活に向け広く発信していく狙い。
山梨・甲州市では、桃の節句を前にひな人形などの展示会が開かれている。国の重要文化財の古民家「甘草屋敷」に展示されているのは江戸時代から昭和にかけて作られた約4000点のひな人形やひな飾り。江戸時代中期に作られた「享保雛」のほか、5人囃子の原型とされる五楽人など珍しいひな人形も飾られている。つるし雛ななどもある。