オープニング映像。

アメリカのベッセント財務長官は27日、トランプ関税をめぐる各国との貿易交渉について9月1日までにまとめられるとの見通しを示した。トランプ政権は相互関税の上乗せ部分の発動を7月9日まで一時停止しているが、一時停止期間を延長して交渉に応じる可能性を示したものとみられる。これに先立ち、ラトニック商務長官は10の貿易相手国との交渉が合意に近づいているとしたうえで「今後1週間ほどで多くの貿易相手国との合意を発表する」と話していた。赤沢亮正経済再生担当大臣は26日からワシントンを訪れ7回目の閣僚交渉を行っている。

ロシア・プーチン大統領は27日、NATO（北大西洋条約機構）が貿易費をGDPの5％に引き上げる方針で合意したことに対し「ロシアによる侵略というありもしないことを根拠にしている」とし「NATOの攻撃性を示している」と強く反発したうえで「ロシアは西側諸国と異なり将来的には国防費を削減する予定」と主張した。プーチン氏はウクライナとの次の直接交渉について「日程など詳細はきまっていないが和平に対する考えをまとめた覚書について協議することになる」と述べた。アメリカ・トランプ大統領は「露ロ関係が安定し始めている」とし、対面での会談は可能としながらも準備が必要だとしている。

女子児童の下着を盗撮しSNSで共有した疑いで逮捕された名古屋市立の小学校の教員の男は、画像を共有するグループチャットを立ち上げていて「学校のデジカメを使った」と供述。男は3年ほど前から「学校だより」を制作し写真撮影も担当していた。教育委員会は、男が勤務する小学校の児童を対象にスクールカウンセラーの面談を行い、職員が探して見つからなかった校内の隠しカメラを第三者が改めて捜索する方針を示した。

サントリーはフジテレビで見合わせていたCM放映を7月から再開する。中居正広氏と元女性アナウンサーのトラブルを発端にした問題では、多くのスポンサーが1月からフジテレビでのCM放映を見合わせている。サントリーは27日「再生、改革プランが一定評価でき株主総会で実行する新体制を確認できた」としてCM再開を明らかにした。サントリーHD・新浪剛史会長は4月時点でフジテレビの経営体制刷新などを評価し「CM再開を検討する状況になってきたのでは」と述べていた。ただ、多くのスポンサーは25日の株主総会後も判断を示しておらず、CM見合わせのスポンサーは依然7割を超える状況。

生活保護の受給者が支給額の引き下げを取り消すよう求めた裁判。厚生労働省は2013年からの3年間で物価下落などを踏まえ生活保護の支給額を最大10％引き下げた。この引き下げは生活保護法に違反するとして、受給者たちが取り消しを求める訴えを全国でお越している。そのうち2つの裁判で、最高裁はきのう「国による支給額の引き下げは違法」とする統一見解を示し、引き下げ処分の決定を取り消す判決を言い渡した。全国の同様の裁判にも大きな影響を与えることになる。

バレーボールネーションズリーグ男子予選ラウンド第7戦。男子日本代表はウクライナと対戦。世界ランク13位のウクライナは今大会3勝3敗で世界ランク5位のアメリカをやぶったダークホース。日本はフルセットの末にウクライナに敗れ3敗目となった。大塚達宣は「ブルガリアラウンドの最終戦になるので次の試合に向けて全員で準備していきたい」などと語った。

全国の気象情報を伝えた。

関東の気象情報を伝えた。

トランプ政権によるアメリカ生まれの子どもに国籍を与える「出生地主義」制度の廃止をめぐり、連邦最高裁は地裁が出した一時差し止め命令の審理やり直しを命じた。トランプ大統領は27日に「（連邦最高裁の）決定により訴訟に勝てるだろう。出生地主義制度の下で数十万人が我が国に流入している」と述べ、連邦最高裁の判断を歓迎するとの考えを示した。「種生地主義」の廃止は1月にトランプ大統領が大統領令で命じたが「憲法違反」として各地で差し止めを求める訴えが起こされた。その後3つの連邦地裁から大統領令の一時差し止め命令が出され効力が停止されていた。

今月9日夜、茨城県境町の国道4号の下り線を逆走して別の車と衝突し運転手の男性を死亡させたとして、危険運転致死の疑いで警察は逆走車を運転していた男を逮捕した。男の血液からは基準値以上のアルコールが検出されたという。警察は運転前に飲酒し正常な運転ができない状態だったとみて調べている。