2026年7月31日放送 6:00 - 6:30 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
熊本地震 猛暑の避難 命守るには

出演者
佐藤公俊 井上二郎 赤木野々花 ホルコムジャック和馬 是永千恵 晴山紋音 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
猛暑の避難生活 車中泊の厳しさ浮き彫りに

最大震度7の揺れを観測。およそ1万人が避難する中、各地で猛暑に。熊本県宇城市の避難所では、かき氷を振る舞う様子も見られた。熱中症など体調を崩す懸念が広がる中、宇城市に駆けつけていたのは、長崎県の医療チーム。市内12か所の避難所を回り、被災者の診察などに当たっている。泉川さん「クーラーがついたりつかなかったりの問題と、きのうの夜から下痢をする人が増えていて、感染的な可能性がある。この状況は長く続きそうなので、感染対策・感染予防を行なっていきたい」と話す。いま課題となっているのは、車中泊の人たちへのサポートだと話す。泉川さん「この猛暑の中、水分とらずに車の中で座位の姿勢、それだけで血栓症のリスクになる。現状あまりにも避難所が多く、そこ(車中泊)まで手が回らない」と話す。宇城市役所の駐車場には、昨夜車中泊をした車が止まっている。10年前も地震を経験した人は、「前回は3日目がいちばん危なかった。まだ死ぬわけにはいかない」と話した。ペットがいるため、避難所を利用できない人も。猛暑の車中泊に必要なガソリン。途切れることなく客がやってくる。話を聞いた人の中には、比較的自宅の被害が少なかったが、車中泊をしている人も。停電で、クーラーが使えず、自宅で眠れないため、選択をしていた。車は、自宅のかげに駐車。10年前の熊本地震でも車中泊を経験した。塚本さん夫婦「あのころは涼しかった。7月で暑い。クーラーがきかない。昼間は(車でも)きかない。電気さえつけば」と話した。

関連調査中含め34人死亡 各地で懸命の救助活動

熊本県八代市。一階部分がつぶれた建物。クレーンで持ち上げている。少なくとも1人が住宅の下敷きに。熊本県では、これまでに災害との関連を調査している人を含めて、34人が死亡した。八代市の1階部分が大きく崩れた建物。男性は、地震発生時、ビルの1階にいた。救助された男性「天井がずるずると下がってきた。恐ろしかった。逃げようと思ったが足が動かない。気が動転していた。揺れがおさまってでようと思ったが、脱出ルートが塞がった。死ぬかもしれないと思った。レスキュー隊が来た時にほっとした」と話し、娘「お父さんが死んでしまうのではとずっと心配していた」、男性「レスキュー隊はよく危険をかえりみず入ってきた。本当に感謝している」と伝えた。

震度7を記録した氷川町でも、甚大な被害がでている。“倒壊した住宅の中”を捉えた映像。警察官がわずかな隙間から中に入り、救助活動が行なわれている。町内では住宅が大きく崩れ、道路の陥没も至るところで見られた。厳しい暑さの中、住人が自宅の片付けに追われていた。この男性は、地震が起きた時、とっさの判断で2人の息子に覆いかぶさり、倒れてくる棚から守った。子どもたちにケガはなかったが、大きな家具が倒れ、ものが散乱したまま。男性「家を再建するか取り壊すかどちらの方向に行くかも分かっていない、時間がかかるのかなぁ」と話した。

日本製紙の八代工場では、煙突が倒壊し、11人が閉じ込められた。狭い空間で捜索活動が続けられている。1つ1つコンクリート片を手で取り除いている。県によると、8人の死亡が確認。けが2人。容体不明が1人。救助活動は、爆発があったイオンモール熊本でも。はげしく壊れた建物で大勢の人が捜索活動をしている。1つ1つ瓦礫を人の手で動かしながら捜索をしている様子が確認できる。医療活動にあたった医師は「余震は続いていたし、自分たちが二次災害の被害者にならないよう安全管理をしながら行なった。諦めずに必死に救助を続け、非常に緊迫した現場だった」と話した。イオンはきのうまでに7人の死亡を確認したと明らかにした。7人はテナントの従業員で、すべての従業員の安否を確認。

