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芦田愛菜&岡田将生がイタリア・ベネチアへ。ベネチア国際映画祭に招待された「果てしなきスカーレット」を手掛けたのは細田守監督。今や3兆円を超えるアニメーション市場の最前線に迫る。
今年9月、「ベネチア国際映画祭」で細田守監督の最新作「果てしなきスカーレット」の公式上映が行われた。「果てしなきスカーレット」は狂気に溢れた世界で「生きるとは何か」を問う物語。上映後、およそ10分にわたりスタンディングオベーションが続いた。
岡田将生が映画祭の合間に訪れたのは「ZAZA ART COMIC SHOP」。アニメとともに人気が高い日本のマンガ。ここでは翻訳されたマンガを400タイトルほど扱っているという。中でも人気の作品が「薬屋のひとりごと」。
岡田将生がベネチアの書店で見せてもらったのは今年3月創刊のマンガ誌。日本の少年漫画誌を目指したもので主にローロッパのマンガ家が描いたもの。右肩上がりの海外のアニメ市場は今では国内を上回る2兆円規模に。細田監督の最新作「果てしなきスカーレット」も公開前から各国の映画祭に招待されるなど盛り上がりを見せていた。企画段階からハリウッド大手配給会社と共同製作し全世界配給という前例のない広がりを見せた。配給が決まった国と地域は77に上っている。
今年10月、初号試写会が行われた。制作期間は4年半。2006年「時をかける少女」でその名を世界に知らしめた細田監督。監督の魅力について役所広司は「監督のすごみは笑いながら演出をするところ」と話した。2015年公開「バケモノの子」からずっと細田作品に参加してきた役所。今作ではスカーレットの父親を殺したクローディアスを熱演している。
「果てしなきスカーレット」のCG製作を担ってきたデジタル・フロンティア。細田監督は死者の国をCG技術などを駆使しながら圧倒的なリアリティと規模感で描いている。群衆は走る人のモデルを様々なパターンで作成している。
髪の毛で感情を表現することも細田監督の演出。通常のCGアニメーションはコンピューター上で作品を制作するが細田監督は手描きならではの躍動感を活かすため本来は必要のないレイアウトをあえて作成。躍動感ある手描きを元に緻密なCGの表現を加えていく。
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細田監督は声の収録でも通常とは異なる手法で取り組んでいる。通常は完成したアニメーションに声を吹き込んでいくが今回は映像を作る前に俳優の声を先に収録するプレスコという手法を取った。先に収録した俳優の細かな演技をアニメーションに反映しキャラクターに命を吹き込んだ。
「果てしなきスカーレット」には今の社会に向けた特別な思いがあった。「果てしなき」には2つの意味が込められている。1つは争いが「果てしなく続く」、もう1つは争いを無くしたいという人々の思いもまた「果てしなく続く」ということ。
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