- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像が流れ出演者が挨拶をした。
防衛省は中国軍のJ15戦闘機がきのう午後、沖縄本島南東の公海上空で航空自衛隊のF15戦闘機に対し2度にわたりレーダーを断続的に照射したと発表した。小泉防衛大臣は「極めて遺憾だ」として中国側に強く抗議し再発防止を中国側に厳重に申し入れたことを明らかにした。中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を防衛省が公表するのは初めて。隊員と機体に被害はなかった。中国海軍空母「遼寧」はきのう、ミサイル駆逐艦3隻と沖縄・沖大東島の西約270キロの太平洋を航行していた。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応していた。中国軍からのレーダー照射は2013年1月に東シナ海の公海上でも行われている。中国側は「台湾有事」めぐる高市首相の国会答弁について引き続き撤回を求めている。
今年のノーベル生理学・医学賞に選ばれた大阪大学・坂口志文さんは授賞式に出席するためスウェーデンに滞在している。ストックホルムにあるノーベル博物館に姿を見せた坂口さんは館内にあるカフェの椅子の裏にサインする恒例行事に参加した。そして人気漫画「はたらく細胞」に登場する坂口さんが発見した制御性T細胞のキャラクターのイラストなどを寄贈した。坂口さんは免疫学の分野で優れた業績をあげたとしてノーベル生理学・医学賞の受賞者にアメリカの2人の研究者とともに選ばれた。生理学・医学賞の選考委員であるトーマス・ペールマン教授は3人について「発見によってその研究分野は爆発的に進歩した」などと述べた。現地でノーベル財団が主催する記者会見に臨み坂口さんは「社会が医療研究の重要さを認識してくれることを願っている」、国に基礎研究の支援の重要性を伝えたいと話していた。坂口さんは日本時間の11日未明にノーベル化学賞を受賞する北川進さんと授賞式に臨む。
去年、闇バイトを実行役に首都圏で相次いだ18件の強盗事件のうち、千葉・市川市の住宅で50代の女性を殴って現金などを奪ったとして指示役とみられる4人が逮捕された事件。このうち3人が去年、別の傷害事件で逮捕された際に押収されたスマートフォンから市川市の事件で指示に使われたものとは別の複数のアカウントが見つかっていたことが分かった。警視庁などは4人が他の強盗事件にも関わった疑いがあるとみて調べている。認否は明らかにしていない。
青森市の中継映像を背景に気象情報を伝えた。
12月に入り今年もあとわずか。各地では来年の干支である午にちなんだ催しが行われた。京都市上京区にある北野天満宮には来年の干支「うま」が描かれた大きな絵馬が楼門に掲げられた。
奈良・桜井の安倍文殊院では白や赤などのパンジーで絵馬が作られた。安倍文殊院・植田副住職は「参拝者の願いがうまくいくようにしっかりと植えた」などと述べた。
三重・伊賀市の酒造会社では毎年えとをかたどった陶器のつぼに日本酒を詰めて販売している。酒造会社の辰巳さんは「つぼに詰めることによって口あたりがまろやかな味になっている」などと述べた。
埼玉・宮代町の東武動物公園では毎年この時期に年賀状などに活用してもらおうと動物と写真が撮れるイベントを開いている。今回は来年の午にちなみポニーと一緒に写真撮影が行われていた。
生理学・医学賞に選ばれた大阪大学・坂口志文さんが発見した制御性T細胞の可能性について、坂西記者と伝える。がんの治療への応用が先行して研究され、臨床試験が行われているものもある。さらに自己免疫疾患の治療への応用も注目されている。制御性T細胞を増やし治療に役立てる技術が開発されている。制御性T細胞は免疫を制御する細胞。10年前に天ぽうそうを患った男性を取材した。皮膚の自己免疫疾患「天ぽうそう」の患者は約3,000人で主に40~60代で発症する。この病気の根本的な治療法は開発されていない。男性は薬が効かなくなり再発を繰り返しているという。天ぽうそうを制御性T細胞を応用して治療する研究が進められている。慶應義塾大学医学部・天谷教授は「患者に治療を応用するにはいくつかのステップ、ハードルがある。それを着実に乗り越えていくことで患者に届けられるのではないか」などと述べた。天谷教授が行っている天ぽうそうの治療の研究は坂口さんの最新の技術を応用した共同研究。坂口さんは「なんとか前に進めたい」などと語った。
来年2月のミラノ・コルティナ五輪の開幕まであと2カ月となった6日、イタリア国内での聖火リレーがローマで始まった。第一走者は2016年のリオデジャネイロ五輪の競泳男子金メダリスト、グレゴリオ・パルトリニエリが務めた。聖火はサン・ピエトロ大聖堂前の広場などをリレーされた。大会組織委員会によると聖火は今後、フィレンチェやベネチアなど観光名所や世界遺産をめぐり、約1万人のランナーによって来年2月6日に開会式が行われるミラノまでつながれる予定。
フィギュアスケートのグランプリファイナル。日本選手4人が出場した女子シングルは17歳の中井亜美が日本勢トップの2位に入った。今季シニアデビューの中井はトリプルアクセルを鮮やかに決め、スピンやステップで全て最高評価を獲得した。中井は「いい経験ができたと思う」などと述べた。
坂本花織は前半5位と出遅れた。フリーではトップ。前半との合計で3位に食い込みオリンピックの代表選考で優位に立てる日本勢の上位2人に入った。優勝はアメリカの20歳、リウ。千葉は2回の転倒などが響き5位だった。
男子シングルはアメリカのマリニンが異次元の演技を見せた。6種類7本の4回転ジャンプを全て成功させ、フリーの世界最高得点を更新した。マリニンが大会3連覇。鍵山がシーズンベストを更新して2位、佐藤が自己ベストの演技で3位に入った。21歳のマリニンはオリンピックに出場したことはないが、世界選手権は2連覇している。
スピードスケート。オランダで開かれている女子1500mで高木美帆がライバルとのレースに臨んだ。高木はラスト1周で失速。オランダのジョイ・ブーネが3連勝。高木は5位で優勝を逃した。
スノーボードW杯ビッグエア。男子ビッグエアで木村葵来が5回転半する技で91.25をマーク。合計178.25で2位に入った。女子ビッグエアで18歳の鈴木萌々が3回転する技を綺麗に決め、合計得点で3位に入り表彰台に上がった。
超新星爆発の兆候を“1分早く”伝える。
岐阜県飛騨市にあるスーパーカミオカンデ。神岡鉱山の地下1000mに作られた研究施設。超新星爆発の通知を1分縮めた研究の責任者・東京大学・関谷洋之准教授は「情報伝達に1分かかっていたら情報を逃すことになってしまう、1分でも早くすることがとても重要」と話した。
超新星爆発という極めて貴重な現象を観測できる可能性を大きく前進させた。京都大学・内田裕之助教は「誰も目にしたことのない爆発の瞬間を絶対見たい、天文学上の大きな謎に迫りたい」、京都大学・前田啓一教授は「どのように爆発に至るのかわれわれが理解していない過程を知りたい引退までにぜひ見てみたい」と話している。
アメリカ・ハワイ島のキラウエア火山で噴火が起きている。被害状況などは明らかになっていない。現地からのLIVE映像ではオレンジ色の溶岩や水蒸気などが噴き上がっている。世界的な活火山として知られ度々大規模な噴火が起きている。
