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「大堀相馬焼」 のテレビ露出情報

大堀相馬焼はかつて福島県浪江町の大堀地区で作られていた。昨年こちらの地域は避難指示を解除されたが、まだ誰も住んでいない。そんな中、この大堀地区に毎日通うのは窯元の近藤学さん。現在近藤さんは大堀地区に工房を再建、作品作りを開始している。近藤さんは大堀相馬焼を誇れる産業の一つだったと語る。大堀相馬焼は生活食器としてどこの家庭にもあったが、原発事故後に窯元の半数以上が廃業した。8代続く窯元の長男だった近藤さん、親御さんや職人さんの姿を見て、自然と職人の道を選んだという。そんな近藤さん、自分はあくまで起爆剤だと語り、この場所に店を開く決断をした。現在近藤さんはいわき市で避難生活を送っているという。一緒に住んでいる息子の賢さんはいわき市で工房を営んでいる。近藤さんもこの工房を使用しているが、一緒に制作は行わないという。賢さんは大堀相馬焼の窯元としての思いもあるが、高い評価を得ていることもあり、自分の作品作りを優先したいのだという。ある日の2人揃っての蒲田焼き作業の際、近藤さんは大堀地区を離れた時点で伝統ではなくなると持論を述べる。賢さんはお父さんの考えを認めつつ「継承と守るのは違う」と自分の新しい作品作りを進めたいとした。話をするも近藤さんは「噛み合わない」とし、原発事故により全てを失ったと語った。
賢さんもまた大堀相馬焼に関しては誇らしいと話す。美大を卒業後、県外で陶芸を学んだ賢さん、原発事故は大堀地区に戻って半年後。今では浪江町にいた時間より他の土地にいる時間の方が長くなっていると語る。現在いわき市で家族とともに暮らす賢さん。非難介助になったとはいえ戻るのは難しいと話してくれた。近藤さんはこうした賢さんの考えを尊重しつつも、一緒に作品作りを行いたいのだと気持ちを語ってくれた。店開きを前に、近藤さんは賢さんに作品作りを依頼、店に作品を並べたいと申し出た。その作品には普段使いできる生活食器という条件が付け加えられた。作品を制作する賢さんのもとに近藤さんが訪れる。近藤さんは賢さんの作風もしっかりと作品に反映してほしいのだと伝えた。店開き10日前、曲線を取り入れた賢さんの器が完成。賢さんの作品は裏側に釉薬を使わなかった。これを見て近藤さんは「使ってみたい」と感想を語った。13年ぶりの店開き、訪れた地元のお客さんは喜びを口にした。そして店開き当日、店の真ん中には賢さんの作品が置かれた。作品を見たお客さんは「新しい大堀相馬焼を目指しているんだろう」と感想を語ってくれた。近藤さんは陶芸家を目指す若者に向けた研修会を開催、後継者を育てるための活動を開始、賢さんは今後お父さんの工房をどう守っていくか考えているという。近藤さんはお互いにやれることをやっていければと今後について話してくれた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年7月14日放送 8:25 - 8:50 NHK総合
Dearにっぽん(オープニング)
オープニング映像。今回は大堀相馬焼を原発事故後も避難先で作り続け、産地復活を目指す親子を取材する。

2024年4月12日放送 4:55 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニングANN
福島・浪江町の大堀地区は原発事故により帰還困難区域となっていた。その中で名物の大堀相馬焼の登り窯には14年ぶりに火が入れられている。夜通しで作品を焼き上げるのが特徴で、半谷貞辰さんはここから大堀が再生していくという姿を見てもらえたらと話している。

2024年3月14日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本東日本大震災から13年
大堀相馬焼を作っている窯元の近藤さんは震災後避難先のいわき市で製作を続けている。産地を復活させるためには伝統を受け継ぐ人材が欠かせないと考えている。目をつけたのは数日間の職場体験を行う取り組みで参加したのは福井出身の高橋さん。越前焼の職人を目指していたが経営難で職人を募集していない。新たな就職先を見つけようと参加した。職場体験最終日浪江町大堀で再建している店[…続きを読む]

2024年3月11日放送 15:49 - 19:00 TBS
Nスタ東日本大震災13年 つなぐ、つながる
福島県浪江町から中継。道の駅なみえにある鈴木酒造店では原発事故による避難を続けながら2021年に酒造を再開出来た。鈴木酒造店は震災により酒蔵が全壊したが、震災の2か月前に福島の研究所に酵母を提供していた。震災から8ヶ月後には山形県長井市で酒造りを再開し、出荷を始めた。震災から10年が経過し鈴木酒造は浪江町に戻ることができ、先月鈴木さんは特別な酒を携えてタイ・[…続きを読む]

2024年2月16日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュース(福島局 昼のニュース) 
福島・浪江町の大堀地区では東京電力福島第一原発の事故による避難指示が解除されるなどしていて、大堀相馬焼協同組合では今年5月上旬に14年ぶりに「登り窯まつり」を開催する方針。今月には地元の小学生が作品を制作し、4月に窯元が上り窯で焼いて5月に窯出しとなる予定となっている。

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