熊本 各地で厳しい暑さ 9000人超が避難生活

熊本県は、各地で厳しい暑さ。熊本県によると、きのう午後7時時点で、避難所390か所で9196人が避難。福祉避難所として、市と協定を結ぶこちらの高齢者施設。利用者に加え、およそ30人を受け入れているが、物資不足が深刻。市内の業者から、物流センターが被災したため、納品停止の連絡が。明日には、おむつの在庫が無くなるということ。山下ますみ副施設長「使い捨てのお尻ふきもないのでタオルを切って、いちばん困っている」と話す。

熊本 断水・停電など 生活への影響続く

ライフラインの影響は、きのうのおよそ午後2時の時点で断水が約8万戸。けさ5時半の時点で停電が約5,250戸と、昨日夕方から半数以下に減った。九州電力は停電について作業が順調に進めば、きょう夕方までに復旧見込み。各家庭の引込線が断線の場合は、一部の家庭で停電が続く可能性も。最寄りの事業所に連絡を。また、断水については、その他の地域に関しても水の濁りや漏水が確認されている。断水が解消する見通しは、現時点でいずれの自治体でも解消の見通し立たず。こうした状況への見通しとして、給水所を熊本県内あわせて16の市町村で設置。

熊本 ボランティア 受け入れ準備進まず

ボランティア受け入れについて。熊本県では、ボランティアセンター設置も、市町村では受け入れ準備進まず。木村知事「全国から被災地に入りたいという皆さんその気持はあたたかく受け止める。もう少し焦らずにいていただいて態勢が整ったら来てほしい」また、県社会福祉協議会は、現場の対応の支障になるため、“被災した自治体・社会福祉協議会への電話での問い合わせは控えて”と呼びかけた。

猛暑の中の避難生活/災害関連死の懸念 “命を守る対策を”

震度7の地震が暑い夏に起こるのは近年なかった。避難所では複数の人が体調不良を訴えている。災害関連死の懸念。“命を守る対策”をまとめた。熊本県内の避難所には、きのう午後7時時点で9196人が避難。車中泊を含めるとさらに多くの方が避難。専門家は、避難生活の中、停電などが原因でエアコンや扇風機が使えない場合、暑さを我慢しないでほしいと伝えた。その上で、エアコン使用できる建物への移動を検討。具体的には、自治体設置の避難所・公共施設。被災地から離れた親族・友人の家。足を伸ばし、安全に休めれば車中泊。まずは環境を変えてみることを検討。熱中症対策として、まず水を使えるのであれば、水に手足を入れる。避難所で過ごす場合は、のどが乾いていなくても水分補給。車中泊はエンジンを切る場合、日陰・風通しのいい場所に駐車することも重要だという。過去の災害では、避難生活をはじめて4日目ぐらいから、「エコノミークラス症候群」が相次ぐ。予防の対策については、2~3時間おきに車から降りて歩く。また、数時間おきにふくらはぎをマッサージ。車の座席を倒し、フラットな状態にする、ということ。専門家は、我慢しすぎない、小さな異変に早く誰かが気づき対策することが大切と話す。10年前の熊本地震では、「災害関連死」が「直接死」を大きく上回る。

SPORTSコレ見て!
女子フルーレ団体 日本は銅メダル

フェンシング世界選手権女子フルーレ団体の日本代表は3位決定戦でフランスと対戦。4ポイントリードで迎えた第7試合、菊池選手は3連続でポイントを奪うなどリードして後に繋いだ。最後は個人で銅メダルを獲得した上野選手が出場し、フランスに勝利した日本が2大会ぶりの銅メダルを獲得した。

