2024年7月18日放送 1:25 - 1:51 NHK総合

Dearにっぽん
「ふたりの大堀相馬焼〜福島・浪江町〜」

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。今回は大堀相馬焼を原発事故後も避難先で作り続け、産地復活を目指す親子を取材する。

キーワード
大堀相馬焼
(Dearにっぽん)
ふたりの大堀相馬焼〜福島・浪江町〜

大堀相馬焼はかつて福島県浪江町の大堀地区で作られていた。昨年こちらの地域は避難指示を解除されたが、まだ誰も住んでいない。そんな中、この大堀地区に毎日通うのは窯元の近藤学さん。現在近藤さんは大堀地区に工房を再建、作品作りを開始している。近藤さんは大堀相馬焼を誇れる産業の一つだったと語る。大堀相馬焼は生活食器としてどこの家庭にもあったが、原発事故後に窯元の半数以上が廃業した。8代続く窯元の長男だった近藤さん、親御さんや職人さんの姿を見て、自然と職人の道を選んだという。そんな近藤さん、自分はあくまで起爆剤だと語り、この場所に店を開く決断をした。現在近藤さんはいわき市で避難生活を送っているという。一緒に住んでいる息子の賢さんはいわき市で工房を営んでいる。近藤さんもこの工房を使用しているが、一緒に制作は行わないという。賢さんは大堀相馬焼の窯元としての思いもあるが、高い評価を得ていることもあり、自分の作品作りを優先したいのだという。ある日の2人揃っての蒲田焼き作業の際、近藤さんは大堀地区を離れた時点で伝統ではなくなると持論を述べる。賢さんはお父さんの考えを認めつつ「継承と守るのは違う」と自分の新しい作品作りを進めたいとした。話をするも近藤さんは「噛み合わない」とし、原発事故により全てを失ったと語った。

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賢さんもまた大堀相馬焼に関しては誇らしいと話す。美大を卒業後、県外で陶芸を学んだ賢さん、原発事故は大堀地区に戻って半年後。今では浪江町にいた時間より他の土地にいる時間の方が長くなっていると語る。現在いわき市で家族とともに暮らす賢さん。非難介助になったとはいえ戻るのは難しいと話してくれた。近藤さんはこうした賢さんの考えを尊重しつつも、一緒に作品作りを行いたいのだと気持ちを語ってくれた。店開きを前に、近藤さんは賢さんに作品作りを依頼、店に作品を並べたいと申し出た。その作品には普段使いできる生活食器という条件が付け加えられた。作品を制作する賢さんのもとに近藤さんが訪れる。近藤さんは賢さんの作風もしっかりと作品に反映してほしいのだと伝えた。店開き10日前、曲線を取り入れた賢さんの器が完成。賢さんの作品は裏側に釉薬を使わなかった。これを見て近藤さんは「使ってみたい」と感想を語った。13年ぶりの店開き、訪れた地元のお客さんは喜びを口にした。そして店開き当日、店の真ん中には賢さんの作品が置かれた。作品を見たお客さんは「新しい大堀相馬焼を目指しているんだろう」と感想を語ってくれた。近藤さんは陶芸家を目指す若者に向けた研修会を開催、後継者を育てるための活動を開始、賢さんは今後お父さんの工房をどう守っていくか考えているという。近藤さんはお互いにやれることをやっていければと今後について話してくれた。

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(エンディング)
次回予告

「Dearにっぽん」の次回予告。

(告知)
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