2026年8月28日放送 19:00 - 19:50 NHK総合

NHKニュース7

出演者
糸井羊司 森下絵理香 近藤奈央 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
速報“中学生3人・高校生1人が溺れかけている”

今日午後3時半ごろ、鹿児島・いちき串木野市の海岸で中学生3人と高校生1人が溺れかけているとの通報があった。海上保安部が捜索し中学生1人を救助、会話が可能な状態だったとのこと。4人は海に飛び込む遊びをしていたという情報がある。見つかっていない3人は沖に流されたとみられている。

広範囲で大気非常に不安定 各地で雨 線状降水帯も

きょう午後4時半ごろ、中国地方の日本海側などで局地的に雨雲が発達している。気象庁によると広範囲で大気の状態が非常に不安定となっている。きょう明け方には北海道・釧路地方で線状降水帯が発生、記録的短時間大雨速報も相次いで発表された。厚岸町では浸水の被害も出た。雨雲は近畿途方でも発達し、交通機関にも影響が出た。滋賀・近江八幡市では稲光のようなものが繰り返しみられ、横殴りの雨が1時間ほど続いた。

石川・富山で記録的大雨 片付けの一方けさも雨

きのう記録的な大雨となった石川県と富山県、一夜明けても水は引いていない。氷見市では住宅などの浸水被害が252棟に上っている。水が引かない中で、富山県では今朝も激しい雨が降った。石川県羽咋市酒井町の山間の集落は、きのう町内を流れる酒井川が氾濫したが、きょうの午前中になっても溢れた水が道路に流れている。住民によると、溢れた水は住宅の方向に流れているということで、住民達が水を食い止めるための土のうを設置する作業に追われ、浸水した住宅では住民達が片付けに追われていた。富山県氷見市にある特別養護老人ホームは、きのう午前8時ごろから建物に水が入り込み始め、2時間ほどでひざ上の高さまで達した。一夜明けて水は引いたが、1階が泥水に覆われていて再開のめどは立っていない。

大雨の要因「大気の川」か台風多く“今後も注意必要”

きのうの石川県と富山県、今朝の北海道は、なぜ記録的大雨となったのか専門家は「大気の川」と呼ばれる大量の水蒸気の流れ込みが大きな要因の1つだとしている。アマゾン川と同じぐらいの水が上空を流れていて、台風が湿った空気を前線へ運んでいた。きょう正午には台風23号が発生、8月としては66年ぶりの10個目の発生で、気象庁が統計を取り始めた1951年以降では最多である。台風の発生が相次いでいることから専門家は、台風の通過と日本列島にかかる秋雨前線が相互作用して大雨が降ることに今後も注意が必要だとしている。今後、北日本から西日本にかけて広い範囲で大気の不安定な状態が続き、記録的な大雨となった北陸でも、明日から再び大雨となるおそれがあり、土砂災害に警戒が必要である。

494人死亡 連絡取れない日本人5人家族か

ネパールと中国の国境地帯を襲った大規模な土石流。これまでに494人の死亡が確認されて、家族とみられる5人の日本人とも依然連絡が取れていない。土砂などが川の流れを遮断して形成されたとみられるせき止め湖の面積が拡大して、二次災害のリスクが伝えられている。起点とみられる斜面がある。現場周辺の衛生画像では、土石流が起きる前は、氷河や岩石とみられるものが、はっきり確認できる。一方、おとといの画像では、斜面が大きくえぐれて崩れ、茶色い岩肌が剥き出しになっている。土石流はここを起点に、谷底の川沿いを進んでいったとみられる。そして、国境の検問所にも押し寄せる。建物が一瞬に飲み込まれる様子が映像に記録されていた。さらに、検問にある立体駐車場も丸ごとのみ込まれた。それでも、濁流の勢いは止まらない。専門家の分析では、崩れた斜面からおよそ80キロ下流でも、川が増水していたということで、被害が広い範囲におよんだということがわかる。川に掛かる橋を丸ごと押し流すほどの濁流に襲われたネパールと中国の国境地帯。これまでに494人の死亡が確認され、1500人以上の行方がわからなくなっている。登山家やトレッキングの愛好家のほか、ヒンドゥー教や仏教の信者も巡礼に訪れるというこの地域。ネパール政府の観光局は、昨日連絡が取れなくなっている外国人旅行者537人の名簿を公表。国別では、インドが178人、アメリカが65人、ウクライナが53人、マレーシアが51人などとなっている。さらに、日本人とみられる同じ名字の男性3人・女子2人の5人の名前が記されている。5人は、ヤマモト・トシタカさん、ヤマモト・カナコさん、ヤマモト・カヨコさん、ヤマモト・ハヤトさん、ヤマモト・リュウトさん。日本人5人のツアーに関わっていたとされるネパールの旅行会社によると、5人は家族だとしていて、40代の夫婦と、3歳から10歳までの子どもとみられるということ。また5人は、中国側から国境を超えて入国していて、カトマンズに移動する予定で、おとといの午前9時前に、国境付近にいた運転手と最後に連絡を取ったと説明している。大量の泥が残される中で、救助活動は困難を極めている。首都カトマンズの病院では、安否のわからない人達の家族などが、手がかりを求めて大勢集まっている。設けられていたのは、行方不明者の情報を登録するブース。訪れた人たちが、名前や年齢などの情報を警察に提供していた。ネパールにあるJICA国際協力機構の職員も、現地での救助や支援活動が難航している。また、ネパールに常駐している国連の代表は27日、およそ1万世帯が支援を必要としているものの、35を超える橋が破壊されるなどして、食料など支援物資の陸路での搬入が極めて困難になっていると説明した。そのうえで、仮設の橋の調達を検討していることを明らかにした。川の流れが遮断されて形成されたとみられるせき止め湖。中国中央テレビは、「水が溢れ出ていることから、決壊して二次災害のリスクがある」と伝えている。高台には避難している住民の姿もみられた。現場の救助活動は、一時中断しているということ。今後について、新華社通信は、「あさってにかけて雨が降ると予想され、救助活動にも影響が出るおそれがある」と伝えている。

