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藤井風は今年デビュー5周年。2020年に新型コロナ出現を時を同じくしてデビュー。2021年にスタジアムから無観客ライブをYouTubeで生配信。2022年には『死ぬのがいいわ』が異例の世界ヒットを記録。コロナ明けには曲作りの拠点を海外へ。今夜はNHKが記録してきた藤井風の5年間の軌跡を紅白の映像とともにお届けする。
藤井風は2020年1月コロナ禍でデビュー。タイトル・サウンド・歌詞すべてが斬新な『何なんw』。藤井風は「“何なん”って口癖でもあるし、自分らしいと思った。最初にこの曲で知ってもらいたいというイメージで作っていった」と話した。藤井が生まれ育ったのは岡山・里庄町。両親が営む喫茶店で物心がついたときからあらゆるジャンルの音楽を聴いて育った。2009年の終わりに父が藤井の映像をYouTubeに投稿して以降、次々にカバー曲を投稿。音楽関係者の注目を集め、『何なんw』でデビューした。
藤井風の密着取材を始めたのは2021年8月、日産スタジアムライブの下見だった。感染状況悪化の為、やむなく無観客での開催となった。当時は緊急事態宣言が繰り返され、世の中は自粛モード。無観客を逆手にとってライブをYouTubeで世界同時配信することに。英語でのMCや映像で見せるパフォーマンスを追及した。藤井は毎日のようにスタジアムに通ってひたすらランニングをして基礎体力をつけた。9月4日の本番当日、無観客の中ひとりで世界に配信を行い、世界17万人の同時視聴を記録した。
反響を呼んだ無観客ライブから3か月、藤井風の紅白初出場が決定。岡山の実家から出演という説明から、サプライズで会場に現れ歌唱した。さらに、MISIAと『Higher Love』をパフォーマンスするサプライズも。
2022年、少しずつ日常が戻り、人が集まるライブやフェスも3年ぶりに復活。しかしまだコロナ感染でフェス出場を直前キャンセルするアーティストもたくさんいた。藤井風はVaundyが出る予定だったステージに代打で登場し曲をカバーした。コロナ禍だからこその貴重なパフォーマンスが話題になった。
タイでは7月に投稿されたTikTok動画が拡散。『死ぬのがいいわ』は23か国で日本人初のバイラルチャート1位を記録し、2022年海外で最も再生された国内アーティスト楽曲となった。藤井風は「『死ぬのがいいわ』は聴かれていなかったが自分は好きな曲だったので、最初は“見つけてくれた!”という感じだった」と話した。追い風となったのはこの現象を受けてアップされたライブ映像。視聴の8割が海外からだった。
第73回NHK紅白歌合戦で藤井風が「死ぬのがいいわ」をパフォーマンスした映像が流れた。
2023年、コロナが収束。藤井風は初めてアジアの人たちの前に姿を現した。藤井は「感情をストレートに表現してくれる方が多くて、今までとは違う感じのライブになった」と話す。
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2024年3月、アメリカの公共放送局が制作する世界的コンテンツ『tiny desk concerts』の日本版の初回ゲストに藤井風が決まった。ここでは藤井自身がファンだというアーティスト、にしなさんとYo-Seaさんにコーラスで入ってもらった。YouTubeに掲載された動画の再生回数は1600万超。5月には初のアメリカ公演。演奏中に起きたハプニングをチャンスに変えてアメリカの観客から喝采を浴びた。6月にはアメリカのRepublic Recordsと契約。英語楽曲の制作に挑戦する。新たな生みの苦しみを味わう中、藤井風は「27歳のうちに3枚目のアルバムがお届けできたら」と初めて具体的な目標を口にした。
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一方、日本では日産スタジアムで壮大なリベンジを果たす。コロナ禍の無観客ライブから3年、2日間で14万人を動員し自身最大規模のライブを成功させた。さらに、10月からはアジア10都市をめぐるアリーナツアーへ。世界へ挑んだ1年の締めくくりは紅白歌合戦。ニューヨークの街の一角を舞台にワンカットの一発勝負に挑戦。何度もリハーサルを繰り返して理想のイメージに近づけた。
藤井風は今年の夏には初のヨーロッパツアーを予定。待望の3枚目のアルバムも制作中。
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