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オープニング映像。
大谷翔平のチーム関係者など約20人に独自取材。大谷とドジャースがいかにして頂点に上り詰めたのか、舞台裏に迫る。
ドジャース移籍1年目、大谷はポストシーズン第1戦で大谷は同点の3ランホームランを打った。チームは地区シリーズを突破し、ナ・リーグ優勝決定シリーズへ。大谷の後ろを打つムーキー・ベッツは過去のポストシーズンでは絶不調に陥っていたが、大谷をランナーに置いた場面で何度も打席が回ってきた今年のポストシーズンはホームラン4本16打点の活躍を見せた。ベッツ選手は大谷が来てからドジャースが変わった、勝つために必要なことをすべてやっているし勤勉だと語った。データアナリストのアドラー氏はベッツに対して投げられたコースのデータを示した。去年の地区シリーズと比較するとストライクゾーンの割合が4%上昇していた。アドラー氏は大谷はベッツやフリーマンの前を打つことでラインナップ・プロテクションとなっている、大谷が出塁するとベッツやフリーマンを助けることになると話した。現地で解説していた田中氏は、足の速いランナーがいると投手の注意が分散されるので失投が多くなると言われていると話した。
ナ・リーグ優勝決定シリーズでMVPに選ばれたトミー・エドマン選手はシーズン途中でドジャースに移籍し、初めて大谷とプレーすることになった。エドマン選手はカーディナルスの時ヌートバーから大谷は素晴らしいと聞いていた、2人とも盗塁が好きで盗塁ができそうなピッチャーの見極めについて話し合うと話した。ドラフト1巡目で入団した26歳のギャビン・ラックス選手は、毎試合のようにベンチで大谷と話し込んでいた。苦しんでいるときに大谷から「頭を動かさずためをつくって足を使ってスイングする」というアドバイスをもらい、直後の打席でホームランを打った。それ以来大谷を「先生」と呼んでいるという。
大谷はワールドシリーズ途中で肩を負傷したが痛みを押して出場。ドジャースはワールドシリーズを制覇した。
スタジオで野口聡一、村上佳菜子、井口資仁を紹介。野口は大谷がホームランを打った日に本人からもらったバッティンググローブを紹介し、NASAに認めてもらって宇宙ステーションに持っていったと話した。大谷だけでなく彼の凄さがチームメイトを覚醒させているのがすごいと話した。大谷と同い年の村上は現役時代から刺激を受けていた、実はチームメイトを盛り上げていたのが改めてわかったと話した。井口はメジャーの打者は個人の成績にいきがちだが大谷は個人の成績よりチームの勝利のためにと常々言っていると話した。
メジャー挑戦1年目の大谷は投手として2試合9失点、打者としては32打数3安打と低迷していた。大谷はインタビューに単純に技術が足りないから開幕までにうまくなっていけばいいと考えたと話していた。イチローから「自分がやってきたことやポテンシャルをもっと信じたほうがいい」という言葉をもらった大谷は、メジャー初登板を勝利で飾ると打者としては2試合連続本塁打とセンセーショナルなデビューを果たした。大谷は野球のために生活のすべてを徹底的に管理した。メジャーに来てからの7年間でけがとも戦ってきた大谷は、バットを振れないリハビリ期間もバッターボックスに立ち選球眼を鍛える練習を取り入れていた。
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村上はスランプの時期にできることを見つけることで調子が上がってくるのは同じアスリートとして経験している、大谷はもっと研究しているからこそもっと多くのことが見えていると感じたと話した。野口は評価軸を自分の中に持っていること、何ができないかをわかっていること、ネガティブな状況の中でポジティブに戦っていけることの3つがすごいと話した。井口はイチローは背中で引っ張っていくタイプ、大谷はチームメイトに声をかけて引っ張っていくタイプと話した。野口は宇宙に行っているときNASAが彼のキャンプ地と繋いでくれた、やっぱり宇宙人っていないですか?と聞かれて「いない」と答え野球少年の夢を砕いていしまったと話した。井口は野球が大好きで少年のまま大人になった表情に見えると話した。
アーロン・ジャッジは大谷は球界最高の選手だと話した。2006年に46本塁打41盗塁を達成したアルフォンソ・ソリアーノは40-40を達成するのはとても難しい、大谷の50-50達成がどれほど大変だったか想像もつかない、大谷の活躍はメジャーリーグだけでなく世界的なものでドミニカ共和国でも子どもたちが大谷に憧れて練習を頑張っていると話した。50-50達成時にはアメリカプロスポーツのトップ選手たちが大谷を称賛し、ロサンゼルスでは5月17日が大谷の日に制定された。コラムニストのグレン・カール氏は大谷はマイケル・ジョーダンと同じように異次元のプレーを見せている、大谷は彼らと肩を並べる存在と話した。
大谷は2年前にアメリカ国内でその年最も活躍したプレーヤーに贈られるESPY賞を受賞した。大リーグの選手としてマーク・マグワイア以来の受賞だった。野口は市民レベルでもヒーローとして認識されており日本人として誇らしいと話した。井口は来季の開幕戦には二刀流は間に合う、20勝まではいかないと思うが13勝から15勝あたりはしていくと思うと話した。村上は課題をクリアしていくことを心から楽しんでいるのが大きいと思う、浅田真央が引退するときにプレッシャーについて聞いたら「背中を押してくれるからプレッシャーに感じない」と言われて衝撃を受けた、大谷選手も同じ気持ちなんだろうと感じたと話した。
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