容疑者の1人“下見で簡単に盗める”

東京中野区の時計店で、合わせて約2億円相当の海外製の高級腕時計4本が盗まれた事件で、逮捕された2人の容疑者のうち、1人が店の下見をした際、出入り口近くのショーケースに高級な時計があったので、簡単に盗めると思ったなどと供述していることが分かった。事件2日前の今月23日、現場の時計店の防犯カメラの映像に、容疑者と見られる2人が事件で割られたショーケースの前に立つと商品の腕時計を指差しながら、何か言葉を交わしていた。この店によると、2人が店内に滞在したのは約2分間で、警視庁は事件の下見をしていたとみて映像の解析などを進めている。事件の2日後のきのう、大阪市内の防犯カメラが、容疑者の1人と見られる人物が捜査員に確保される様子を捉えていて、容疑者と見られる人物に抵抗するような様子はなく警察車両に乗り込んだ。チリ国籍の容疑者2人の、マンサーノ・ケサダ容疑者は、“出入り口近くのショーケースに高級腕時計があったので、簡単に盗めると思った”などと供述していることが捜査関係者への取材で分かった。きのう、2人の所持品から盗まれた時計と同じブランドの時計1本が見つかったが、容疑者は“ほかの3本は途中で落とした”などと説明している。ピニャ・グスマン容疑者は“盗んだのは1本だけだ”と容疑を一部否認していて、警視庁は事件の詳しいいきさつを調べている。

横浜市 山中竹春市長 辞職届を提出

職員への重大なパワハラ行為が認定された横浜市の山中竹春市長がきょう辞職届を提出した。辞職届を提出後にひらいた記者会見で竹中市長は、謝罪の言葉とともに支えてくれた人へ感謝の言葉をのべた。2021年に初当選した山中市長は、大都市のトップとして子育て政策などに力を注いできたが日常的に暴言などがあったとする人事部長の告発をうけ設置された外部の調査委員により複数パワハラ行為があったと認定された。それでも続投に意欲を示していたが、市議会の複数会派による辞職の申し入れがあったことなどから辞職が避けられない情勢となっていた。自らの言動について山中市長は、「“市民生活をよくしたい”その思いがどれだけ強かったとしても今回の不適切な言動が許されるものではない」などとコメントした。次の市長選については未定だと話し、今後検討するとのべた。

“早くいつもの生活に…”戻らぬ日常 復興への願い

熊本地震からきょうで1か月。災害関連死疑いの2人を含めて死者は38人。2416人が避難所での生活を余儀なくされている。爆発で7人が亡くなったイオンモール熊本では献花台を前に犠牲者を悼む。地震が発生した午後4時27分、黙祷が捧げられる。復興への願いを込めて子どもたちが鐘を鳴らす。宇城広域連合消防本部の通報記録の音声を紹介。今回の地震の住宅被害は5万棟を超えている。きょうから八代市の小学校では2学期が始まる。6年生の田川陽愛さんは避難所の体育館から登校。夏休みの絵日記では避難所でお米を炊いたことが書かれていた。氷川町の老舗豆腐店では断水が長引くなか一時は廃業を考えたものの地元の人の声に支えられて店を再開させた。

介護疲れもも深刻化 施設利用できないケースも

深刻化しているのが介護の疲労。吉竹瞳さんは市内で一人暮らしをしている93歳の母親の自宅に毎日通っている。母親の介護の負担は地震のあと増した。転倒して腰を痛めたほか落ち込んだような様子が目立つという。吉竹さんはショートステイの利用を希望するも入れる施設が見つからない。宇城市と氷川町にある居宅介護支援事業所のうち18か所にNHKが取材。介護の疲労から老人ホームに入居などの相談が相次ぐも調整できないケースも起きていることがわかった。吉竹瞳さんは人には見えない。自分たちのことが分かってもらえない、そこが苦しいと述べる。

行けなかったコンサート 見られなくなった未来の姿

イオンモール熊本ではテナント従業員7人が死亡した。2階の雑貨店に勤務していた大竹玖瑠美さんは爆発に巻き込まれて亡くなる。親族の男性は人から好かれるようなタイプと述べる。3年前に父親を亡くし、長女として家族を支える存在だったという。今年の秋には大好きなアイドルグループのコンサートを楽しみにしていたがその望みは叶わず。親族の男性は残念でしかたないと述べる。

ガス漏えいが原因か揺れの後 配管で何が?