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五輪の出場権かかる 23歳以下アジアカップ日本開催

AFC(アジアサッカー連盟)は、サッカー男子の2028年ロサンゼルス五輪の予選を兼ねた23歳以下のアジアカップの開催地を日本に決定した。時期や試合会場は今後決定。AFCは、複数の候補から、世界基準の施設があることや運営面などの観点から日本が選ばれた。ロサンゼルス大会のサッカー男子のアジア枠は2つで、この大会の上位2チームが出場権獲得。年齢制限のない日本代表監督と兼任が決まる大岩剛監督が指揮をとる。日本サッカー協会の宮本恒靖会長は“五輪の切符をかけた真剣勝負を会場で見て選手たちの躍動を感じて”とコメント。

有明(熊本)地震の影響 ルート変更し甲子園へ

地震の被害を受ける有明高校の選手たちが、予定していたルートを変更して、甲子園へ。当初は熊本県内の最寄りの駅から新幹線で向かう予定だったが、急きょルートを変更。バスと新幹線を乗り継ぐことに。主将「支えてくれた人たちや被害にあっているかたに勇気や元気を与えられるように」とコメントした。大会は来月5日に開幕。

幕内優勝賞金 2000万円に倍増 33年ぶり引き上げへ

大相撲、日本相撲協会は、来年から、優勝賞金を2,000万円に。幕内では、現在の2倍。また、三賞の賞金も、200万円から300万円に増額。優勝と三賞の賞金を引き上げるのは、平成6年以来33年ぶり。

イラスト解説 ここに注目!
甲子園に 女性審判が立つ!

イラスト解説ここに注目。甲子園球場で行われる夏の高校野球。史上初めての女性審判がグランドに立つ。今大会では、5人の女性審判が務める。女子の大会では前例がある。春夏の甲子園では初めて。全国にはおととしの時点でおよそ20人の女性審判が。地方大会で活躍。今回の決定について、高野連は、性別にとらわれず、適正に基づいた登用を進めることは、競技の価値を一層高め、次世代へのメッセージになるとした。父親が審判をしていた、野球部の顧問やマネージャーをしていた時に進められたなどきっかけは様々。選手に一番近い場所で、公平な立場から、高校野球を支える役割に魅了され、仕事や子育てをしながら、審判として活動してきた。甲子園の舞台に立つことは、選手と同じように審判にとっても憧れ。岩尾香澄さんは「容易にたどり着けない甲子園に審判として立てるのは大変光栄。選手が全力で取り組む姿に負けないよう、一球一打に真摯に務めたい」と寄せた。女性審判の意義とは。高校野球の審判は、なり手不足や若手への世代交代が課題。女性の審判登用は意欲と能力のある人が活躍できる環境への第一歩だとした。

(ニュース)
“横浜市長が重大なパワハラ行為”認定

横浜市の山中市長が、パワハラが疑われる言動を繰り返したとする幹部職員の訴えを受け、事実関係を調査していた外部の調査委員が30日報告書を公表。報告書には、どなる行為や、机に資料を投げつける行為、「(国際会議をめぐって)誘致できなければ切腹だ」と発言など事実と認める。不適切な言動を日常的に行う看過できない重大なパワハラ行為と認定。そして、市長自身が不適切な言動を謙虚に認め、人権感覚を刷新すべきと指摘。

米 人型ロボットの輸入禁止を発表

米、人型ロボットの輸入禁止を発表。アメリカFCC(連邦通信委員会)は、ヒューマノイドの外国からの輸入を禁止すると発表。理由としては、サプライズチェーン・サイバーセキュリティーが受け入れがたい“ぜい弱性”をもたらすなどとした。市場でのシェアを高める中国を念頭にした措置か。中国政府は、外務省・毛寧報道官「アメリカが国家安全保障の懸念を拡大して中国企業を抑圧することに断固反対する」とした。

(気象情報)
全国の気象情報

全国の天気予報を伝えた。

関東甲信越の気象情報

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