爆発はなぜ起きたのか?原因はガスの漏洩か。施設にLPガスを供給していた事業者は経済産業省などに対し、何らかの原因で建物内の配管が損傷しガスが漏えいしたものと推定されると報告している。イオンモール熊本の敷地内にはLPガスタンクがあり、このタンクから配管を通じて各店舗にガスが供給されていた。タンクや各店舗への配管にはそれぞれ遮断弁が設けられていた。このうちタンクの遮断弁は震度5以上の感知で閉じる仕組みになっていた。複数の関係者によると、地震の後に確認したところ、タンクの遮断弁は閉じていた。タンクのガスの残量も通常時と同程度だったという。このため経済産業省や消防は配管に残っていたガスが漏れ出し引火し爆発した可能性があるとして慎重に調査を進めている。

今回、課題として浮き彫りになったのが避難後の対応。イオンによると、地震のあと、客や従業員4000人余りが建物の外に避難した。その後イオンは貴重品の改修やレジ締めなどの要望が寄せられたことから、現場の判断で従業員の一時入館を認めていたことを明らかにしている。避難後の対応について、マニュアルには具体的な規定はなかった。こうしたことからイオンは避難後の再入館を防ぐため、勤務時に貴重品の携帯できるよう、イオンモール、マルエツ、カスミなどグループ会社に通知した。事故調査委員会で再発防止策の検討などを進めている。災害時の対応を見直す動きは他にも出ている。ビックカメラは従業員が勤務時に自宅の鍵、スマホなど携帯できるようルールを見直した。ベルクでは避難後の再入館を認めるかどうか現場責任者が判断するとマニュアルに明記した。

“見えない避難者”把握が難航 抱えた事情…

被害が大きかった地域では様々な事情から被災した自宅や車の中など、避難所以外で生活を続けている人もいる。熊本・宇城市の避難所には昼や夕方に毎日長い列が出来ている。受け取っているのは支援物資。自宅などに避難をする人が今も数多くいる。列に並ぶ84人に避難所に入らない理由を取材すると、プライバシーの問題、高齢家族の介護などがあがった。山内葵さんは3人の子どもと夫の5人で市内の自宅に暮らしている。避難所に入りたい気持ちもあったが、子どもたちが騒いで周囲に迷惑がかかることを心配して断念した。ただ、今も断水が続いている。子どもたちの体を洗うのに十分な水が使えず、皮膚に炎症が出始めている。さらに保育園も被災し、買い物の時間さえとれないという。被災した自宅に住み続けている人もいる。嶋津和徳さんが避難所に入らないのは地震で複雑骨折をする妻の存在がある。最も気がかりなのはり災証明の手続きが進まないことだという。

中継 被災地の現状・課題は宇城市に聞く

宇城市の末松直洋市長は“見えない避難者”の課題について「被災者のニーズに合った支援をどのように進めていくのかが課題。全ての在宅避難の皆さんに職員がなかなか出向くことが出来ていない」、復旧・復興へ必要なことについて「自治体単独では復旧することが厳しい」などとコメントした。

立民“中道・公明と合流せず”

きょう夕方、国会内で行われた中道・立民・公明の党首会談。立民の水岡代表は中道の小川代表と公明の竹谷代表に合流しない方針を伝えた。立憲民主党と公明党が衆院選直前に結成した中道改革連合。236人を擁立したが、選挙前の議席を3分の1以下に減らす大敗となった。選挙後に参院議員や地方議員も順次合流する想定だったが機運が停滞した。焦点となったのは立民の対応。当幹部らが地方組織と意見交換を行った。3党は来週改めて党首会談を行い、臨時国会に向けた体制を協議することになった。

解説 中道・公明と合流せず 立民 判断の理由は

政治部・鹿野記者による解説。合流しないという結論にいたった立民の最大の理由は地方組織から合流に慎重な意見がでたこと。来年の統一地方選では立憲民主党も公明党も党独自で候補者を擁立する。党幹部を取材すると合流に肯定的な声も出始めていた。中道改革連合では党の存在意義が揺らぐ事態になっている。

“中学生3人・高校生1人が溺れかけている”

きょう午後3時半ごろ、鹿児島・いちき串木野市の海岸で中学生3人と高校生1人が溺れかけているとの通報があった。海上保安部が捜索したところ中学生1人を救助、会話が可能な状態だったという。4人は当時、海に飛び込む遊びをしていたという情報がある。見つかっていない3人は沖に流されたとみて捜索を続けている。

(気象情報)
気象情報

全国の気象情報を伝えた。北陸では再び大雨の予想。

(エンディング)
エンディング

エンディングの挨拶。

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